私のiDecoの使い方
こんにちは、松永陽央(まつながゆお)です。
さて、今日はiDecoについての話をしてみましょう。私はNISAや特定口座での運用以外にiDecoも毎月積立投資をしています。
私の場合は拠出可能額が月23,000円ですので毎月満額をeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に積み立てていて現時点の残高は135万円です。
iDecoを開始したのがコロナ禍の2020年半ばですので、ちょうど3年半くらい拠出しています。
iDecoについては、私は「人生最終盤の予備費」の位置付けをしています。
老後の生活費としては考えてなくて、最後の最後の予備費で別に死ぬまでに使わなくてもいいつもりです。
人生の最終盤でお金がない状態に陥るのって嫌じゃないですか。
今の所のシミュレーションでは、私は今後の人生でお金に困ることはないんですが、人生何があるかわかりません。何か自分にとってとても不都合なことが起こったりするかもしれません。その時に、iDecoのような差し押さえ禁止の財産を持っておくことは非常に重要だと思うんですよね。
仮に私が自己破産するような事態になってもiDecoの財産は保護されます。
こんなスペシャルな財産を60歳になったからといって売却して普通の資産に変えてしまうのはもったいないと思うのです。
私の資産では30年後のiDecoの運用金額は約1000万円です。
人生最終盤で1000万円の絶対に差し押さえされない資金があったらかなり気持ちが楽になると思います。
なお、iDecoについては、所得税控除できることが重要です。毎年のiDecoの拠出金額は276,000円ですが、これに対して数万円の税金の還付があるのですから実はiDecoはリターンが非常に高いです。
還付された現金でNasdaq100投信に投資して数十年運用すればさらにリターンは上がりますね。
所得税控除の効果を考えれば、所得が一定以上ある人にとって優先順位はiDeco > 新NISAといっても大きな間違いではないでしょう。まあ、所得が一定以上あるのですからiDeco満額やりつつ、新NISAは最速4年1ヶ月で1,800万円の枠を埋めるのが王道ですけどね。
iDecoについて「60歳まで資金拘束されるのが嫌だ」という人もいるでしょうが、所得税控除の効果が絶大なので私はぜひ多くの人にやってほしいですね。
今日は私のiDecoについての考え方を紹介してみました。
iDecoは制度が少し複雑なのでやらない人も多いと思うんですけど、毎月確実に所得税控除でリターンが得られますし、何があっても差し押さえされない安心資産なので私個人的にはとてもおすすめですよ。