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これまでの活動

どうしてHanavieを作ったのか
それはやはり、自己紹介でさらっと片付けた前職のことなしには語れません。

hananeでの活動

hananeは、花屋さんでしたが、花屋さんというカテゴリーに留まらない、様々な活動をしていました。

規格外の花の事業

最初は神奈川の農家さん10件弱から始まった規格外の花の事業。
茎が曲がっていたり短いことで市場に出ずに廃棄されてしまっていたお花たち。毎週農家さんを回って、回収させていただき、店舗とカフェで販売していました。
通常よりはお安く売っていただいていたので、一律で1本100円で販売。
コロナをきっかけに自社の店舗以外での販売を開始し、婦人服のお店、クリーニング屋さん、カフェなど、様々な場所で販売を行いました。

販売方法はセルフ方式。
お花を自由に選んでいただき、お店でお会計。
ラッピング等は設置した紙で、セルフで包んで帰っていただく。
最初はセルフでお花を売るなんて、大丈夫?!と思いましたが、やってみると意外と平気で…むしろご近所の方は紙にも包まず、そのまま握り締めて帰られたり。想像以上に広まっていきました。
お花を手に取るきっかけになった。
お花を飾っていないと寂しいと思うようになった。
と嬉しい言葉をたくさんいただきました。
花の廃棄ロスを減らすことができ、SDGsのつくる責任、つかう責任にも当てはまります。
販売だけではなく、子供たち向けのイベントを行ったり、装飾などにも活用していました。

花会

「お花を習う」って、ハードルが高いですよね。
花屋さんはは入りづらい印象があります。私でも、入りにくいなーと思うこともあるくらいなので。
そんなお花屋さんにわざわざお花を習いにいくって、よっぽど好きじゃないとしない気がします。
そこで取り組んでいたのが、お食事やお酒を楽しみながら「ついでに」お花を束ねる会。
それだと男性でも参加しやすい。
多くのお花の教室は、先生と同じお花を配られて、見本を目指してつくるのですが、私たちが教えるのは、テーマとちょっとしたコツだけ。


並んでいるお花の中から自由にお花を選んでもらう形をとっていたので、お隣のかたと、色や雰囲気の違うものが出来上がります。1人で参加していても、気付いたら会話が生まれている。
お花を通じてコミュニケーションが生まれ、お花を、「物」ではなく、「コト」として楽しんでいただいていました。

その他

オンラインストアでの販売を行ったり、お花に関する様々なことに取り組んでいました。
全国展開も目指し、関西へも出店。
これからどんどん大きくなっていく、というところでした。

hananeを去った理由


私は「お花をもっと身近に」「手軽に手にとるきっかけを作りたい」と思っていました。
なので、hananeでの活動は、まさに自分自身のやりたいこと。目指す世界でした。
なのになぜやめてしまったのか。。。


それは社長が逮捕されてしまい、事業が継続できない状況になってしまったからです。
本来であれば、社長が逮捕されたとしても、事業は継続できます。
営業を続けることも問題はありません。
最初は営業もしていたのですが…結果的には全員退職することになり、解散状態となりました。
でも会社は倒産していないし、整理をする弁護士さんもいないので、そのままの状態。この先どうなるのか、お客様に案内をすることもできず…
本当に後ろ髪引かれつつ、退職をしました。

正直、人生でこんな経験をするとは思わなかったという経験でした。
検索しても、なかなか出てきません。
同じ経験をする人なんて出てこないことを祈りますが、誰かの参考になるかもしれないので、体験したことはいつか残しておきたいと思っています。


これからどうするか


正直、花の世界からは去ろうと思っていました。スタッフにも伝えていましたし、本気でそう思っていました。
他のスタッフで続けたい人がいたら、それは是非続けて欲しい。でも私は降りる。一度はそう決めました。

だけどどうしても諦められなかった。
誰も信じてくれませんが(笑)、本当に毎晩悩んで泣いていました。
何ヶ月もかかって、やっと心が決まりました。
もしも1人だったら、やめていたと思います。
応援してくれる人、背中を押してくれる人、見守ってくれる人、励ましてくれる人、話を聞いてくれる人、本当に周りの人たちに支えられて、
やっと1歩踏み出す勇気が持てました。

規格外のお花の事業、花会、ボランティアの取り組み、そして新たな再生事業。それらを再開するために、Hanavieを作ることになりました。




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