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離婚、メンバー解散。これ以上苦しむ個人経営者(1人社長.個人事業主.フリーランス)を増やしたくない。

こんにちは、ストラテジスト寺田です。

本来、こんなことは書きたくなかったのですが、もう我慢の限界にきたのでこのnoteに書くことにしました。

個人経営者向けのコンサルティングプログラム『SAKASERU』の創設者として私が感じている想いを書き綴ります。

数年前からある独立ブーム。

世の中の個人経営者の事業について『見て見ぬふりをしたくないこと』があるので、願いを込めてお伝えします独立したいと思っている人にも必ず読んでください。

これからお伝えすることは、現在の個人経営者の話だけでなく、今後さらに独立が身近になっていく、あなた自身や周囲の大切な人にも関わることなので、真剣に読んでください。

経営者の方は、この記事を読むことで、世の中に本質的な事業を増やしていくために共に広げて頂けると嬉しいです。

※売上も安定してこのまま個人経営者として拡大などはせずに、計画を持って誠実に事業をされている方には全く関係のない内容です。読んでくださっていた場合お時間とってしまい失礼しました。

少し長くなるかもしれませんが、どうかお付き合いください。

一部の個人経営者を見ていて悲しくなる。

10年程前「個人の時代」と言われ独立ブームがありました。当時は実力のある方が独立して個人で仕事を受ける『スペシャリストのフリーエージェント化』でした。

例えば、誰しもが一度は見たことのあるミニチュアアーティストの田中達也さん。

~四季を感じて~恵方巻きのように「長いものに巻かれろ」(作:田中達也)

鹿児島の制作会社でデザイナーで勤務しつつ、2011年にミニチュアの視点で日常にある物を別の物に見立てたアートMINIATURE CALENDARをスタート。以後毎日作品をインターネット上で発表し続けている。2015年に会社を辞職して正式に独立し、現在に至る。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


この時期は実力ある人が、喜ばれる人に価値を提供する。

つまり『WIN-WIN』のビジネスが行われていたのです。

(私は社会人1年目とかでこのような方々を目をキラキラさせながら拝見していました)


ですが、この数年は話が違います。

コーチングが世の中に普及したことにより自分が本当にやりたかったことに気付き、勢いで転職したり独立したりするというケースが増えています。

つまり、この多くの場合が既に活躍していてフリーになるというものではなく、『実力がない人がふわっとした夢を追って独立する』ということが起きています。

自分がやりたいことだけをやろうとして、顧客のことを考えていないビジネスが大量発生します。

つまり、『WIN-LOSE』の事業が生まれます。
(そもそも立ち上がらないことも多々ありますが、、)


そうすると、悲惨なことが起きます。

会社を辞めて独立したものの、売上が上がらない。サービスが広がらない。顧客が集まらない。自信がどんどんなくなる。でも組織に戻りたくない。

この状態が数ヶ月続き、ついには生活費が足りず、家族、パートナー、友人、仲間などの関係性も壊れていきます。

離婚もメンバー解散も実際に見てきました。

もうこんなの見たくない。悲しくなります。

ちょっと冷静に考えれば防げることなんだから、考えようよ。

この場を借りて警鐘を鳴らさせていただきます。

個人経営者という職業を勘違いするな。

『個人経営者 = 自由で好きに生きられる』だと勘違いしている個人経営者。

その人は経営者ではありません。自分の弱い部分から逃げて、向き合うべきところに向き合わない堕落した『WIN-LOSE』が根底にある人間です。

自分大好きで、人のことはどうでも良いと考えている人です。

独立したことで周りからすごいねって言われるかもしれませんが、何もすごくないです。

自分の事も相手の事も考えられない、子供のわがままです。

個人経営者は、『自分が生み出せる価値を世の中に提供して、その対価としてお金をいただく』というシステムの中にいます。

つまり、『WIN-WIN』が成立してお互いが満足するする必要のあるシステムです。

会社員とは根本的に違います。

会社員が提供している価値は「月160時間という労働力」
会社は仕組みを作り、そこにどんな160時間の労働力を投入すれば成果が出るかという構造で給与が支払われます。

だから、価値を生んでいようがいまいが、給与が支払われるんです。

個人経営者は違います。

『自分の価値が換金されるされる』必要があるんです。

これが、個人経営者全員が理解する必要がある前提の考え方です。

個人経営者は、自分がやりたいことを自由にやる子供ではありません。それで稼ごうとしているのは、他者を食い物にして自分だけが幸せになろうとしているハイエナみたいなもんです。

大事なことなのでもう一度言いますが、
『自分のリソースが、誰にとって価値があるのかをしっかり考えて、喜ばれる人に価値を提供して、その対価としてお金を頂く』

これが、ビジネスの本来の姿であり、本質です。

個人経営者は、楽しいだけじゃない。

SNS等を通じて、『独立って、やりがいあって楽しそう』『自由で良いな』と思って、独立したいorしようとしている人も少なからずいると思います。

まず、これは理解してください。

個人経営者は『自分の価値が丸裸にされる』ということ。

好きな人と好きな時間に好きな仕事をする、ってそんな甘いものじゃない。それは友達とすれば良いです。(そのような友人は素敵です)

個人経営者として、事業に向き合い、顧客に向き合い、価値に向き合わない限り、ビジネスは成り立ちません。

個人経営者としての責任がある。

個人経営者には、自分が顧客に対して『課題や困っていることを解決して理想の未来に近づける』という責任があります。

例えば、

デザインを依頼されるということは、顧客は伝えたいメッセージを表現できなくて困っている訳です。

広告出稿を依頼されるということは、新規の顧客と理想の数までは出会えておらず困っている訳です。

この時に、ただデザインを作る、ただ広告を運用する、だけの個人経営者は『顧客が求める価値』に向き合っていないということです。

これは『WIN-LOSE』ですね。
自分はお金だけいただいて、顧客が求める価値には向き合わない状態。

顧客が何に困っていて、何を求めていて、どんな理想があるのか。そのために自分は何がどこまでできるのか。

ここに向き合ってはじめてスタートライン。

これができていない人は、会社員と同じ一つのリソースとしてしか発注されないので、単価は上がらず月収100万円などは到底目指せません。

エンジニアであれば、このパターンでも50-60万円くらいまでは目指せるかもしれませんが、その他の職種の場合せいぜい20-40万円がいいところでしょう。

『WIN-WIN』を積み上げ続けた人だけが月100万円に到達し、それが継続できます。

また、個人経営者は、顧客の事業の『責任の輪』に入る必要があります。

顧客と共に、個人経営者も責任を持て。

ビジネスは、顧客に成果が生まれない限り、意味をなさない。個人経営者は責任を放棄してはならない。

『自分は受託、顧客は顧客』という考え方は、今この瞬間捨ててください。

ビジネスの場で生きる個人経営者を選択しているのに『WIN-LOSE』の考え方はダサすぎます。イケてなさすぎます。

「私は依頼を受けた範囲を十分にやりました。じゃああとはそちらで頑張ってください。」

これで成り立つのはルールが厳格なB to B取引や、一部の受託のみ。

少なくとも、受託であったとしても、求められているクオリティ、納期、コミュニケーションは価格に含まれています。

依頼を受けた価値がなんなのか、ということに関して向き合う姿勢はどんな事業をされていても最低限持っていて欲しい。

※そして、ここからはこんな人は個人経営者にならない方が良いという危険信号をお伝えします。

自分が経験してないことは解決できない。

「この内容には価値がある」と信じて事業を行っていても、あなた自身が経験していないものは人に価値として届けられることはほぼないです。

『顧客が抱える課題を、顧客以上に見えない』という状況で何の価値を提供できるんでしょうか。

個人経営者自身が、経験したり解決していないまま、サービス提供をすると、妄想を伝えているだけのエセ占い師や詐欺師と大差ありません。

なので、個人経営者は『普段から自分の事業領域を探求し、リサーチし、経験を積み上げ、自分の価値や専門性に向き合い続ける』必要があります

顧客の課題に対して、個人経営者がプロフェッショナルとして介入/提供できることで、顧客を理想の状態へ近づけることができます。

最後に、1人の個人経営者して、
挑戦や自己研鑽が重要だということをお伝えします。

個人経営者は、進化し続けるのも仕事。

個人経営者の経験や専門性の話と似ていますが、個人経営者の仕事の基準、視座、専門性、幅、期間、複雑な案件や大小様々な規模の経験などあらゆるものが、『そのまま未来のあなたの価値』になります。

あなたが今提供しようとしている価値が、周りもできるようになり一般的になり、顧客よりも専門性や経験値が高くなければ、生まれる価値は格段に落ちます。

昔は数十万、数百万もしたWEB制作が、今はノーコードツールで簡単に個人でも立ち上げられるようになっているのがその例です。

ビジネスは常に『相対的価値』です。

誰かが得意なものを、苦手な人が依頼する。それだけです。

家で寿司を握れないから、スシローに行く。
字が汚くて困っているから、書道教室に通う。
気持ちが落ち込んでいるから、カウンセリングを受ける。

すごくシンプルです。

誰がどんなことで困っているから、何を提供できるのか。

価値を生み出すことのできる数と質を増やし続けることで、あなたを求める人が増え、あなたの価値が高くなり、結果として収入が上がります。

もうこれ以上、脳死でビジネスやるのはやめて。

個人経営者という職業は「顧客の悩みや課題」を扱います。

顧客にも従業員がいたり、そこに生活があったりします。大切なものを扱う覚悟と責任を持てない人は、生半可な気持ちで個人経営者にならないで欲しい。

『WIN-LOSE』のビジネスはどこかで必ず破綻します。

自己破産、自殺、離婚、友人を失う、孤独。

こんなことにはなってほしくない。人間って豊かに生きられるもの。

頼むから、人生の終焉を迎えたとき、
「まあ、悪くない人生だったな」と言ってからあの世に行ってほしい。



最後に。

すでに副業収入20万円を突破している方、フリーランスで収入には困っていないけど100万円が見えてこない方、先着10名ですが僕があなたの人生戦略を描きます。

30分という限られた時間ですが、

今のあなたが数ヶ月のうちに100万円突破する未来をお見せします。

(既に希望をいただいていますが、10/5に一斉募集開始とさせていただいております)




寺田 真幸


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