松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問99-122【衛生】論点:栄養素 / ビタミン 摂取基準
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松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問99-122【衛生】論点:栄養素 / ビタミン 摂取基準
第99回薬剤師国家試験|薬学理論問題 / 問122
Q. 「日本人の食事摂取基準(2010年版)」において耐容上限量が設定されているビタミンはどれか。
選択肢|
1. ビタミンB1 2. ビタミンE 3. ビオチン 4. ビタミンC 5. ビタミンA
(論点:栄養素 / ビタミン 摂取基準)
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滝沢 幸穂
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13236 文字|26分(500文字/min)- 38分(350文字/min)
はじめましょう。
栄養素を論点とした問題は毎年出題されます。
「論点:栄養素」でくじけてしまうと、この先、衛生の問題を解いていくモティベーションにかかわりますので、勢いをつけておきましょう。
栄養素を論点とした過去問題の対策を強化することは有効です。
薬剤師国家試験|論点:栄養素
問97-16
問100-16
問101-16
問97-121
問98-121
問99-122
問101-121
問99-226
問99-227
問100-226
問100-227
など
松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問99-122【衛生】論点:栄養素 / ビタミン 摂取基準
こんにちは!薬学生の皆さん。BLNtです。解説します。薬剤師国家試験の衛生から、栄養素 / ビタミン 摂取基準を論点とした問題です。
第99回薬剤師国家試験【衛生】薬学理論問題の問122(問99-122|論点:栄養素 / ビタミン 摂取基準)では、ビタミンについての理解を問われました。選択肢から正解を選ぶ薬学理論問題でした。
苦手意識がある人も、この機会に食事の摂取基準 / ビタミンについての基礎を一緒に完全攻略しましょう!
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2019/07/11 18:45 公開 https://matsunoya.thebase.in/blog/2019/07/11/184500
目次|
ビタミンの摂取基準 総論
ビタミンの摂取基準 各論
1|論点:ビタミンB1 / 摂取基準
2|論点:ビタミンE / 摂取基準
3|論点:ビオチン / 摂取基準
4|論点:ビタミンC / 摂取基準
5|論点:ビタミンA / 摂取基準
参考資料|
栄養素に関する最新の詳細な情報としては、厚生労働省ホームページの「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」報告書 平成26年3月28日( http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000041824.html )に科学的かつ目的に合った情報が記載されていますので、一読することをお勧めします。報告書の総論(策定方針、策定の基本的事項、策定の留意事項、活用に関する基本的事項)から、2. 策定の基本的事項
2-1. 指標の概要の部分を読んでまとめると、栄養素の指標を論点とした設問の論点理解に役立つと思います。
YouTube|
※論点解説動画で予習・復習ができます。
※再生リストから順番に連続してご覧いただくことができます。
→ https://www.youtube.com/watch?v=13Zdt1nz4YM&list=PLuPATLvMiAKpdVT90e8Ych_f4rv7ONH4R&index=12
YouTube再生リスト|走る!「衛生」論点:栄養素
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走る!「衛生」Twitter Ver. 栄養素/第99回-問122|
薬剤師国家試験対策ノート
→ https://youtu.be/13Zdt1nz4YM
ポイント|
厚生労働省の「【A】策定検討会」報告書によれば、【B】としては、【C】を目的として【D】および【E】を設定する。
また、【F】による【G】の回避を目的として「【H】」を設定する。そして、【I】の予防を目的として「【J】」を設定する。
【H】が設定されているビタミンは、【K】ビタミンでは、【L】であり、一方、【M】ビタミンでは、【N】である。
※穴埋めの回答は論点解説の後にあります。
論点解説|
ビタミンの摂取基準 総論|
栄養素の指標について解説します。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」報告書によれば、各指標の目的は図のようになります。
すなわち、摂取不足の回避を目的として「推定平均必要量」および「推奨量」を設定します。また、過剰摂取による健康障害の回避を目的として「耐容上限量」を設定します。そして、生活習慣病の予防を目的として「目標量」を設定します。
栄養素の指標 / 概念図|
ビタミンは、水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンに分かれます。
一般的に、過剰症は蓄積による毒性なので、油に溶けやすい(=体内に蓄積しやすい)脂溶性ビタミンのほうが、水に溶けやすい(=体外に排泄されやすい)水溶性ビタミンよりも、懸念される場合が多いと考えられます。
しかしながら、過剰摂取による健康障害の回避を目的として設定される耐容上限量は、脂溶性ビタミンだけではなく水溶性ビタミンに分類されるビタミンのいくつかにも設定されています。
各栄養素の指標が設定されているものを、各論的に覚えるしかありません。
耐容上限量が設定されているビタミンは、脂溶性ビタミンでは、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンEです。一方、水溶性ビタミンでは、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸です。
以下に、ビタミンの耐容上限量の設定の有無を示します。
耐容上限量の設定の有無 / ビタミン|
追記|
基準が策定されている指標を、各栄養素ごとに、厚生労働省の上記報告書から一覧で示します。
より深い学びとしては、生活習慣病と目標量との関係を理解し、目標量が設定された栄養素を覚えてください。
また、ビタミンと並んで、ミネラルの欠乏症、過剰症および必要な量、耐容上限量は薬剤師国家試験の論点となりますので、まとめておくとよいです。
基準を策定した栄養素と設定した指標(1 歳以上)
出典:厚生労働省ホームページ|日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会 報告書 I 総論(策定方針、策定の基本的事項、策定の留意事項、活用に関する基本的事項) 表3
ビタミンの摂取基準 各論
1|論点:ビタミンB1 / 摂取基準
解説します。ビタミンB1は、水溶性ビタミンです。
ビタミンB1の化学名はチアミンです。食事摂取基準はチアミン塩酸塩量として設定されました。ビタミンB1は、補酵素型のチアミンジリン酸(TDP)として、グルコース代謝と分枝アミノ酸代謝に関与しています。
ビタミンB1欠乏により、神経炎、脳組織障害が生じます。ビタミンB1欠乏症は、脚気とウェルニッケ-コルサコフ症候群が知られています。
一方、ビタミンB1過剰症としては、頭痛、いらだち、不眠、速脈、脆弱化、接触皮膚炎、かゆみなどの症状が現れます。
成人・小児(推定平均必要量、推奨量)|
水溶性ビタミンは、一般的に必要量を超えると、尿中排泄が認められるようになります。尿中ビタミンB1排泄が増大し始める摂取量を、推定平均必要量とします。
ビタミンB1は、エネルギー代謝に関与するビタミンであることから、エネルギー摂取量当たりのビタミンB1摂取量と尿中へのビタミンB1排泄量との関係から推定平均必要量を算定し、具体的には、18か国から報告された類似のデータをまとめた結果からチアミンとして 0.35 mg/1,000 kcal、チアミン塩酸塩量としては 0.45 mg/1,000kcalを 1~69 歳の推定平均必要量算定の参照値とし、対象年齢区分の推定エネルギー必要量を乗じて推定平均必要量を算定しており、推奨量は、推定平均必要量に推奨量算定係数 1.2を乗じた値としています。
過剰摂取の回避 / 耐容上限量の設定|
50 mg/kg 体重/日以上(3,000 mg/日以上)のチアミン塩酸塩の慢性的な摂取は成人において、様々な毒性を示唆する臨床症状を示すことが報告されています。
例えば、10 gのチアミン塩酸塩を2週間半の間、毎日飲み続けたところ、頭痛、いらだち、不眠、速脈、脆弱化、接触皮膚炎、かゆみが発生し、摂取を中止したところ、2日間で症状は消えたことが報告されています。
しかしながら、耐容上限量を算定できるデータは十分ではなかったことから、ビタミンB1の耐容上限量の設定はありません。
2|論点:ビタミンE / 摂取基準
解説します。ビタミンEは、脂溶性ビタミンです。
ビタミンEには、4種のトコフェロールと4種のトコトリエノールの合計 8種類の同族体が知られており、クロマノール環のメチル基の数により、α-、β-、γ-及びδ-体に区別されています。
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