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「五等分の花嫁*」~五つ子の未来(後編)
ここからは「五等分の花嫁」のコンテンツを振り返ってみよう。
・原作「五等分の花嫁」1~14巻
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少年マガジンに連載された本作は極めて完成度の高い作品だと個人的には感じる。何故なら「短い」に尽きる。
本作は冒頭から花嫁姿の五つ子の“誰か”と主人公風太郎が結婚式にいる場面から始める事で、誰が風太郎と結婚するのか?という考察で読者を惹きつける。更に14巻で終わるという短いスパンで描き切るのも美徳に感じる。
ラブコメ漫画は主人公とヒロインが付き合うのがゴールだと分かりながら、その過程を楽しむのが魅力なのだが、物語を長くする為、沢山のヒロインが登場して主人公を誘惑し続ける事で長くなっていく漫画が一定数ある中で本作は短いと言えるのではないか?
アニメ「五等分の花嫁」1期
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作画崩壊と言われる1期ではあるが、原作の1〜4巻までを丁寧に描いている。
全体的には悪くない印象がある。
アニメ「五等分の花嫁」2期
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作画やキャラクターのカワイさが圧倒的に上がった第2期。原画を描くアニメーターの方達の「五つ子を原作以上にカワイく描こう!」という気合が見える作品。
かなり原作のエピソードをカットしているのは、後の映画を見越しての事だったのだろうか?
7・8話の温泉回の女性キャラの描き方が性的な強調よりも綺麗な女性を描こうとする目線が印象的。
アニメ「映画 五等分の花嫁」
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原作の最後までを描く完結編。第2期と同じく五つ子をカワイく描こうとする原画部の方のパワーが垣間見える。
このアニメシリーズのオープニングやエンディング曲が五つ子目線の歌詞になっているので、クライマックスの余韻も充分。
アニメ「五等分の花∽(相似記号)」
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アニメ未収録のエピソードを描く作品。
夏休みに起こった思い出としてバラバラのエピソードを再構成して一本の作品として成りったっている手腕は、シリーズ構成の大知慶一郎の手腕なのだろう。
今後の「五等分の花嫁」予想
前編の最後で書いたように今後のアニメ展開は難しそうだが、敢えて作るとしたらで考えてみた。
・五つ子の歳を取った世界
これはそのままの意味で五つ子の1年・2年後を日常系アニメのタッチで描くのはどうだろう?
ラブコメのジャンルではなくなってしまうが路線変更という事で。
・風太郎が他の五つ子と付き合うIFストーリー
こちらは先行で家庭用ゲーム機シリーズで「五等分の花嫁 きみと過ごした五つも思い出」や「五等分の花嫁 彼女と交わした五つの約束」で描かれてはいるものの、それのアニメ化や更に別のストーリーを描ければかなりの話数で作れるのではないだろうか?
今回はアニメシリーズを追ってきたが、魅力的で良いところも悪い所もある五つ子はやっぱり好きだし、このシリーズが原作の最後までアニメ化してくれたのも嬉しい。もうあの風太郎と五つ子の付かず離れずな瞬間を新しく見れないのは残念だけど、それは思い出の中で感じれば良いという事でありがとうございました。