こんにちは。てらだです。
今日は前回の続きです。
前回は、認知科学コーチングにおける『現状の外側』の落とし穴について書きました。
概要としては、クライアントを「現状の外側」の未来へ押し出す際、「挑戦できない理由」に隠されたヒントを汲み取らず、言い訳(ネガティブセルフトーク)としてやみくもに遮断してしまうと、大切なものを見落としたまま未来に進んでしまう危険性について書きました。
について一緒に考えていければと思います。
『現状の外側』の本質は挑戦ではない。
そもそも、現状の外側とは何か?
ここから向き合っていきましょう。
前回のnoteでは『現状の外側』には、こんなイメージがあるじゃないかと書きました。
しかし実は、その本質は『挑戦』にある訳ではありません。
認知科学は脳の情報処理に注目する。
そもそも何を指標として現状か、現状の外側かを判断するのかというと頃から抑えていきましょう。
『認知科学』コーチングにおいて重要な見るべきポイントは、『クライアントの脳内の情報処理』になります。
つまり、クライアントの脳内の情報処理が『現状の外側』になるといういうことです。
少し聞きなれない話かもしれませんが、クライアントの脳内の情報処理が変わるというのは、クライアントの重要性関数が変わる(重要性の指標が変わる)ということです。
少し噛み砕くと、もともと重要と思っていなかったものが、新たに(or再び)重要と思うようになった。もしくはその逆で大事だと思っていたものがどうでも良くなった。という状態です。
認知科学コーチングに関わらず『気付き』が起こったときには、必ず重要性が書き変わっています。
しかし、単なる気付きだと『現状の外側』というパワフルな感じが足りないように感じるかもしれません。
『現状の外側』ほどの内面に変化が起こるとは?
改めて、『現状の外側』とはそもそも何か?について整理をします。
上記の内容を整理してまとめると、
『重要性関数(重要性の指標)の変化が、現状の外側へ飛び出すほどである。』
もう少し噛み砕くと『もともと全然想定してなかったほどの、重要に思えるものが新たに見つかり、自分の中の優先順位が書き換わった』
もっとシンプルに言うと、『こんな自分、さっきまでだったら信じられない。』
という状態のことを指します。
『現状の外側』ほどの内面に変化があると、どうなるのか
重要性がガラッと変わるケース(具体例)を書いてみます。
4名とも、重要性が大きく変化し、それまでの自分では想定できなかった人生になっているように思いませんか?
無理に挑戦せずとも、重要性が大きく変化すれば、人はこれまで想像もしなかった行動をとります。そして、自然と挑戦へ向かいます。
(この段階で、初めて挑戦を後押しすることの効力が発揮されます)
挑戦とは、自分に対する受容と優しさである
挑戦は認知科学コーチングにおける一つのアウトプットの形であり、全てではない。
もっと言うと、挑戦って力強いイメージの言葉だけど、実は根底にあるのは許可と受容。 やりたいことをやって良いんだよって許可を出すこと、今までと違う自分であっていいんだよという受容すること。 力強さの裏側には優しさがある。
ここの重要性を変えないまま無理矢理「挑戦・行動」すると、心をすり減らし続けることになり、『現状の外側』の落とし穴にはまることがあります。
『現状の外側』は、新しい自分に出会わせてくれるもの
もともと全然想定してなかったほど(現状の外側)の、重要に思えるものが新たに見つかり、それを実際に重要に思い自分の中の優先順位が書き換わったとき、私たちはこう思います。
『こんな自分、さっきまでだったら信じられない。新しい自分発見。』
そう、現状の外側は、
『無理する挑戦ではなく、新しい自分と出会わせてくれれるもの。』
そして、現状の外側へいくということは、『現状の自分の認知(こだわりや固定概念)が大きく変化するということ。
つまり、『自分の重要性の破壊と創造』なのです。
『現状の外側』と上手く付き合って、で素敵な人生を送ろう。
現状の外側は、『無理する挑戦ではなく、新しい自分と出会わせてくれれるもの。』
だから、無理して破壊と創造を繰り返す必要もない。
「新しい自分と出会いたい」
「そろそろ自分アップデートするか」
「まだ見ぬ未来を見たい」
そう思った時や、
「自分を変えたい」
「今のモヤモヤから抜け出したい」
「人生をここから変えたい」
そう思った時に、
『自分の重要性の破壊と創造』を楽しんで、
『現状の外側』へ旅すればいいんじゃないかな。
では、良い人生を。
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