APS-C機 EOS R7で展示会を撮る
めちゃ混みのアニメジャパン。装備は最小限で
東京オートサロン2024以来の展示会として、3月24日に取材にうかがった東京ビッグサイト。ここでは東館でアニメジャパン2024と西館でモーターサイクルショー2024が行われていました。
実は筆者はバイクにも乗っていたんですよ。それもオフロード車。20年ぶりくらいにバイク熱再燃中でオフロード車が欲しいなぁと考えています。
このヤマハのモトクロスレーサーはDUNLOPブースに置かれていたのですが、これはタイヤマッチングの見本としておかれているわけです。
タイヤの写真を撮る場合に一番重要なのがトレッドパターン。特にオフタイヤはエッヂが立っているので、そこを強調しようとするとストロボが必要です。
展示会の様々なものを撮影しようという場合はストロボの役割は非常に重要となっていきます。
展示会撮影でEOS R7に組み合わせたいストロボ
ストロボは光量が命です。そんな光量を表す言葉にガイドナンバー(GN)というものがあります。この数値が大きければ大きいほど大光量となり、広く、遠くへ光を届けます。
今現在発売されているカメラに取り付けるクリップオンタイプと呼ばれるストロボ(メーカーによってはスピードライト)のガイドナンバー(GN)の主流は概ね60と言われます。これはISO100、絞りf=1の場合60m先まで光を届けるというもの。ISO感度が1段増えると√2倍ずつガイドナンバーの数値が増えていきます。つまりISO400だと120mということになります。
このGN60がクリップオンストロボの限界と言われており、これよりGNが大きいタイプはバッテリーが別体となったり、そもそもカメラに取りつかないなどというものも出てきます。
Canon純正で言えばスピードライトEL-5がGN60に相当しますが、Canonの大光量タイプのストロボは総じて縦長にデザインされておりかなり大柄になります。展示会など人混みの中ではいろいろな人やモノとぶつかりやすく、ストロボ先端に付けていたデュヒューザーが外れて紛失してしまうこともあり得ます。
小さくて大光量なものはないのかと探してみると、東京は杉並にあるストロボ専業のNISSIN DIGITALがi60Aというモデルを出しています。
手のひらサイズでGN60。なおかつ専用コマンダーがあれば多灯制御も出来るネットワーク内臓です。価格も3万円台中盤。またNikon、Canonに限って言えば、このi60Aのサイズで連写対応のMG60という機種もあるのだから驚きです。こちらの価格は4万円台後半となります。
というわけで筆者は展示会スペシャルな組み合わせとしてEOS R7 +RF-S 18-150 f3.5-6.5 IS STM + NISSIN DIGITAL i60Aを持ち込んでいます。実際このi60Aのサイズ感と光量はお勧めできます。
先ほどのタイヤやヘルメットなど、エッヂを立たせたいモノを撮影する場合にはストロボはかなり有効です。
アトラクション的な着ぐるみなどを撮影する際にもストロボは重要な役目を担います。
またストロボ撮影で写真の良しあしが大きく変わってきてしまうのがコンパニオンさんの撮影です。EOS R7を含めたEOS R系のストロボの調光について覚えておいて欲しい部分があります。
有料記事ではその辺りを解説していきたいと思います。
コンパニオンさんを撮影する際のストロボの設定
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