松廼屋｜論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 107-228-229【物理・化学・生物、衛生／実務】論点：インフルエンザ / 予防接種法 / B類疾病 / ペラミビル / インフルエンザワクチン
第107回薬剤師国家試験｜薬学実践問題 /
問228-229
一般問題（薬学実践問題）
【物理・化学・生物、衛生／実務】
■複合問題｜問 107-228-229
Q. 70歳男性。自宅にて、39℃の発熱及び全身倦怠感を認め、同日中に呼吸困難となったため、家族が救急搬送を依頼した。救急病院に到着後、インフルエンザウイルスの迅速抗原検出キットにて検査したところ、B型陽性であり、インフルエンザウイルス感染症と診断された。なお、インフルエンザワクチンは未接種だった。また、本人からは高熱による頭痛の訴えがあった。救命救急センター担当医師と薬剤師は、治療方針について、カンファレンスを実施した。
実務
問 107-228｜実務
Q. この患者への対応について、薬剤師が提案する内容として、適切なのはどれか。2つ選べ。
■選択肢
1. レボフロキサシン水和物錠の投与
2. インフルエンザワクチンの接種
3. アセトアミノフェン静注液の投与
4. ペラミビル水和物注射液の投与
5. アマンタジン塩酸塩錠の投与
Here:
松廼屋｜論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 107-228-229【物理・化学・生物、衛生／実務】論点：インフルエンザ / 予防接種法 / B類疾病 / ペラミビル / インフルエンザワクチン｜matsunoya
衛生
問 107-229｜衛生
Q. この患者の家族から、今後のインフルエンザワクチン接種について薬剤師に質問があった。次の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
■選択肢
1. この患者が予防接種を受ける場合、インフルエンザは予防接種法におけるA類疾病に分類される。
2. この患者に対するインフルエンザワクチンの接種にかかる費用は、公的補助の対象とはならない。
3. インフルエンザワクチンの接種においては、鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のものに対してアレルギーがある場合には注意が必要である。
4. インフルエンザワクチンの接種後、この患者に健康被害が生じた場合は、予防接種法に基づいた予防接種健康被害救済制度により救済措置を受けることができる。
5. インフルエンザワクチンは弱毒化ワクチンなので、ワクチン接種によりインフルエンザを発症することがある。
Here:
松廼屋｜論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 107-228-229【物理・化学・生物、衛生／実務】論点：インフルエンザ / 予防接種法 / B類疾病 / ペラミビル / インフルエンザワクチン｜matsunoya
こんにちは！薬学生の皆さん。
Mats & BLNtです。
matsunoya_note から、薬剤師国家試験の論点解説をお届けします。
苦手意識がある人も、この機会に、【物理・化学・生物、衛生／実務】 の複合問題を一緒に完全攻略しよう！
今回は、第106回薬剤師国家試験｜薬学実践問題 / 問228-229、論点：インフルエンザ / 予防接種法 / B類疾病 / ペラミビル / インフルエンザワクチンを徹底解説します。
薬剤師国家試験対策ノート NOTE ver.
matsunoya_note｜note https://note.com/matsunoya_note
Here; https://note.com/matsunoya_note/n/n0862bd895109
松廼屋｜論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 107-228-229【物理・化学・生物、衛生／実務】論点：インフルエンザ / 予防接種法 / B類疾病 / ペラミビル / インフルエンザワクチン｜matsunoya
薬剤師国家試験対策には、松廼屋の eラーニング
「薬剤師国家試験対策ノート」
マガジン｜薬剤師国家試験対策ノート on note
👉マガジンをお気に入りに登録しよう！
このコンテンツの制作者｜
滝沢 幸穂 Yukiho Takizawa, PhD
https://www.facebook.com/Yukiho.Takizawa
お友達や知り合いに、matsunota_note で学習したeラーニングを勧めてみたい方は、いいね！、口コミ、おススメなど、よろしくお願いします！
設問へのアプローチ｜
薬学実践問題は原本で解いてみることをおすすめします。
まずは、複合問題や実務の問題の構成に慣れることが必要だからです。
薬学実践問題は薬剤師国家試験2日目の①、②、③ の3部構成です。
今回の論点解説では2日目の①を取り上げています。
厚生労働省｜過去の試験問題👇
第109回（令和6年2月17日、2月18日実施）
第108回（令和5年2月18日、2月19日実施）
第107回（令和4年2月19日、2月20日実施）
第106回（令和3年2月20日、2月21日実施）
第107回薬剤師国家試験 問228-229（問107-228-229）では、インフルエンザに関する知識を衛生および実務のそれぞれの科目の視点から複合問題として問われました。
複合問題は、各問題に共通の冒頭文とそれぞれの科目別の連問で構成されます。
冒頭文は、問題によっては必要がない情報の場合もあるため、最初に読まずに、連問すべてと選択肢に目を通してから、必要に応じて情報を取得するために読むようにすると、時間のロスが防げます。
1問、2分30秒で解答できればよいので、いつも通り落ち着いて一問ずつ別々に解けば大丈夫です。
出題範囲は、それぞれの科目別の出題範囲に準じています。
連問と言ってもめったに連動した問題は出ないので、平常心で取り組んでください。
💡ワンポイント
複合問題ですが、問107-228-229を解くうえで必要な情報は、黄色い線で示した部分です。
それ以外の情報取得は必要がないです。読んでいると時間のロスに繋がります。
問107-228は、インフルエンザに関する記述の正誤を問う問題です。
問107-229は、インフルエンザワクチンに関する記述の正誤を問う問題です。
医療用医薬品添付文書と予防接種法の理解が必要です。
冒頭文で必要な情報は、
患者の年齢（70歳）、所見（39℃の発熱、高熱による頭痛、インフルエンザワクチンは未接種）
診断（B型インフルエンザウイルス感染症）
です。
🫛豆知識 インフルエンザワクチン（季節性）
インフルエンザワクチン（季節性）に関しては、厚生労働省に一般向けの詳細ページがあるので一読しておくとよいです。
実務（患者への説明等）の知識として有用です。
出典：
以下抜粋します。
インフルエンザワクチン（季節性）
🫛65歳以上と、60～64歳で一定の基礎疾患がある方は毎年1回接種ができる。
高齢者に対するインフルエンザワクチンによって、重症な肺炎などにかかることを予防できます。
65歳以上の方と、60～64歳で一定の基礎疾患がある方は毎年1回接種ができます。
インフルエンザの概要
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。
併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状もみられます。お子様ではまれに急性脳症を、ご高齢の方や免疫力の低下している方では二次性の肺炎を伴う等、重症になることがあります。
季節性インフルエンザは流行性があり、いったん流行が始まると、短期間に多くの人へ感染が拡がります。日本では、例年12月～3月が流行シーズンです。
接種の対象者とスケジュール
＜対象＞
65歳以上の方
60～64歳で対象となる方（※）
※心臓、腎臓または呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活が極度に制限される方、ヒト免疫不全ウイルス（HIV）による免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方。
＜スケジュール＞
毎年度、秋冬に1回の接種を行います。
使用するワクチン
🫛定期接種には不活性化ワクチンであるインフルエンザHAワクチンを使用する。
インフルエンザHAワクチンを使用します。
ワクチンの安全性
季節性インフルエンザワクチンで比較的多くみられる副反応には、接種した場所（局所）の赤み（発赤）、はれ（腫脹）、痛み（疼痛）等が挙げられます。接種を受けられた方の10～20%に起こりますが、通常2～3日で消失します。
全身性の反応としては、発熱、頭痛、寒気（悪寒）、だるさ（倦怠感）などがみられます。接種を受けられた方の5～10%に起こり、こちらも通常2～3日で消失します。
また、まれではありますが、ショック、アナフィラキシー様症状（発疹、じんましん、赤み（発赤）、掻痒感（かゆみ）、呼吸困難等）がみられることもあります。
接種を受けられない方
以下の方は、接種を受けることができません。
この予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーを呈したことがある方
その他、予防接種を行うことが不適当な状態にあると医師が判断する方
また、以下のような場合は接種を受けることができませんので、治ってから受けるようにしてください。
発熱している。
重篤な急性疾患にかかっている。
接種に注意が必要な方
以下の方は、接種にあたって注意が必要なので、あらかじめ医師に相談してください。
🫛インフルエンザワクチンの成分または鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のものに対してアレルギーを呈するおそれのある方は接種にあたって注意が必要なので、あらかじめ医師に相談。
心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する方
予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた方および全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある方
過去にけいれんの既往のある方
過去に免疫不全の診断がなされている方および近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
間質性肺炎、気管支喘息等の呼吸器系疾患を有する方
本剤の成分または鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のものに対してアレルギーを呈するおそれのある方
Q&A（抜粋）
🫛不活化ワクチンの場合は、接種によってインフルエンザを発症することはない。
🫛弱毒生ワクチンの場合は、インフルエンザを発症することはある。
🫛予防接種法に基づく定期の予防接種を受けたことによる健康被害であると厚生労働大臣が認定した場合、予防接種法に基づく健康被害救済制度の対象となる。
🫛予防接種法に基づく定期接種の対象者等については、接種費用が市区町村によって公費負担されているところもある。
現在国内で広く用いられているインフルエンザワクチンは、インフルエンザウイルスA型株（H1N1株とH3N2株の2種類）およびB型株（山形系統株とビクトリア系統株の2種類）のそれぞれを培養して製造されているため、「4価ワクチン」と呼ばれています。
不活化ワクチンの場合は、インフルエンザを発症することはありません。不活化ワクチンは、インフルエンザウイルスの感染性を失わせ、免疫をつくるのに必要な成分を取り出して作ったものです。したがって、ウイルスとしての働きはないので、ワクチン接種によってインフルエンザを発症することはありません。
弱毒生ワクチンの場合は、インフルエンザを発症することはあり得ます。
予防接種法に基づく定期の予防接種を受けたことによる健康被害であると厚生労働大臣が認定した場合に、予防接種法に基づく健康被害救済制度の対象となります。
予防接種法の定期接種によらない任意の接種については、ワクチンを適正に使用したにもかかわらず発生した副反応により、健康被害が生じた場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法（平成14年法律第192号）による医薬品副作用被害救済制度または生物由来製品感染等被害救済制度の対象となります。
13歳以上の方は、1回接種を原則としています（注1）。ワクチンの添付文書には「13歳以上のものは1回または2回注射」と記載されていますが、健康な成人の方や基礎疾患（慢性疾患）のある方を対象に行われた研究から、インフルエンザワクチン0.5mLの1回接種で、2回接種と同等の抗体価（注2）の上昇が得られるとの報告があります※1※2。ただし、医学的な理由により（注1）、医師が2回接種を必要と判断した場合は、その限りではありません。なお、定期の予防接種（注3）は1回接種としています。
13歳未満の方は、2回接種です。1回接種後よりも2回接種後の方がより高い抗体価の上昇が得られることから、日本ではインフルエンザワクチンの接種量および接種回数は次のとおりとなっています。なお、1回目の接種時に12歳で2回目の接種時に13歳になっていた場合でも、12歳として考えて2回目の接種を行っていただいて差し支えありません。
（1）6か月以上3歳未満の方 1回0.25mL 2回接種
（2）3歳以上13歳未満の方 1回0.5mL 2回接種諸外国の状況について、世界保健機関（WHO）は、ワクチン（不活化ワクチンに限る）の用法において、9歳以上の小児および健康成人に対しては「1回注射」が適切である旨、見解を示しています。また、米国予防接種諮問委員会（ACIP）も、9歳以上（「月齢6か月から8歳の小児」以外）の者は「1回注射」とする旨を示しています。
（注1）13歳以上の基礎疾患（慢性疾患）のある方で、著しく免疫が抑制されている状態にあると考えられる方等は、医師の判断で2回接種となる場合があります。
（注2）抗体価とは、抗原と反応できる抗体の量であり、ウイルス感染やワクチン接種により体内で産生された抗体の量を測定することで得られる値のことです。日本では、インフルエンザは例年12月～4月頃に流行し、例年1月末～3月上旬に流行のピークを迎えますので、12月中旬までにワクチン接種を終えることが望ましいと考えられます。
インフルエンザワクチンの接種は病気に対する治療ではないため、健康保険が適用されません。原則的に全額自己負担となり、費用は医療機関によって異なります。
しかし、予防接種法（昭和23年法律第68号）に基づく定期接種の対象者等については、接種費用が市区町村によって公費負担されているところもありますので、お住まいの市区町村（保健所・保健センター）、医師会、医療機関、かかりつけ医等に問い合わせていただくようお願いします（定期接種の対象でない方であっても、市区町村によっては、独自の助成事業を行っている場合があります）。
定期のインフルエンザ予防接種であっても、希望すれば必ず受けられるわけではありません。以下に該当する方は予防接種を受けることが適当でないまたは予防接種を行うに際して注意を要するとされています。
予防接種を受けることが適当でない者（予防接種実施規則:昭和33年9月17日厚生省令第27号）
🫛明らかな発熱を呈している者、重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者は、予防接種を受けることが適当でない。
明らかな発熱を呈している者
重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
インフルエンザ予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者
インフルエンザの定期接種で接種後2日以内に発熱のみられた者および全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
そのほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある者
問 107-229｜衛生
インフルエンザワクチンは弱毒化ワクチンなので、ワクチン接種によりインフルエンザを発症することがある。（選択肢5）[誤り]❓
🫛第107回薬剤師国家試験が実施された2022年2月時点では、日本で流通している季節性インフルエンザワクチンは、原則として、不活性化ワクチンのインフルエンザHAワクチンだけなので、上記の記述の正誤は誤りです。
HAワクチンは、不活性化ワクチン（弱毒化ワクチンではない）なので、インフルエンザを発症することはないからです。
一方、2025年1月現在では以下のようなことになっています。
経鼻弱毒生ワクチンの「フルミスト®点鼻液」が、2023年3月に承認されました。
そのため、現在、日本のインフルエンザワクチンには弱毒化ワクチンもまた存在し、弱毒化ワクチンはインフルエンザを発症することがあります。
したがって、現時点では、上記の選択肢の記述は適切ではないです。
現時点の季節性インフルエンザワクチン
季節性インフルエンザワクチンとして、日本国内では、不活化ワクチンの「インフルエンザHAワクチン」と経鼻弱毒生ワクチンの「フルミスト®点鼻液」が薬事承認済みです。
現在、高用量インフルエンザワクチン4価および経鼻不活化ワクチンの薬事承認申請が提出されています。
インフルエンザ｜治療・予防
🫛アマンタジンはB型ウイルスには無効である。
🫛ノイラミニダーゼ阻害薬はA型およびB型に有効で、発病後2日以内に投与すれば症状の軽快および罹病期間短縮が期待できる。
🫛解熱剤が必要な場合は、なるべくアセトアミノフェンを使用する。
🫛アスピリンは、ライ症侯群との関係が推測されており、小児への使用は原則禁忌である。
🫛インフルエンザ脳症の悪化因子であるため、基本的に非ステロイド系解熱剤のうちジクロフェナクナトリウム、メフェナム酸は小児に使用しない。
従来、対症療法が中心であったが、1998年にわが国でも抗A型インフルエンザ薬としてアマンタジンを使用することが認可された。
アマンタジンはB型ウイルスには無効である。
神経系の副作用を生じやすく、また、患者に使用すると比較的早期に薬剤耐性ウイルスが出現するため、注意して使用する必要がある。
ノイラミニダーゼ阻害薬（ザナミビル、オセルタミビル）は、わが国では2001年に医療保険に収載された。
ノイラミニダーゼ阻害薬はA型にもB型にも有効で、耐性も比較的できにくく、副作用も少ないとされており、発病後2日以内に服用すれば症状を軽くし、罹病期間の短縮も期待できる。
対症療法としての解熱剤、ことにアスピリンは、ライ症侯群との関係が推測されており、小児への使用は原則禁忌である。
また、インフルエンザ脳症の悪化因子として、非ステロイド系解熱剤のうちジクロフェナクナトリウム、メフェナム酸は同じく小児には基本的に使用しないように、とされている。
解熱剤が必要な場合は、なるべくアセトアミノフェンを使用する。
肺炎や気管支炎を併発して重症化が予想される患者に対しては、これらの合併症を予防するために、抗菌薬の投与が行われることがある。
インフルエンザ脳症の治療に関しては確立されたものはなく、臨床症状と重症度に応じた専門医療機関での集中治療が必要である。
出典：
国立感染症研究所
今後期待される新形式インフルエンザワクチン (IASR Vol. 45 p198-200: 2024年11月号) 今後期待される新形式インフルエンザワクチン
インフルエンザとは
医療用医薬品添付文書
PMDA 医療用医薬品店部分書等 経鼻弱毒生インフルエンザワクチン
製造販売元／第一三共株式会社 フルミスト点鼻液
PMDA 医療用医薬品店部分書等 ペラミビル水和物
製造販売元／塩野義製薬株式会社
提携／BIOCRYST PHARMACEUTICALS, INC. ラピアクタ点滴静注液バッグ300mg／ラピアクタ点滴静注液バイアル150mg
論点およびポイント
■■GPT4o
問107-228｜実務
論点｜抗ウイルス薬 / 解熱鎮痛薬 / インフルエンザ治療
ポイント｜
ペラミビル水和物注射液は、B型インフルエンザ感染症に適応があり、重症患者における初期治療として推奨される。
アセトアミノフェン静注液は、高熱や頭痛などの症状緩和のために安全に使用できる解熱鎮痛薬。
インフルエンザ治療では、迅速な抗ウイルス薬の投与が重症化予防に重要。
レボフロキサシン（抗菌薬）は、細菌感染症に適応があり、ウイルス感染症であるインフルエンザには不適切。
アマンタジンはA型インフルエンザに対する治療薬であり、B型には適応がない。
問107-229｜衛生
論点｜予防接種法 / B類疾病 / 健康被害救済制度
ポイント｜
インフルエンザは予防接種法におけるB類疾病に分類されるため、接種は努力義務ではなく任意接種として実施される。
定期接種対象者（65歳以上、高齢者施設に居住、基礎疾患を有する者）は、接種費用が公的補助の対象となる。
鶏卵アレルギーがある場合、インフルエンザワクチン接種には注意が必要であり、重篤なアレルギー既往がある場合には接種を避けることがある。
インフルエンザワクチン接種後に健康被害が生じた場合、予防接種健康被害救済制度により、医療費や障害年金の給付が可能。
インフルエンザワクチンは不活化ワクチンであり、接種によってインフルエンザを発症することはない。
薬剤師国家試験 出題基準
出典： 薬剤師国家試験のページ ｜厚生労働省 (mhlw.go.jp)
出題基準 000573951.pdf (mhlw.go.jp)
論点を整理します。
■■GPT4o
総合的な論点
問 107-228（実務）
この問題の中心的な論点は、高齢患者のインフルエンザウイルス感染症の適切な治療と症状緩和にあります。
患者の状態は以下のように分析されます：
患者の状態と診断：
70歳の高齢者：
高齢者は免疫機能が低下しており、感染症が重症化するリスクが高い。39℃の発熱、全身倦怠感、呼吸困難：
これらは重度のインフルエンザ症状の可能性を示唆。迅速抗原検査でB型陽性：
インフルエンザウイルス感染が確定。頭痛の訴え：
高熱に伴う症状である可能性が高い。
治療の目的：
インフルエンザウイルスの抑制。
患者の症状緩和（特に頭痛や高熱の管理）。
感染拡大の予防。
治療の選択肢とガイドライン：
抗インフルエンザ薬の使用：
日本のガイドラインでは、発症から48時間以内にウイルス抑制薬を投与することが推奨されている。解熱鎮痛剤の使用：
安全で効果的な薬剤（例：アセトアミノフェン）を選択。不要または適応外治療の回避：
例えば、抗生物質（レボフロキサシン）は細菌感染症に適応があるが、ウイルス感染には不要。
各選択肢の論点および解法へのアプローチ方法
選択肢1｜レボフロキサシン水和物錠の投与
論点：
レボフロキサシンはニューキノロン系抗菌薬であり、主に細菌感染症（呼吸器感染症、尿路感染症など）の治療に用いられる薬剤である。ウイルス感染には効果がないため、この患者のインフルエンザウイルス感染症に適応しない。
アプローチ方法：
インフルエンザ感染症では、細菌性肺炎などの二次感染が疑われる場合に抗菌薬が検討される。ただし、この患者では現時点で二次感染のエビデンスはないため、使用する必要性はない。
選択肢2｜インフルエンザワクチンの接種
論点：
インフルエンザワクチンは予防目的で接種されるものであり、発症後の治療には使用されない。さらに、既にインフルエンザが診断されているこの患者には適応外である。
アプローチ方法：
ワクチンは感染前に免疫を獲得するために接種するものである。この患者は既に感染しているため、現時点での接種は不適切であると判断される。
選択肢3｜アセトアミノフェン静注液の投与
論点：
アセトアミノフェンは解熱鎮痛剤であり、高熱や頭痛の緩和に使用される薬剤である。患者の訴え（高熱、頭痛）に適切に対応できる治療法である。
アプローチ方法：
高熱による症状を緩和し、患者の快適性を向上させるため、アセトアミノフェンを適切な用量で静注投与する。この方法はガイドラインにも準拠している。
選択肢4｜ペラミビル水和物注射液の投与
論点：
ペラミビルはノイラミニダーゼ阻害薬であり、インフルエンザウイルスの複製を阻害する効果がある。重症または経口薬の使用が困難な場合に静注で使用される。
アプローチ方法：
患者は高齢であり、症状が重篤化しているため、ペラミビル静注液が最適な抗ウイルス治療の選択肢となる。ガイドラインに従い、迅速に投与を開始する。
選択肢5｜アマンタジン塩酸塩錠の投与
論点：
アマンタジンはM2タンパク質阻害薬としてA型インフルエンザに効果があるが、B型インフルエンザには無効である。また、近年は耐性ウイルスの出現により、推奨される治療選択肢ではない。
アプローチ方法：
患者のインフルエンザウイルスはB型であるため、アマンタジンの使用は不適切と判断する。より効果的な抗ウイルス薬を優先する。
結論：
選択肢3（アセトアミノフェン）および選択肢4（ペラミビル）が適切な治療法である。
引用文献
日本感染症学会・日本小児感染症学会編著. 「インフルエンザ診療ガイドライン」.
インフルエンザ感染症の治療における抗ウイルス薬と解熱鎮痛剤の使用について具体的な推奨を記載。
国立感染症研究所. 「インフルエンザQ&A」.
インフルエンザ治療および予防接種に関するガイドライン。
Sanford Guide to Antimicrobial Therapy 2024.
レボフロキサシンおよびアマンタジンの適応範囲についての詳細。
問 106-229（衛生）
この問題の中心的な論点は、インフルエンザワクチンの法的分類、適応条件、接種時の注意点、および公的制度に基づく救済措置に関する理解です。以下に重要なポイントを整理します：
インフルエンザワクチンの法的分類：
インフルエンザは予防接種法におけるB類疾病に分類されており、一定条件下で定期接種が推奨される。
高齢者（65歳以上）や基礎疾患を有する患者は、定期接種の対象となる。
公的補助と救済制度：
定期接種に該当する場合、費用の一部が公的補助の対象となる。
ワクチン接種により健康被害が発生した場合、予防接種健康被害救済制度の対象として救済措置が受けられる。
接種時の注意事項：
鶏卵アレルギー：
ワクチン製造過程で鶏卵が使用されるため、アレルギー患者には注意が必要。副反応リスク：
接種後に発熱や軽い倦怠感がみられることがあるが、重大な副反応は稀。
インフルエンザワクチンの効果と限界：
ワクチンは重症化を予防する効果が高いが、接種しても感染そのものを完全に防ぐことはできない。
ワクチン接種後にインフルエンザに感染しても、症状が軽減する可能性が高い。
各選択肢の論点および解法へのアプローチ方法
選択肢1｜この患者が予防接種を受ける場合、インフルエンザは予防接種法におけるA類疾病に分類される。
論点：
「（季節性）インフルエンザ」は予防接種法におけるB類疾病に分類されます。
B類疾病は、個人の発病や重症化予防を目的としており、A類疾病のような接種努力義務が課されていません。
ただし、高齢者（65歳以上）や基礎疾患を有する患者に対しては定期接種として推奨されます。
アプローチ方法：
患者（70歳男性）は定期接種の対象者ではあるが、B類疾病であるため接種は任意であり努力義務はありません。この記述は誤りであるため、選択しない。
選択肢2｜この患者に対するインフルエンザワクチンの接種にかかる費用は、公的補助の対象とはならない。
論点：
予防接種法では、インフルエンザワクチンの定期接種対象者には、公的補助が適用されます。この患者は65歳以上であり、対象者に該当します。
アプローチ方法：
患者は定期接種の対象者であり、接種費用の一部が公的補助の対象となることを説明。この記述は誤りであるため、選択しない。
選択肢3｜インフルエンザワクチンの接種においては、鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のものに対してアレルギーがある場合には注意が必要である。
論点：
インフルエンザワクチンは製造過程で鶏卵が使用されるため、鶏卵アレルギーがある場合には注意が必要です。特にアナフィラキシーの既往がある場合は接種の是非を慎重に検討する必要があります。
アプローチ方法：
アレルギー既往歴を確認し、安全な接種が可能かどうか判断する必要性を説明。この記述は正しいため、選択する。
選択肢4｜インフルエンザワクチンの接種後、この患者に健康被害が生じた場合は、予防接種法に基づいた予防接種健康被害救済制度により救済措置を受けることができる。
論点：
予防接種法に基づき、予防接種健康被害救済制度では、定期接種後に健康被害が発生した場合、医療費や障害年金などが給付される救済措置があります。
アプローチ方法：
制度の適用範囲を患者に説明し、安心して接種を受けられるよう配慮する。この記述は正しいため、選択する。
選択肢5｜インフルエンザワクチンは弱毒化ワクチンなので、ワクチン接種によりインフルエンザを発症することがある。
論点：
日本で広く使用されているインフルエンザHAワクチンは不活化ワクチンであり、ウイルスは死滅しているため、定期接種（インフルエンザHAワクチンを使用する）によってインフルエンザを発症することはありません。
弱毒化ワクチンの場合は、インフルエンザを発症することがあります。
アプローチ方法：
患者に対し、不活化ワクチン（インフルエンザHAワクチンを使用する）の安全性を説明し、この記述が誤りであることを確認する。
結論：
選択肢3（鶏卵アレルギーへの注意）および選択肢4（予防接種健康被害救済制度）が正しい。
引用文献リスト
予防接種法（昭和23年法律第68号）
インフルエンザがB類疾病に分類されていること、および定期接種の条件について明記されています。（参考リンク：予防接種法 - e-Gov）
国立感染症研究所. 「インフルエンザQ&A」.
インフルエンザの定期接種における対象者、費用補助、および注意事項について詳細に解説。
厚生労働省. 「予防接種健康被害救済制度について」.
健康被害救済制度の適用範囲および手続きについて記載。
日本ワクチン学会. 「ワクチンと予防接種の基礎知識」.
鶏卵アレルギーを含む接種時の注意事項や、不活化ワクチンの安全性に関する基礎情報を提供。
以上で、論点整理を終わります。
理解できたでしょうか？
大丈夫です。
完全攻略を目指せ！
はじめましょう。
薬剤師国家試験の薬学実践問題【複合問題】からインフルエンザ / 予防接種法 / B類疾病 / ペラミビル / インフルエンザワクチンを論点とした問題です。
なお、以下の解説は、著者（Yukiho Takizawa, PhD）がプロンプトを作成して、その対話に応答する形で GPT4o & Copilot 、Gemini 2、または Grok 2 が出力した文章であって、著者がすべての出力を校閲しています。
生成AIの製造元がはっきりと宣言しているように、生成AIは、その自然言語能力および取得している情報の現在の限界やプラットフォーム上のインターフェースのレイト制限などに起因して、間違った文章を作成してしまう場合があります。
疑問点に関しては、必要に応じて、ご自身でご確認をするようにしてください。
Here we go.
第107回薬剤師国家試験｜薬学実践問題 /
問228-229
一般問題（薬学実践問題）
【物理・化学・生物、衛生／実務】
■複合問題｜問 107-228-229
Q. 70歳男性。自宅にて、39℃の発熱及び全身倦怠感を認め、同日中に呼吸困難となったため、家族が救急搬送を依頼した。救急病院に到着後、インフルエンザウイルスの迅速抗原検出キットにて検査したところ、B型陽性であり、インフルエンザウイルス感染症と診断された。なお、インフルエンザワクチンは未接種だった。また、本人からは高熱による頭痛の訴えがあった。救命救急センター担当医師と薬剤師は、治療方針について、カンファレンスを実施した。
実務
問 107-228｜実務
Q. この患者への対応について、薬剤師が提案する内容として、適切なのはどれか。2つ選べ。
■選択肢
1. レボフロキサシン水和物錠の投与
2. インフルエンザワクチンの接種
3. アセトアミノフェン静注液の投与
4. ペラミビル水和物注射液の投与
5. アマンタジン塩酸塩錠の投与
Here:
松廼屋｜論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 107-228-229【物理・化学・生物、衛生／実務】論点：インフルエンザ / 予防接種法 / B類疾病 / ペラミビル / インフルエンザワクチン｜matsunoya
衛生
問 107-229｜衛生
Q. この患者の家族から、今後のインフルエンザワクチン接種について薬剤師に質問があった。次の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
■選択肢
1. この患者が予防接種を受ける場合、インフルエンザは予防接種法におけるA類疾病に分類される。
2. この患者に対するインフルエンザワクチンの接種にかかる費用は、公的補助の対象とはならない。
3. インフルエンザワクチンの接種においては、鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のものに対してアレルギーがある場合には注意が必要である。
4. インフルエンザワクチンの接種後、この患者に健康被害が生じた場合は、予防接種法に基づいた予防接種健康被害救済制度により救済措置を受けることができる。
5. インフルエンザワクチンは弱毒化ワクチンなので、ワクチン接種によりインフルエンザを発症することがある。
Here:
松廼屋｜論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 107-228-229【物理・化学・生物、衛生／実務】論点：インフルエンザ / 予防接種法 / B類疾病 / ペラミビル / インフルエンザワクチン｜matsunoya
■■GPT4o
■問 107-228｜実務
■論点｜
この問題の論点は、インフルエンザ治療における適切な薬剤選択と症状緩和のための支持療法の実施を特定することです。
■解説1｜
アセトアミノフェン静注液の投与（選択肢3）[正しい]
発熱および頭痛への対応：
患者は39℃の発熱と頭痛を訴えており、アセトアミノフェンは中枢性の解熱鎮痛薬としてこれらの症状緩和に適しています。安全性：
アセトアミノフェンは多くの患者で副作用が少なく、特に高齢者においても安全に使用できる薬剤です。
ペラミビル水和物注射液の投与（選択肢4）[正しい]
適応：
ペラミビルはノイラミニダーゼ阻害薬であり、B型インフルエンザを含む重症インフルエンザ感染症に対して有効です。投与経路：
注射薬であるため、経口摂取が困難な重症患者にも適用可能です。この患者は呼吸困難が見られ、全身状態を考慮すると、迅速な抗ウイルス治療が必要です。
■解説2｜
アセトアミノフェンの作用機序：
プロスタグランジンの生成を抑制することで、発熱および疼痛を緩和します。過剰投与時には肝障害のリスクがあるため、適切な投与量（1日最大4 g以下）に留意します。ペラミビルの重要性：
ノイラミニダーゼの活性を阻害し、ウイルスの複製を抑制します。インフルエンザの早期治療が予後改善に繋がるため、迅速な投与が重症化防止に有効です。
■結論｜
選択肢3（アセトアミノフェン静注液）および選択肢4（ペラミビル水和物注射液）は、この患者に適切な治療選択肢であり、症状緩和と根本的なウイルス治療の両方を達成します。
■補足｜
レボフロキサシン水和物錠の投与（選択肢1）[誤り]
レボフロキサシンは抗菌薬であり、ウイルス性疾患であるインフルエンザには適応がありません。
インフルエンザワクチンの接種（選択肢2）[誤り]
インフルエンザワクチンは予防目的であり、感染後の治療には不適切です。
アマンタジン塩酸塩錠の投与（選択肢5）[誤り]
アマンタジンはA型インフルエンザに対する治療薬であり、B型インフルエンザには効果がありません。
■問 107-229｜衛生
■論点｜
この問題の論点は、インフルエンザワクチンに関する法的分類、接種の注意点、および救済制度を特定することです。
■解説1｜
インフルエンザワクチンの接種においては、鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のものに対してアレルギーがある場合には注意が必要である。（選択肢3）[正しい]
インフルエンザワクチン接種時の注意事項
鶏卵由来アレルギーの注意：
インフルエンザワクチンは一般的に鶏卵を用いて製造されるため、鶏卵、鶏肉、またはその他の鶏由来物質に対してアレルギーがある場合には接種前に慎重な評価が必要です。安全管理の重要性：
重度のアレルギー反応（アナフィラキシー）のリスクがある場合は、適切な医療機関での接種が推奨されます。
インフルエンザワクチンの接種後、この患者に健康被害が生じた場合は、予防接種法に基づいた予防接種健康被害救済制度により救済措置を受けることができる。（選択肢4）[正しい]
予防接種健康被害救済制度
法的根拠：
予防接種法に基づき、定期接種または任意接種により健康被害が生じた場合には救済制度が適用されます。救済内容：
治療費、障害年金、死亡一時金などが補償されるため、接種後に健康被害が生じた場合でも適切なフォローが保証されます。
■解説2｜
アレルギー反応の詳細：
アレルギー既往歴を事前に確認し、リスクの高い患者にはアレルギーを起こしにくいワクチンの検討や代替治療の提案が必要です。救済制度の具体例：
過去にインフルエンザワクチン接種後の健康被害が認定された事例では、迅速な申請と医療記録の提供が重要でした。予防接種法による保護は、ワクチン接種の信頼性を高めています。
■結論｜
選択肢3（鶏卵アレルギーへの注意）および選択肢4（健康被害救済制度）は、インフルエンザワクチン接種における重要なポイントであり、患者および家族への正確な情報提供が求められます。
■補足｜
この患者が予防接種を受ける場合、インフルエンザは予防接種法におけるA類疾病に分類される。（選択肢1）[誤り]
予防接種法における疾病分類：
インフルエンザはB類疾病に分類され、定期接種の対象ではあるものの、接種の努力義務はありません。
この患者に対するインフルエンザワクチンの接種にかかる費用は、公的補助の対象とはならない。（選択肢2）[誤り]
接種費用の公的補助：
高齢者や基礎疾患のある人々を対象とした公的補助制度が存在するため、「対象にならない」という記述は誤りです。
インフルエンザワクチンは弱毒化ワクチンなので、ワクチン接種によりインフルエンザを発症することがある。（選択肢5）[誤り]
定期接種のインフルエンザワクチン：
発育鶏卵内でウイルスを増殖させて作製されるインフルエンザHAワクチンで、不活化ワクチンなので、接種によりインフルエンザを発症することがありません。
弱毒化ワクチンによる発症の可能性：
弱毒化ワクチンは、接種によりインフルエンザを発症することがあります。
必須問題の解説は、こちらからどうぞ。
薬剤師国家試験対策ノート｜論点解説 必須問題 第106回-第109回 一覧 powered by Gemini 1.5 Pro, Google AI Studio & GPT4, Copilot｜matsunoya (note.com)
薬学理論問題の解説は、こちらからどうぞ。
薬剤師国家試験対策ノート｜論点解説 薬学理論問題 第106回-第109回 一覧 powered by Gemini 1.5 Pro, GPT4o, Copilot, and Grok 2｜matsunoya
お疲れ様でした。
🍰☕🍊
では、問題を解いてみましょう！
すっきり、はっきりわかったら、合格です。
第107回薬剤師国家試験｜薬学実践問題 /
問228-229
一般問題（薬学実践問題）
【物理・化学・生物、衛生／実務】
■複合問題｜問 107-228-229
Q. 70歳男性。自宅にて、39℃の発熱及び全身倦怠感を認め、同日中に呼吸困難となったため、家族が救急搬送を依頼した。救急病院に到着後、インフルエンザウイルスの迅速抗原検出キットにて検査したところ、B型陽性であり、インフルエンザウイルス感染症と診断された。なお、インフルエンザワクチンは未接種だった。また、本人からは高熱による頭痛の訴えがあった。救命救急センター担当医師と薬剤師は、治療方針について、カンファレンスを実施した。
実務
問 107-228｜実務
Q. この患者への対応について、薬剤師が提案する内容として、適切なのはどれか。2つ選べ。
■選択肢
1. レボフロキサシン水和物錠の投与
2. インフルエンザワクチンの接種
3. アセトアミノフェン静注液の投与
4. ペラミビル水和物注射液の投与
5. アマンタジン塩酸塩錠の投与
Here:
松廼屋｜論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 107-228-229【物理・化学・生物、衛生／実務】論点：インフルエンザ / 予防接種法 / B類疾病 / ペラミビル / インフルエンザワクチン｜matsunoya
衛生
問 107-229｜衛生
Q. この患者の家族から、今後のインフルエンザワクチン接種について薬剤師に質問があった。次の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
■選択肢
1. この患者が予防接種を受ける場合、インフルエンザは予防接種法におけるA類疾病に分類される。
2. この患者に対するインフルエンザワクチンの接種にかかる費用は、公的補助の対象とはならない。
3. インフルエンザワクチンの接種においては、鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のものに対してアレルギーがある場合には注意が必要である。
4. インフルエンザワクチンの接種後、この患者に健康被害が生じた場合は、予防接種法に基づいた予防接種健康被害救済制度により救済措置を受けることができる。
5. インフルエンザワクチンは弱毒化ワクチンなので、ワクチン接種によりインフルエンザを発症することがある。
Here:
松廼屋｜論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 107-228-229【物理・化学・生物、衛生／実務】論点：インフルエンザ / 予防接種法 / B類疾病 / ペラミビル / インフルエンザワクチン｜matsunoya
楽しく！驚くほど効率的に。
https://note.com/matsunoya_note
お疲れ様でした。
🍰☕🍊
またのご利用をお待ちしております。
ご意見ご感想などお寄せくださると励みになりうれしいです。
note からのサポート、感謝します。
今日はこの辺で、
それではまた
お会いしましょう。
Your best friend
Mats & BLNt
このコンテンツ
松廼屋｜論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 107-228-229【物理・化学・生物、衛生／実務】論点：インフルエンザ / 予防接種法 / B類疾病 / ペラミビル / インフルエンザワクチン｜matsunoya
Here; https://note.com/matsunoya_note/n/n0862bd895109
よろしければこちらもどうぞ
薬学理論問題の論点解説一覧です。
必須問題の論点解説一覧です。
このコンテンツの制作者｜
滝沢幸穂（Yukiho.Takizawa）phD
■Facebook プロフィール
https://www.facebook.com/Yukiho.Takizawa
■X (Former Twitter) プロフィール 🔒
https://twitter.com/YukihoTakizawa
CONTACT｜
mail: info_01.matsunoya@vesta.ocn.ne.jp (Matsunoya Client Support)
tel: 029-872-9676
日々の更新情報など、Twitter @Mats_blnt_pharm 🔒から発信しています！
🔒🐤💕 https://twitter.com/Mats_blnt_pharm
https://note.com/matsunoya_note
note.com 右上の🔍で
（ matsunoya_note 🔍 ）
松廼屋 Mats.theBASE
https://matsunoya.thebase.in/
サポート感謝します👍
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
Here; https://note.com/matsunoya_note/n/n0862bd895109
松廼屋｜論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 107-228-229【物理・化学・生物、衛生／実務】論点：インフルエンザ / 予防接種法 / B類疾病 / ペラミビル / インフルエンザワクチン｜matsunoya
ここから先は
¥ 1,000
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
医療、健康分野のリカレント教育における「最強コンテンツ」を note で誰でもいつでも学習できる、 https://note.com/matsunoya_note はそんな場にしたい。あなたのサポートがあれば、それは可能です。サポート感謝します！松廼屋 matsunoya