投資を長期間行った時の影響を考えてみる
お久しぶりです。もしくは初めましてマツと申します。
今回は投資を長期間行った時に考えうる影響について考えていきたいと思います。初めに断っておきますが、今回の内容では投資を長期間行った時のメリットの1つである、複利効果については全く触れるつもりはありません。ただいち投資家として、自分に与える外的要因の影響の変化についてまとめていきたいと思いますので、その点ご了承ください。
では早速本題に移っていきましょう。
投資を長期間行う時に考慮すべきポイントは何があるのか
私自身投資に興味を持って活動し始めて、今現在で約17年くらいになりました。今の年齢が37歳で20歳から興味を持って活動しているのでそんな状況になります。
私の話はわきに置いておいて、長期間相場を眺めたり実際に参加していると、微妙な環境の変化に気づくポイントがあります。今回私が話したかった大部分がここになるので、一緒に確認していきましょう。
時間経過が増すごとに、市場の練度が上がってくる
一番話したかったところはここです。若干わかりにくい言い方をしたので、違う言い方をしますね。
投資というジャンルにおいて、時間を長期間かけてくると起こってくるのが、各投資家のレベルの上昇。そして初心者投資家の基礎レベルのハイレベル化があります。
なんとなく伝わっているでしょうか?
例え話としてスポーツを例に出してみましょう。フィギュアスケートやスノーボードのハーフパイプなんかを想像するとわかりやすいかもしれません。ひと昔前であれば、ジャンプ中に1回転するだけでもすごい!と思われていた時があったにもかかわらず、時が経つにつれて同じ1回のジャンプ中に、数回回るのが当たり前という流れになり、スノーボードのハーフパイプでは横回転だけでなく縦回転も含めた複合で数回転回るのが当たり前という空気感が漂っています。
このスポーツで起こっている状況と同じことが投資の世界でも行われています。もちろん投資に関係なく、各ジャンルごとに時間経過が増すごとに市場全体の練度が高くなり、基礎レベルがハイレベルになるというのがあります。
ここ数年で起こった出来事を振り返ってみよう
ここ数年で私の体感的にも市場的にも変化の兆しを感じたことを話していきますね。
一番思い出しやすい話としては、コロナショックだと思います。コロナショック自体は数年前の出来事で、投資の相場としても全世界の危機ではないか!という状況で、株価も暴落したのが記憶に新しい出来事です。
このコロナショックで気になるポイントというのが「復帰期間の速さ」です。通常暴落が発生した〇〇ショックというものが発生すると、立ち直るのにかなりの期間時間が経過するのが普通です。普通という言い方も好きではありませんが、一昔前までは回復するのに時間がかかっていました。
それがコロナショックの時には、明らかに尋常じゃない速度で復帰したのがチャートから読み取れます。私自身データ派というよりも感覚派な傾向が強いので、わざわざデータを提供しませんが、気になる人は過去チャートを追いかけてみても面白いですよ。
こんな感じで暴落や〇〇ショックが起こっても、市場的にはさっさと復帰するようになってきたという変化を体感しました。
つい最近の出来事覚えていますか?
つい最近にも目新しい出来事があったんですが覚えていますか?
通称植田ショックなんて呼ばれたりしているそうですが、2024年8月頭の時点で歴代1位の大暴落をかました出来事が発生しました。
1ヶ月くらい前の出来事なので、相場に関心がある人なら覚えている人も多いはず。
ここでも私が前に思った大暴落からの復帰の速さというのがやたらに顕著だったと記憶しています。私の体感レベルでは大暴落発生から1週間程度で元の水準まで復帰したと思います。
私自身も少しだけ大暴落で仕込んだ銘柄があったので、今現在はその暴落に乗じて含み益になっているものもあります。もちろん停滞したままという銘柄もありますが
こんな感じで昔は恐怖の対象だった大暴落が、今現在は絶好の買い場(バーゲンセール会場)に様がらりしたというわけです。
昔の投資セオリーを追いかけても意味がない
昔の投資のセオリーなんてものが、本でも読むとよく目につくと思います。こういったある意味投資手法みたいなものっていうのが「昔の常識、今の非常識」に変化していると私自身は思います。
現に大暴落の昔の傾向というのが、今は通用せずに新しい常識(対策)を元に現在の若い投資家の人たちがこぞって切磋琢磨しつつ利益を貪ろうと頑張っているわけです。
私自身も昔から情報源としては本1択だったこともあって、無数に投資本を読んできました。読んでは試し、読んでは試しを繰り返してきましたが、今となっては本を読むよりも、自分の経験と周りの情報を総合した思考の方が非常に重要だと考えています。
投資初心者あるあるだと思いますが、周りに聞く人がいなければ本を先生や師匠にする傾向があると思います。今となってはネット全体にいろんな発信者が多く、自称先生や投資のプロという方が所狭しと存在しているようですよね。
本から得るインプットの役割について
本から情報を得るのがダメだ!と言いたいわけではありません。私自身もいまだに本を読む時間をとって定期的にインプットに役立てているわけではありますが、本の役割が昔と今では変化していると体感しています。
本の役割の変化としては、自分が知らない情報の気づきを得るためにインプットするというのがいいと考えています。本はあくまでも助手やサポーターといった位置付けだと思います。本の情報に寄っかかった立ち方だと、どうしても本自体の情報が古く自分自身が転ぶ傾向が強くなります。
あくまでも投資においてもメインは自分!
ある意味での大黒柱として自分に確固たる信念を構築する必要があります。
こんなことをいうと、今から投資始めようと思っているのに大黒柱になんかなれるわけない!という方もいるかもしれません。そんな人も心配いりません。
ひとまず大きな御神木を想像してみましょう。
イメージした御神木も初めからそのサイズだったでしょうか?昔は踏めば潰れるようなか弱い新芽だったんではないでしょうか。
今から始める投資家1年生も全然怖がる必要はありません。今はまだ新芽というだけで、これからいくらでも大きく強く育っていくことができます。
本の役割は木でいうところの周りの栄養や肥料だと考えてみてください。吸収する大元はあくまでも自分という新芽なり木自身です。もちろん植物の場合には根から吸収するので、深く広く太く根を張るために本や周りの情報を吸収すると認識しましょう。
良いも悪いもわからないうちから先生をつけるな
投資において良し悪しというのの判断が自分基準で育たないうちから、やたらに先生をつける傾向が日本人には特に多いように感じます。もちろん私も昔はその傾向が強く、コミュ障なのもあり、あくまでも本を師匠に独学で邁進した過去があります。
多少なりとも投資の経験値が、人間で言うところの高校生や大学生くらいの判断力がついたくらいまでは、先生をつけない方が無難です。
早いうちから先生をつけた方が成長が早い!みたいな風潮がありますが、その投資の先生が本当に先生たる人物かの保証がありません。もちろん実績のある方や身近な経験者の紹介などであればこの限りではないかもしれませんが、それでも投資においては早くから投資の先生をつけるのはおすすめしません。
投資においてはあくまでも我流を通すべし
投資においてセミナーに参加したり、先生をつけたり、情報をゲットしたりといろんなやり方があると思います。ですが、私個人的にはいろいろな投資家が存在しますが、各投資家それぞれが我流のトップとして君臨していると理解しています。
どんな投資家もある程度似たような話をしていたり、同じような失敗していたりといったことで、なんだか正解が存在するような印象が受けますが投資においては複数の正解が点在しています。
投資の時間軸やスタイルの違い、資金量や得意不得意なんかが相まっていろんな勝負ポイントが存在します。このそれぞれの違いによって、それぞれ勝てるポイントというのが変わってくるんです。それゆえに正解が点在という表現をしました。
なので〇〇さんがこれこれで大成功した!として〇〇さんのいうことを真似しようとしても、それはただの猿真似でしかならず、武道にある免許皆伝には程遠い行為であると認識しましょう。
最後に
今回は投資という相場に長期間いると、周りの状況が逐一変化してくる。投資家のレベルも日増しに向上してくるということで、そんな変化の話をベースにいろいろと話してきました。
ちょっと隙間時間でまとめて投稿させていただいているので、若干まとまりが悪い部分も多々あったかと思います。すみません。
少しでも参考になる情報が提供できていれば幸いです。更新頻度は高くないですが、投資家として必要だと感じる情報をまとめて提供するように頑張っていますので、よければ今後もご贔屓にしていただけると嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。