マスターデュエルでマスター1到達した程度のジェムナイト好きによるカード解説
ご挨拶
こんにちは、はじめまして。ジェムナイトのカード解説をさせていただきますMATSUOと申します。
私は子供の頃OCGを触り引退。だいぶ年月が経った頃、昔好きだった岩石族のデッキを作ってみようかな~と軽い気持ちでデュエルリンクスに手を出しジェムナイトが好きになった木っ端のデュエリストです。
現在OCGは全く触っておらず、せいぜい実績と言えるのはマスターデュエルでジェムナイトでランクマッチ最高ランクのマスター1に行った程度です。↓その時のデッキレシピ。(2024年2月)
遊戯王 デッキレシピ 詳細 | 遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ - カードデータベース
そんな程度の人間がジェムナイト語るには知識不足かと思いますが、私なりの所感、カード1枚1枚に対する感想、使い方知識など共有したいな~~と思いこのnoteを立ち上げてみました。
拙い文章でありますが、どうぞよろしくお願い致します。
2024年10月29日
MATSUO
なお、非常に多くのカードが存在するので気になったカードを目次からさっと探してみていただければと思います。
あくまでmatsuo視点のカード解説なのでご留意くださいませ。
note記事のサイドに目次を表示する機能がほしい…。
ジェムナイト通常モンスター 5種
ジェムナイトはラズリー、オブシディアなどの効果で通常モンスターを拾い上げてさらに展開を伸ばすことができる。下級モンスターは専用の融合体が居るので、どれを採用するかで個性が分かれるだろう。
ジェムナイト・ラピス
ラピスラズリの融合素材。ラピスラズリがバーン効果及びデッキ・EXデッキから墓地にジェムナイトモンスターを送れる強力なカードの為、デッキに入れる優先度が高い。
ジェムナイト・ガネット
ルビーズの融合素材。炎族融合のマディラの素材にも適する。
融合体はどちらもバトルに関係する効果で墓地送りしてマスターダイヤのコピー先となることも多いので現在は融合素材としてはそこまで採用されていないかも。
ジェムナイト・サフィア
アクアマリナの融合素材。水族融合のアメジスの素材にも適する。
アクアマリナはバグースカ、スキルドレイン対策として有効なのでそれらを重くみるときに採用したい。アメジスを出して伏せ除去を狙ってもいい。
融合先の使い分けができるので素材としてなかなかに優秀。
ジェムナイト・ルマリン
パーズの融合素材。雷族融合のプリズムオーラの素材にも適する。
融合先のパーズはマスターダイヤのコピー先として墓地に落として使うことが多いが、プリズムオーラは表側カードを能動的に破壊できると優秀。
実は雷族通常モンスター最高攻撃力・守備力保持者。
ジェムナイト・クリスタ
ジェムナイトの上級モンスター。専用の融合先が無いため、融合主体よりもバニラサポートをふんだんに積んだ専用構築クリスタビートで活躍する。
彼に関してはストーリー面での功績が多く是非デュエルターミナルのストーリーを追ってみてほしい。
岩石族通常モンスター最高攻撃力保持者。
ジェムナイトデュアルモンスター 3種
フィールド・墓地に存在するときに通常モンスターとして扱い、フィールドに居る時召喚権を使うことで効果を得るカード群。ジェムナイトのデュアルは効果の差はあるが手札を1枚増やす効果となっている。
召喚権を使わなければいけない為、オブシディア、セラフィ、ネピリムの効果を使うなど、使いこなすには工夫が必要だ。現代遊戯王だと召喚権の重さから使いにくいカードか。
ジェムナイト・サニクス
炎族融合のマディラの素材に適する。デュアル召喚後、戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送ったときジェムナイトカードサーチ。
戦闘破壊時と遅い上に現在はジェムナイトカードのサーチ手段が増えた為使いづらいか。
ジェムナイト・アイオーラ
水族融合のアメジスの素材に適する。デュアル召喚後、墓地のジェムモンスターを除外しジェムナイトカードサルベージ。
墓地除外は「ジェム」モンスターでもいいので墓地で持て余したジェムレシスなどを除外して効果を使える。
ジェムナイトカードを何でも回収できるのでジェムナイト・ディスパージョンを拾えるのが役に立つこともあるかもしれない。
ジェムナイト・アンバー
雷族融合のプリズムオーラの素材に適する。デュアル召喚後、手札のジェムナイトカードを墓地に送り、除外状態のモンスターをサルベージ。
除外状態のモンスターならジェムナイトでなくてもサルベージできる。ジェムナイト・フュージョンをコストにしていきたい。
ジェム効果モンスター 4種
「ジェム」モンスターなので「ジェムナイト」の融合素材としてはやや使いづらく墓地のジェムナイト・フュージョンを回収する為のコストにならないがファントムルーツの素材になることはできる。
ジェムレシス
召喚時にジェムナイトモンスターをサーチ。召喚権はできるだけこのカードに切ってあげたい。
効果無効にされても盤面に残っていればファントムルーツの素材にして展開を伸ばすことができるので相手の妨害に探りを入れられるのも強み。ターン①も無いのでセラフィやネピリムで召喚権を増やせばその分活躍する。
最初期は貴重なサーチ効果持ちとして強いカードだったが、先行ワンキルが開拓されるにつれあまり使われなくなっていった。だが2022年発売のパワーオブジエレメンツで追加されたクォーツやブリリアントローズをサーチして後攻ワンキル展開の主軸になるカードとなり、今回ターミナルワールド2新規で非常に強力な始動札かつ展開を伸ばせるカードとして機能するようになった。
ここまで強いカードに変貌するとは過去のジェムナイトを知る人からすると予想だにしていなかっただろう。
ジェムタートル
リバース効果でジェムナイト・フュージョンをサーチ。最初期はこのカードしかジェムナイト・フュージョンをサーチできるカードが居なかった。リバース効果で遅く、既にフュージョンを持っている場合持て余してしまうなど欠点がある。
ジェム・マーチャント
ダメステ時に手札から墓地に送り、地属性通常モンスターの攻守1000アップ。ジェムナイトというより、地属性通常モンスターをサポートするカード。通常モンスターを有するとはいえ融合主体のジェムナイトでは使いにくいだろう。
正直マイナーなカード、裏を返せば相手に絶対警戒されることがないカードでもある。意識の外から不意をつけるかも。
ジェムエレファント
①の効果はフィールドの自身をバウンス。②の効果はダメ計時に通常モンスターを墓地に送り守備力1000アップ。正直…使うことが無い…。
ジェムナイト効果モンスター 9種
様々な効果を持つモンスターを駆使して大量展開と強力なモンスターの融合召喚に繋げよう。
ジェムナイト・ラズリー
効果で墓地送りすると通常モンスター回収。
効果での墓地送り方法としては各種融合、ラピスラズリ効果、クリスタルローズ効果、ネピリムの蘇生効果時手札墓地送り、ブリリアントダイヤの場からジェムナイト墓地送りして融合モンスターを出す効果。など数多く存在する。
「効果」で墓地に送る必要があるので、プリズムオーラ、ブリリアントローズの効果発動「コスト」ではラズリーの効果は発動できない。
ターン1がないので何度も利用して融合回数の荒稼ぎをするのはジェムナイトの常套手段だ。
ジェムナイト・オブシディア
手札から墓地に送られた場合、レベル4以下通常モンスター蘇生。ラズリーと違ってコストでもいいが手札から送る必要がある。
個人的にはブロックドラゴンともども採用し先行ワンキルで展開の底上げとして活躍するイメージ。デュアルモンスターを蘇生出来ればデュアル召喚の手助けにもなる。
ジェムナイト・アレキサンド
自身をリリースしてデッキからジェムナイト通常モンスターを特殊召喚。基本的に上級モンスターであるジェムナイト・クリスタを中心としたデッキで活躍する。実はターン1がないので春化精などでこのカードを蘇生してクリスタを複数出す動きも出来る。
「原石」など通常モンスターサポートを使うデッキなら最新のジェムナイト構築でも展開の最後にクリスタを着地させる為に採用するのもオシャレかも。
ジェムナイト・エメラル
自身と通常モンスターを除外し融合ジェムナイトを蘇生する。非常に効果コストが重い…。トークンをコストにするなど消費を抑えたい。
ジェムナイト・クォーツ
天使族でローズダイヤの融合素材に適する。
①の効果は相手の場にモンスターが居る時、手札からこのカードを捨ててブリリアント・フュージョン又はスキャッター・フュージョンをセットできる効果。発動後EXからジェムナイトしか出せなくなる制約。
ドロール&ロックバードに引っかからないが墓穴の指名者に注意。一応未来融合もセット可。
②の効果は融合素材となった場合ジェムナイトモンスターを選んで回収。ラズリーと違い効果モンスターを回収できる。一応EXのモンスターをデッキに戻すことも出来る。
①の効果の為、主に後攻ワンキルで活躍できるが自分でブラックガーデンを貼ったり、相手がサイフレームγを使うなどした場合に条件を満たすこともある。
クリスタル・ローズ
実はジェムナイトではないけれど、ここに記載。
光属性・岩石族でセラフィの融合素材に適する。
①の効果は手札デッキからジェムナイト(又は幻奏)を墓地へ送り名称コピー。
②の効果は墓地の融合モンスターを除外して自己蘇生
①の効果でジェムナイトになりつつラピスなどの素材名称をコピーしたり、ラズリーやネピリムを墓地へ送って効果起動もできる。①の効果は名称ターン1ではないので複数回出せればその分使用できる。
このカード自身はジェムナイトではないので、手札でブリリアントローズなどの効果コストにできず、ヴェーラーなどで効果無効にされるとファントムルーツの素材になれない。通常召喚して使う場合、初動としてはジェムレシスと比べリスクが大きい。
ネピリムの追加で1枚始動としても機能するようになり、また自己蘇生効果で展開を伸ばすことができる。スプライト・スプリンドの効果で墓地に送るのもオススメ。
ブリリアント・ローズ
ルール上ジェムナイト扱い。
光属性・岩石族でセラフィの融合素材に適する。
効果を無効にされてもジェムナイト扱いなので安心。
①の効果は手札のジェムナイト(又は幻奏)をコストで捨てて特殊召喚。
出来るだけジェムナイト・フュージョンやネピリムなどコストにしやすいカードを送って特殊召喚したい。ジェムナイト名称ではない任意のカード、それこそクリスタルローズを捨てて特殊召喚できればもっとよかったのだが…
②の効果はEXデッキからジェムナイト(又は幻奏)をコストで送り、カード名、種族、属性コピー。種族などをコピーする効果そのものはオマケで融合ジェムナイトを送ってマスターダイヤのコピー先を作るのが本命。ファントムルーツの墓地融合の素材供給目的でも積極的に墓地肥やししたい。
コストで送るので無効にされても問題ない。むしろそこでヴェーラーなど釣れれば嬉しいところ。
デッキにピン差しするとなにかと便利なカード。
ジェムナイト・ネピリム
2024年11月23日発売のターミナルワールド2の新規。
光属性・天使族でセラフィ、ローズダイヤの融合素材に適する。
①の効果は召喚・特殊召喚時にジェムナイトのサーチ。ジェムナイト魔法もサーチできる万能効果。効果使用後メインフェイズの間バーンダメージ半減。
②はジェムモンスターの召喚
③は手札デッキから墓地へ送られた場合、効果で手札を1枚墓地送り自己蘇生。
①のサーチ効果②の召喚効果③の自己蘇生効果があるため手札デッキからネピリムを墓地に送ることができる効果は全て展開につながるようになった。
ネピリムをデッキから墓地に落とすカードとしては、ジェムナイト・ディスパージョン、スキャッター・フュージョン、ブリリアント・フュージョンのデッキ融合。他、クリスタルローズ、ジェムナイト・ラピスラズリ、宣告者の神巫、おろかな埋葬、シャドールフュージョンなどなど。
①の効果でディスパージョンサーチ→ディスパージョンでジェムレシスサーチ→②の効果でジェムレシス召喚とすることで展開を伸ばせる。②の効果はデュアルモンスターのサポートにもなる。
手札コストで送っても③の効果は発動できるので禁じられた一滴などでコストとして送って特殊召喚を狙ってもいい。
またレベル4かつ②の効果でジェムの召喚が出来るのでランク4に非常に行きやすくなった。
一切特殊召喚を行わずレベル4を2体並べられるのでエクソシスター新規としても期待されているとか。
ジェムナイト・ヴォイドルーツ
2024年11月23日発売のターミナルワールド2の新規。
闇属性・悪魔族で融合素材に適する融合先がない。
①はデッキからコストで通常モンスタージェムナイト又はジェムナイト・フュージョンを落として手札から特殊召喚
②は相手の効果発動時、墓地の自身含めジェムナイト3枚除外し効果無効+ジェムナイトの攻撃力1000全体強化
①の効果で特殊召喚しつつファントムルーツのリンク召喚に繋げたり、フュージョンを墓地に落としてジェムナイト・ディスパージョンのデッキ融合条件を満たしたりできる。
通常モンスターを落としてファントムルーツなどで融合するための準備をしてもいい。ラピスを落として、ラピスラズリを出しやすくしておくなど柔軟な選択肢も状況をみて考えたい。
②はジェムナイトでは唯一の万能妨害効果。さらに攻撃力1000アップ。墓地の自身を含め3枚もコストが必要だが魔法カードでもいいのでディスパージョンなどを除外してもいい。
この手の「効果を無効」はダメージステップで発動できない。裁定をしっかり確認したい。
ジェムナイトEXデッキモンスター 16種
全ての融合モンスターに使い道があるデッキデザインが美しいジェムナイト。正直全部採用したいが数が多いのでEXデッキの枠は常にカツカツだ。原則として「ジェムナイト」モンスターを融合指定しているので融合体含め全てのジェムナイトは融合素材になると言える。墓地へ送って発動する効果が非常に多く、次元の裂け目などにはとても苦労する。
ジェムナイトレディ・ラピスラズリ
融合素材はラピス+ジェムナイトモンスター。
1ターンに1度しか特殊召喚できない。
効果はデッキ・EXデッキからジェムナイトモンスターを墓地へ送り、場の特殊召喚されたモンスターの数×500ダメージ
非常にバーン火力が高く先攻ワンキル展開も数多く考えられてきた。相手の場のモンスターの数も参照する。
EXからマスターダイヤでコピーする用のモンスターを送る、又はデッキからラズリー、ネピリムを落としてそれらの効果を発動してアドを稼ぎたい。
新規のネピリムを墓地に落とせるようになった為、このカードを特殊召喚するだけで展開を伸ばせるようになった。各種サーチでラピスラズリの融合をできるように構えればそれだけ展開の貫通力が増すように。
ネピリムとジェムナイト・ディスパージョンのサーチ効果を使ったあとはバーンダメージが半分になるので要注意。
ジェムナイト・ルビーズ
融合素材はガネット+ジェムナイトモンスター。
①はジェムモンスターをリリースし、そのモンスターの攻撃力分、自身の攻撃力強化。
②は貫通効果。
すでに攻撃力がアップしている分も加算できるので、複数ルビーズを出して重ね掛けもできる。ネピリムでランク4が立てやすくなったので、No.60 刻不知のデュガレスの攻撃力倍化効果も使えば、1撃ワンキル火力にしやすい。
厄介なリバース効果、墓地効果持ち、戦闘破壊できないモンスター相手などに1撃でワンキルまで持っていきたいときに使おう。
ジェムナイト・マディラ
融合素材はジェムナイトモンスター+炎族
効果はこのカードの戦闘時、攻撃宣言時からダメージステップ終了時まで相手の効果発動封じ。
攻撃力は低めの為、マスターダイヤでコピーすることを前提にしたい。双穹の騎士アストラムなどを安全に処理することができるが、相手依存でやや採用優先度は低め。それらのカードが増えてきたときに対策として採用したい。
攻撃宣言時からダメージステップ終了時の間なら自分が速攻魔法カードなどを使う場合も相手は効果を発動できない。何かしらのコンボに活用できるかも。
ジェムナイト・アクアマリナ
融合素材はサフィア+ジェムナイトモンスター。
①は攻撃後バトルフェイズ終了時に守備表示に変更
②は場から墓地へ送られた場合、相手の場のカード1枚を対象に取り手札バウンスする強制効果
①は攻撃後に守りを備えられるがこのカードで攻撃することは少ないのであまり使う機会はない。勿論あって困る効果ではない。
②が本命の効果。貴重な破壊以外の除去で、主にバグースカ、スキルドレインの除去として活躍できる。
他の効果とチェーンを組むことで相手のアポロウーサなどを無理やり除去できるテクニックがある。(例:アクアマリナを素材にファントムルーツをリンク召喚するとアクアマリナ効果チェーン1→ファントムルーツ効果チェーン2になるので、アポロウーサはファントムルーツの効果しか無効に出来ない)
強制効果の為、効果発動順番が任意効果より先になり、自由にチェーン順を組み替えられないのはおしいところ。
ジェムナイト・アメジス
融合素材はジェムナイトモンスター+水族
効果は場から墓地に送られた場合、場のセットされた魔法罠を全て手札バウンスする強制効果。
アクアマリナと比べると、いっぺんに相手のセット魔法罠をバウンスできるが、表側しかバウンスできないのでチェーンして永続罠を発動されるとそのカードをバウンス出来ないところが劣る。
できるだけ魔法罠の除去はハーピィの羽根箒などの汎用札で除去した方が信頼性はある、墓地効果持ちの罠も増えているので一概には言えないが。
水族と融合できるので水族ティアラメンツとシナジーがあり、ティアラメンツとジェムナイトで融合し、ティアラメンツの墓地効果でデッキ戻し融合をすることでアメジスを連続して出すことができる。
ティアラメンツ側としても水族ジェムナイトとティアラメンツでキトカロスを出すことができる。その為、まれにブリリアント・フュージョンが出張されているとか。
ジェムナイト・パーズ
融合素材はルマリン+ジェムナイトモンスター。
①は2回攻撃できる永続効果
②は戦闘で相手モンスター破壊して墓地に送った場合、そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える強制効果
攻撃力1800と低めなので何かしらの戦闘補助か、マスターダイヤでコピーして使うのが基本となる。
攻撃力が下がった相手でも与えるバーンダメージは元々の攻撃力を参照するため、「禁じられた一滴」と非常に相性がいい。
仮にトパーズをコピーした攻3200のマスターダイヤで攻3000の相手を攻撃すると戦闘ダメージ200+効果ダメージ3000=3200ダメージ。禁じられた一滴で攻撃力を半減させると1700+効果ダメージ3000=4700となる。攻撃力が高いモンスター2体を一滴で攻撃力を減らせば、ほぼワンキル出来る。
欠点もある。
墓地に送らないといけないのでペンデュラムモンスター及び、何かしらの効果・制約で墓地に送られない状態のモンスターを戦闘破壊してもバーン効果は発動しない。
また、黒魔女ディアベルスターのような自己蘇生効果でパーズの効果処理時に墓地に居ない場合効果が不発になる。
モンスターを戦闘破壊した結果、相手の場が空になった場合、パーズの強制効果発動時にサイフレームγの効果発動条件を満たしてしまい、無効破壊されつつ壁を作られてしまう。
うっかりミスでワンキル出来なくなることも多々あるので注意。(n敗)
ジェムナイト・プリズムオーラ
融合素材はジェムナイトモンスター+雷族
効果は手札のジェムナイトをコストで墓地へ送り、表側カード1枚を対象にとり破壊する。
3素材アポロウーサを絶妙に超える2450打点。厄介なモンスターや永続魔法罠フィールド魔法を破壊していきたい。名称ターン1もないので複数体出して連打も効く。
次元の裂け目が発動している場合、モンスターを墓地に送って効果発動はできないが、ジェムナイト魔法カードを墓地へ送って効果発動はできる。マクロコスモス発動中はどちらもできない。
このカードに限ったことではないが、ジェムナイトは「墓地へ送り」発動する効果が非常に多く、除去はアメジス以外「対象を取る」効果しかない。墓地除外による墓地メタ及び、対象耐性相手の除去はジェムナイトの苦手分野である。
ジェムナイト・パール
素材はレベル4モンスター×2
汎用ランク4としてエクシーズ期最初期に活躍した。効果のないモンスターでランク4は他にも出したいカードが多い為、現在はあまり使われない。効果のないモンスターをサポートする天威と組み合わせて使うといいかも。
ダイガスタ・エメラル
素材はレベル4モンスター×2
ジェムナイトではないが一応ここに記載。汎用のランク4モンスター。
効果はX素材を1つ取り除き、墓地のモンスターを3体戻して1ドロー、又は効果モンスター以外のモンスター蘇生。
パールやジルコニアを蘇生できるが、ジェムナイトでは決してランク4を中心とはしていないためあまり採用されない。墓地回収でのループコンボなどで活躍する印象。
ジェムナイト・ジルコニア
融合素材はジェムナイトモンスター+岩石族
ジェムナイトは岩石族の比率が高く、ジェムレシスも融合素材にできるため融合が容易。デッキの安定化のため、1枚は採用しておきたい。
2体融合の中でもっとも攻撃力が高い。効果を持たないので「一回休み」などの効果モンスターメタに強く出れる。
ジェムナイト・セラフィ
融合素材はジェムナイトモンスター+光属性
召喚権を1回増やす永続効果を持つ。
素材指定が光属性を要する為、ジェムナイトではクリスタル・ローズ、ブリリアント・ローズ、ジェムナイト・ネピリムを融合素材にする。デッキ融合でそれらを墓地に送る目的でも採用が見込める。
展開の底上げ要員。単純に召喚権が1増やせるので、ブリリアント・ローズの特殊召喚コスト消費を抑えて場に出したり、ジェムレシスの召喚効果を複数つかったり、デュアル召喚のサポートをしたり。1枚採用してると便利なことが多い。
通常召喚を1回もしてないターン、セラフィが居る状態で通常召喚をした場合、セラフィの効果で増えた召喚権を使用した扱いとなり、その後セラフィが場を離れた後でも、まだ通常の召喚権が残っているため召喚をすることができる。
その素材の優秀さと効果からブリリアント・フュージョンともども出張採用されることも。デッキ融合で天使族レベル5特殊召喚、光属性墓地送り、召喚権+1ができる。
ジェムナイトマスター・ダイヤ
素材はジェムナイト3体。
①は墓地のジェムモンスター×100攻撃力アップする永続効果。
②はレベル7以下の融合ジェムナイトを1体除外し効果と名称のコピー。
①の効果は微々たる量だがこの効果で基本的に攻撃力は3000を超える。
②の効果コピー先としては2回攻撃+戦闘破壊時バーン効果のパーズ、バーン効果+デッキ・EXデッキから墓地にジェムナイトを送るラピスラズリが筆頭候補。複数回出してラピスラズリの効果を使って先行ワンキルも可能にする。
アクアマリナ、アメジスはコピーしても墓地で発動する効果なので意味がない。(墓地に送られたタイミングでコピー効果はなくなる)
またレベル8以上のローズダイヤ、ブリリアントダイヤなどを効果コピーすることはできない。
効果コピー先を墓地に送るにはブリリアント・ローズやラピスラズリの効果などを利用するのが楽。また新規のジェムナイト・ディスパージョンの融合効果や、ジェムナイトマスター・ダイヤ-ディスパージョンで展開したモンスターを利用してもいいと思う。
素材が3体と重い為、デッキ融合や、ファントムルーツの墓地除外戻し融合、ブリリアントダイヤの効果で出来るだけ出すようにしたい。
デッキ融合先としては同じ3体融合のブリリアントダイヤとは違い、1ターンに何度も特殊召喚できるので使い分けよう。
なお、「墓穴の指名者」でマスターダイヤがコピーしたカードと同名カードを除外されているターンでも効果は無効にならない(墓穴の指名者は”元々”のカード名が同じモンスターの効果を無効にする効果)
ジェムナイトレディ・ブリリアントダイヤ
素材はジェムナイト3体
1ターンに1度しか特殊召喚できない。
効果は自分の場のジェムナイトを効果で墓地に送り、EXデッキから融合ジェムナイトを召喚条件を無視して特殊召喚。
効果で墓地に送る際、次元の裂け目などで除外される場合、モンスターが除外されその後ジェムナイトを出す効果が不発になる。
またこの効果で出したカードは蘇生制限を満たさないので注意。
元々の攻撃力が1番高いジェムナイト。マスターダイヤと同じ素材で、デッキ融合や、ファントムルーツ効果で消費を抑えて出したい。
個人的にはファントムルーツ効果で出すのがオススメ。展開の最初にデッキ融合などで出すと、1ターンに1度しか出せない制約が重くなる。またファントムルーツ効果で出したモンスターは直接攻撃できないので、場ががら空き状態のときはファントム効果で出した自身を墓地へ送って他のモンスターを出してトドメといった動きも出来る。
ただそこのポジションは今後はダイヤ-ディスパージョンに取って代わられるかもしれない。
デッキ融合で展開の最初に出すなら、効果を使って相手の動きを見たり、増殖するGを投げられたターンに少ない展開で後攻ワンキルするのが狙い目。↓少ない展開でワンキルを狙う例
https://x.com/matsuo_kakuge/status/1755613417870913937
ジェムナイト・ファントムルーツ
素材はジェムモンスター2体
①の効果はリンク召喚成功時にジェムナイトカードサーチ
②は1000LPを支払い墓地・除外状態のモンスターをデッキ戻し融合。出したモンスターはこのターン直接攻撃できない制約。
とにかく緩い条件で出せるリンクモンスターというだけで破格でありジェムナイト・フュージョンのサーチが難しい状況を変えたジェムナイトの革命児。①でジェムナイトフュージョンやディスパージョンのサーチを基本とし、②は墓地・除外状態のカードをデッキに戻してリソース回復をしながら融合できるととにかく捨てるところがないので最優先で採用しておきたい。ジェムナイト・フュージョンの回収コストで除外されたカードも無駄なく使用できる。
①のサーチ効果を使用したときにヴェーラー等で無効にされた場合も、2体目のこのカードを出しなおして、②の効果を使うなどする場面も多く、出来るだけEXに2枚採用しておきたい。
②の効果で出したモンスターはそのターン直接攻撃できないので要注意(n敗)
ジェムナイトレディ・ローズダイヤ
素材はジェムナイト+天使族モンスター
①は相手ターン、場のジェムナイトモンスターに効果破壊を1度だけ防ぐ耐性付与
②は自分ターン、相手がモンスター効果を発動したとき墓地のジェムナイトを除外し、相手の表側カードを対象に取り破壊。
アルバスの落胤、I:Pマスカレーナ、破械神ラギアなど自身を素材にしてモンスターを特殊召喚する効果発動に②の効果をチェーンしてそれらのカードを破壊できれば不発にできる。
また、ターン1がなく、同一チェーン上でも墓地コストがある限り何度でも使える。その為、ヴェーラーなどを撃たれてもその上からさらにチェーンして効果を通すことができるので、相手が知らなければモンスター効果での妨害を一気に消費させることも可能。モンスター効果にしか反応しないので事前に罠除去はできるだけしておきたい。
天使族を融合素材としているので剣神官ムドラなどと相性がいい。スキャッター・フュージョンで墓地に剣神官ムドラを送って、相手の墓地カードをバウンスできる。
余談だがこのカードが出た2年後にほぼ上位互換ともいえる効果を持つライゼオル・デッドネーダーが現れた。…とてもうらやましい。
ジェムナイトマスター・ダイヤ-ディスパージョン
2024年11月23日発売のターミナルワールド2の新規。
素材はジェム3体
①の効果は自分・相手メインフェイズにこのカードを墓地へ送って発動。EXデッキ・墓地から岩石族以外の同名を除く「ジェム」モンスターを3体まで召喚条件を無視して特殊召喚
②は融合ジェムナイトが戦闘破壊された時、墓地から自身を特殊召喚する効果。
素材指定がジェム3体と少しゆるく、ジェムレシスなども素材にできる。
①の効果で岩石族以外の様々な融合ジェムナイトを複数体出すことができる。同名モンスターは1体までしか出せず、効果発動後はEXからは融合モンスターしか出せないので注意。
この効果は召喚条件を無視しているので蘇生制限を満たさない。また蘇生制限を満たしていないモンスターを墓地から蘇生することもできない。
一応相手ターンのメインフェイズに効果が使えることを活かしてクロシープの蘇生効果を相手ターンに使うと行ったことも出来るか。虹光の宣告者を使いまわすと強いかも。
②は融合ジェムナイトが戦闘破壊された時に自己蘇生。アクアマリナを自爆特攻させて攻め込むことも状況によってはありだろうか。
相手ターンに戦闘破壊されて蘇生した場合、①の効果はメインフェイズにしか使えないので、そのまま押し切られてしまうこともあると思われる。
効果を最大限つかおうとするとEXデッキを大きく圧迫するが是非色んな融合ジェムナイトを採用して遊んでみてほしい。
ジェムナイト魔法・罠 10種
これでもかというぐらい融合する効果が多い。ジェムナイトが融合に特化したカテゴリであることが分かる。罠カードは高速化した現代遊戯王で使うのは難しい。
ジェムナイト・フュージョン
①は手札・場からジェムナイト融合モンスターの素材を墓地へ送り融合召喚。
②は墓地のジェムナイトモンスターを除外してサルベージ。
ジェムナイトを象徴する専用融合カード。墓地回収が容易で、ターン1がなく何度も回収しては素材の許す限り融合を行える。手札コストとしても使いやすい。サーチ手段は多いが除外された時も考え複数積みで安定感を重視してもいい。
パーティカル・フュージョン
①の効果は場のモンスター限定のジェムナイト融合。②の効果は①の効果で融合召喚後にこのカードを除外し素材にしたモンスター1体を対象に発動する強制効果。融合召喚したモンスターの攻撃力を、対象にしたモンスターの攻撃力分アップ。
融合素材に出来るのは場のモンスター限定かつこのカードはサーチが効かないのであまり使われない。それでもパワーを追い求めたいときに採用しよう。
吸光融合(アブソープ・フュージョン)
発動するターン、ジェムナイトモンスターしか特殊召喚できない制約。
デッキからジェムナイトカードサーチ、その後任意で手札、場から融合素材を除外し融合召喚ができる。
まず発動「する」ターン、ジェムナイト以外が特殊召喚出来なくなる制約が非常に重い。発動後にかかる制約ではなくこのカードを発動するためには、ジェムナイト以外のカードをこのカードの発動前含め一切ターン中に特殊召喚することができない。ジェムナイト内のカテゴリでもクリスタル・ローズが特殊召喚できなくなり、壊獣なども一切使用できない。
そのため、このカードの採用は純構築の後攻ワンキルに限られる。クォーツをサーチしてデッキ融合に繋げたり、クォーツをすでに手札に加えているならジェムナイト・フュージョンを加えたりとサーチの使い分けが効く魔法カードになる。
サーチ後に融合もできるが、融合素材を除外するため、墓地に素材を送りたいジェムナイトとは相性が悪い。状況次第で全く使わないわけではないのだが、基本的にはジェムナイト・フュージョンをサーチして融合に繋げたい。
ブリリアント・フュージョン
①は発動時にデッキからジェムナイトを墓地へ送り、融合モンスターを攻撃力・守備力0にして融合召喚。このカードが場から離れた時にそのモンスターは破壊される。
②は手札の魔法カードをコストに発動し、このカードの効果で出した融合モンスターの攻守を元々の数値分アップ
ジェムナイトが誇る最強のデッキ融合。OCGとマスターデュエルで制限カード。海外では禁止カード。
攻守0のデメリットこそあるもののデッキから素材を落として大量のアドを稼ぎつつ融合モンスターを出せる。
特殊召喚制限などは一切なく、あらゆるデッキに出張採用されるポテンシャルがある。
サーチは難しく、相手の場にモンスターが居る時にクォーツの効果を使うか、捕食植物ギミックを出張してダーリングコブラの効果を使用するぐらいしか中々現実的な方法がない。
純構築のジェムナイトにおいては後攻で相手の場にモンスターが居る時にクォーツ効果でセットするのが基本。
基本的に3体融合のマスターダイヤなどを融合先として、墓地に送る融合素材は通常モンスタージェムナイト、ラズリー、クォーツ、ネピリム、クォーツ効果でサルベージしたいジェムナイトモンスターなどを自由に選んで送る。
ジェムナイトの融合先には炎族、水族、雷族、天使族、光属性をそれぞれ融合素材にできるのでそれらを墓地に送りたいとき、クロシープを先出しできていれば蘇生したいモンスターを送るなどでき、出張採用もされる。
スキャッター・フュージョン
相手の場にモンスターが居る時に①の効果を発動でき、融合素材をデッキから墓地に送り、岩石族以外のジェムナイトを融合召喚。このカードが場から離れたらそのモンスターは破壊される。発動後はEXからジェムナイトしか出せなくなる制約あり。
岩石族以外のジェムナイトしか融合できないブリリアント・フュージョンの調整版。ブリリアント・フュージョンと違ってカードの発動時は融合せず、一旦カードの発動をして、次に①の効果の発動をする。その為、神の宣告などでカードの発動を無効にされた場合、まだ①の効果を使っていない状況なら、2枚目を出して①の効果を発動できる。
相手の場にモンスターが居ないと効果の発動が出来ない、岩石族ジェムナイトの融合が出来ないとブリリアント・フュージョンと比べ弱さが目立つが、攻守が0にならない、ターンをまたげば繰り返し使えるなど長所もある。
新規のネピリム、ヴォイドルーツ、ジェムナイト・ディスパージョンが来たことでこのカードから大きく展開し、1ターン中にデッキ融合を計3回も打つこともできるようになった。後攻では頼りになるカード。
ジェムナイト・ディスパージョン
二つの効果を選択し、それぞれ1ターンに1度発動できる。
一つ目はジェムナイトの融合効果、手札と場の素材に加え、墓地にジェムナイト・フュージョンが存在すればデッキ・EXデッキの岩石族以外のモンスターも2体まで素材に出来る。
ジェムナイト・フュージョンを墓地に落とす条件はヴォイドルーツの効果で満たせる。ただ岩石族はEXデッキ、デッキから墓地に落とせないので、ラピスラズリを墓地に送ったり、ラズリーを送って通常モンスター回収などはできない。
ネピリムやクォーツを送ってアドを稼ぐのが基本になるか。EXデッキからも墓地に送れるのでマスターダイヤのコピー先を用意して少ない展開で倒しきりしたいときは応用したい。
二つ目の効果はジェムモンスターサーチ。除外からも拾える。ジェムナイトモンスターを何でもサーチできるが初動のジェムレシスを持ってくるのが基本になるか。サーチしたあとはメインフェイズ中効果ダメージが半減する。
二つの効果をそれぞれ同一ターンに使用でき、複数引きしても腐らない大変優秀なカード。迷わず3積みしていいと思います。
ジェム・エンハンス
場のジェムナイトをリリースして墓地のジェムナイトを蘇生する効果。
このカード自体は展開に関与しないため、現代は採用されない。このカード自体が出た当時はリビングデッドの呼び声が制限カードの時代だった。アクアマリナをリリースして効果を使ったり、バトルフェイズで攻撃し終わったモンスターをリリースして出し直し連続攻撃に繋げよう。
輝石融合(アッセンブル・フュージョン)
手札、場のモンスターを素材にジェムナイトを融合召喚する通常罠。
登場当時は4枚目のジェムナイト・フュージョンとして採用されていたと思われる。相手ターンにアクアマリナを巻き込んで融合して妨害としたり、バトルフェイズ中に追撃の為に融合してもいいか。ただその場合でも超融合などのほうが使いやすいかもしれない。
廃石融合(タブレット・フュージョン)
墓地の融合素材を除外してジェムナイトを融合する効果。エンドフェイズに破壊されてしまうのを逆手に相手エンドフェイズにアメジスを出して自壊、相手の場の魔法罠をバウンスするなどできる。
ブリリアント・スパーク
①場のジェムナイトが相手モンスターの攻撃または相手に効果破壊された場合そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える
②手札のジェムナイトをコストにサルベージ
瞬間的に与えるダメージは大きいが相手依存で使い勝手は悪い。不意を打つようにバーンダメージを与えたいなら使えるだろうか。
終わりに
全てのジェムナイト関連カードを書いてみました。ダイガスタ・エメラルなどは厳密には違いますが47種類もあったんですねぇ…。noteを使うのも初めてなので正直見づらいのかなと思います汗
古くから少しづつ新規を増やしていただいているあたり公式からは愛されているカテゴリだとは思います。次に販売される新規で多くの方がジェムナイトを握りその魅力に気づいてほしいと思ってます。
ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。
matsuo