EOS R7でドリフトを撮ろう
4月6日(土)と7日(日)に富士スピードウェイでフォーミュラドリフトジャパン(FDJ)の開幕戦があります。
ドリフトは芸術点を競う競技
ドリフト競技は他のモータースポーツと違ってタイムを競うわけではなく、必ずタイヤが通らなくてはいけないエリアを通過しながら、角度や速度を競う競技で、いわば芸術点を競うものです。
ドリフトを撮影するうえで絶対に気にしなくてはいけないポイントに「いかにドリフト感を出すか?」という部分があります。
そのドリフト感の演出に不可欠なのがフロントタイヤの切れ角とリアタイヤの回り具合、そしてリアタイヤから発生する煙の量。
ドリフト感の演出に不可欠な要素が3つ、全て入っているのが上の写真。状況にもよりますが、フロントタイヤのトレッド面がカメラの方を向いていると理想的と言えるかもしれません。
富士スピードウェイでドリフト競技が行われる場合、メインとなるコーナーはヘアピンのADVANコーナーとなります。メディアで入場すればADVANコーナーのイン側から撮影できますが一般入場の場合はコーナーのアウト側、コースで見るとイン側の斜面からの撮影となります。
ドリフト感を高める演出
ADVANコーナーに設置されたフィニッシュラインに向かって滑りながらやって来るマシンをフレーミングするときは、リア側を下に下げるようなフレーミングがドリフトっぽい動きを生みます。
ここ数年のドリフトマシンのトレンドはリア荷重と言われています。そのためドリフト状態のときの後半はリア側のボディが沈みこんでいきますが、フレーミングでそれを強調すると、より一層のドリフト感が演出できます。
またドリフトの進入から滑り出しの前半は前後均等に荷重がかかりやすく、左右でバランス差が生まれます。
もしマシンを正面から撮ることが出来る状況であればより沈み込む進行方向側の下に下げるようなフレーミングをするとドリフト感は強調されます。
富士スピードウェイのADVANコーナーを斜面側から撮るとどうしてもマシンのサイドが写る状態となりますが、ドリフト前半の左右に沈み込みの差が生まれている状態のボディーサイド側を撮る際のフレーミングは、むしろリアをあげてみるというのも有効です。
ドリフト競技はあえてバランスを崩すことで横滑り状態を作り出し、その状態を美しく維持することが必要とされる競技です。
そのバランスの崩し方をよく観察して、その方向性を感じ取りフレーミングに生かすことでカッコいいドリフト写真の撮影が出来てきます。
FDJの大会スポンサーにはG-SHOCKも名を連ねるので、していく時計はG-SHOCKをお勧めしておきます。
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