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出してみる

10代、20代、自分の感受性が厄介だった。
他人の言葉に傷ついては泣き、仕事で緊張するとトイレで隠れて泣き。泣いてちょこっとラクになることもあれば、勢い余って吐いてしまうほどのこともあって、どうして自分はこんなに苦しいのかと喘いでいた。

でも、こういうのはきっと若さ特有のもの。年齢と経験を積んで、いずれ図太いオバちゃんになった暁にはメソメソすることもなくなり、でんと構えてカカカと笑い飛ばせるようになるのだと。「なりたい」「なるだろう」と信じていた。

だけど、ぜーんぜんそうじゃなかった!

50代なかば。既に立派なオバちゃんなのに、今の私ときたら若き日の自分の期待はずれもいいところ。

ここ何年かは特に心の免疫力が下がりっぱなし。かろうじて普通に生活は送れているけれど。つくづく、笑わなくなったなぁと思う。たまにクスッと笑うのは、アニメちいかわのうさぎを見たときくらいか。ぷるる。

2023年のクリスマスに小学校からの親友が亡くなった。4年間の癌治療の末のことだった。親友との別れは、これまで経験した祖父母や親や恩師など目上の方々を見送ってきた時とは心模様が全く異なった。憔悴してぼろぼろになった。

2024年は私にとって、絶対に生き延びなくてはならない一年間だった。心が弱ってぼんやりしているうちに車に轢かれたりしないよう、とにかく一年、親友のいない世界を生き延びようと、それを目標にした。
クリアした。

2025年は、もっと笑えるようになりたい。
親友が生きていた頃のように、楽しいことを楽しいと感じる自分を取り戻したい。

その為に、心の中に溜まってしまったことを出してみることにした。ただ、出してみる。あまり考えずに。人に聞いてもらうには鬱陶しいだろうからnoteに書く。

noteはじめてです。どうぞよろしくお願いします。

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