見出し画像

「松本山雅ジャーニー2020」開催。今年は域内への魅力を発信

9月22日(火・祝)・9月26日(土)に、地域の皆さまに向けたマイクロツーリズム企画「松本山雅ジャーニー2020」を実施しました。

松本山雅ジャーニーについて

松本山雅ジャーニーは、ホームタウン活動「スマイル山雅農業プロジェクト」の一環で、松本山雅FCの試合観戦に合わせて域外から松本を訪れた方々向けに、地域の魅力を知っていただくためのオリジナルツアーです。

「スマイル山雅農業プロジェクト」発端の経緯や込められた思いを語った社員インタビューについてはこちらの記事をご覧ください。

2019年から開始した松本山雅ジャーニーは、松本という地域を知り魅力に触れてもらうことで、サッカーをきっかけとした地域活性化を目的の一つとしています。事業PRパートナーquod,LLCとの共同企画。初回となる昨年は、ホームゲームに訪れて頂いたアウェイサポーター向けに、農園キャンプという形で実施しました。

画像1

昨年実施した松本山雅ジャーニーについてはこちら:https://www.yamaga-fc.com/archives/186216

しかし、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、県外から積極的に参加者を募ることや宿泊を伴うイベントを開催することが困難だと考え、安心・安全を第一に昨年とは内容を変更して実施。今回は、地元の皆さまに、山雅を通して地域の食材や地元の魅力に触れていただく企画「松本山雅ジャーニー2020」として9/22(火・祝)と9/26(土)の2日間、計3回に分けて開催いたしました。


地域の事業者とのコラボレーションが実現

今回の松本山雅ジャーニー2020は、地元・松本市の3カ所の事業者さんにご協力いただきました。

22日に行われたday timeでは、ボールゲーム教室と枝豆収穫のあと、中山地区・中山東花園のキッチンとピザ窯、休憩スペースをお借りし、親子でオリジナルピザ作り体験を行いました。
中山東花園は、個人の方が松本市中山の高台に造られた農場を平成24年より地元の青年農業者を中心としたメンバーによって引き継ぎ管理運営している農場です。
現在は年間を通じてじゃがいもなどの収穫体験や、ピザ・おやき作り体験、野沢菜漬け体験など、農産物を使ったワークショップを地域の親子向けに開催しています。山雅のサッカースクールのキャンプに使用させていただくこともあります。東花園のすぐ横にはスマイル山雅農業プロジェクトで育てているあやみどりの畑が広がっています。

今回の企画では、中山東花園の設備をお借りしたほか、スタッフさんに先生としてピザの作り方を実演していただき、さらに材料の下ごしらえやピザ窯の取り扱いまでお手伝いいただきました。
自家製ピザソースに使用したトマトと仕上げのバジルも、中山東花園のハウスで栽培したものです。

子どもたちは先生の教えのもとピザ生地を思い思いのかたちに成形し、とれたてのあやみどりやパプリカ、ナス、玉ねぎなどの地元産野菜を自由にトッピングしていました。ハート型やネコ型などオリジナルのピザを楽しむ子どもたち。お父さん・お母さんと一緒に作ったピザを嬉しそうに食べ、楽しいランチタイムを過ごしました。

当日の様子

画像3

画像2

画像4

画像5

画像7

画像7

画像8

地元ホテルと共に実現した 一日限りの絶景ディナー

dinner timeでは、昼の部同様にあやみどりの収穫を行ったあと、ヨガインストラクターの方と一緒に、松本平から見下ろす美しい景色を眺めながらヨガに挑戦。

画像9

お待ちかねのディナーは、クラブのトップスポンサーでもあるホテル ブエナビスタさんに、この日限りの特別なコース料理をご用意いただきました。 


ブエナビスタは、松本駅近くにある地元の人なら誰もが知っているホテルで、レストランの食事も人気です。
そんなブエナビスタに、「あやみどりや信州の食材を使ってコース料理を作って欲しい」とお願いしたところ、スケジュールもタイトな中快諾いただき、「枝豆の美味しさが最大限伝わるラインナップにしたい」「デザートはぜひ入れて欲しい」などたくさんのリクエストにも応えていただきながら、松本山雅ジャーニーのためにメニューを考えていただきました。
そんなこの日限りの特別なコース料理をご紹介します。

前菜は「信州産キノコを使ったサラダ」。ボイルした枝豆と信州産きのこをわさび風味のドレッシングで和えたサラダ。枝豆本来の味が存分に感じられました。

スープは「松本山雅特産あやみどりの冷製ポタージュ

画像10

枝豆の旨味、甘みを最大限味わってもらうためにあえて冷製にしたという、あやみどりの美味しさを活かすためのシェフのこだわりが詰まった逸品でした。

ヴィアンドは「信州産福味鶏のスパイシーソテー 信州の野菜を添えて

画像11

福味鶏は生産数が少なく貴重な、信州を代表する銘柄鶏。低カロリー・高タンパクなのが特徴で、天然の糖・トレハロース配合の餌料を与えることで臭みの少ないお肉に仕上げています。柔らかさを保つため、しっとりと低温で焼き上げるのがこの料理のポイント。ナス、ズッキーニ、カボチャなどの地元産夏野菜や珍しい「ゼブラトマト」と一緒に食べます。皆さん、お肉の柔らかさにびっくりしながら味わっていました。

パスタは「松本山雅特産枝豆とパンチェッタのペペロンチーノ」。
パンチェッタの塩気と、炒めた玉ねぎ、枝豆の甘みがマッチした具だくさんのパスタです。

デザートには、秋の味覚・紫いもの餡が中に入った水まんじゅうと濃厚なガトーショコラをメインにした、和と洋が同時に楽しめる盛り合わせプレート

画像12

温かいコーヒー、紅茶と一緒に味わって、体も心もあたたまりました。

「実は豆があまり得意ではなかったんだけど、今日のお料理はとっても美味しくいただけました。枝豆が好きになりました」と、嬉しいご意見も。
ブエナビスタの皆様には、調理や配膳を担当いただいたほか、シェフ自ら食材やそれぞれのメニューについて丁寧に説明していただきました。地域の食材について知識を深めることもでき、またお料理をより一層美味しく感じられました。

画像13

途中、松本山雅の神田社長がサプライズゲストとして登場。「本日は参加いただき、誠にありがとうございます。『地域がチームを強くし、チームが地域を良くする』ことを目指すためにも、このような地域の皆さまに楽しんでもらえる企画を今後も続けていきたいと思っています」と挨拶させていただきました。

参加者の方からは、「日常生活の中で生産者さんのことを意識する機会は少ないが、今日のように食材や料理について話していただけると、生産者さんのことを思うきっかけになる」という声も。
また、「夕方の風を感じながらのヨガは心地よく、松本の景色を見ながらいただくディナーはあやみどりや地元の食材のおいしさを実感でき、とても美味しかった。今日は参加してよかった」と喜んでいただきました。

画像14

ディナーを提供してくださったブエナビスタのシェフからは「普段ホテルの厨房にいると、お客さまからの感想を聞ける機会があまりない。今回直接参加者の皆さまと交流して、『おいしい!』という声が聞けて、とても嬉しかった。またこのような機会があれば、ぜひ参加したい」というお言葉をいただきました。

地元産食材をおいしく味わうためのこだわりバーガー

26日には、地元産野菜を使ったメニューが楽しめる松本市内のレストラン・あさひ堂にご協力いただき、枝豆バーガー作りを行いました。あさひ堂には、子どもたちが楽しんで作ることができ、地元産食材の美味しさを味わえるこの日のための枝豆バーガーのメニューを考案していただきました。

この日作ったのは、採れたての地元野菜と枝豆を使った「山雅ガン豆くね(がんずくね)バーガー」です。

画像15

ほうれん草をピューレした緑の特製バンズで枝豆入りの信州福味鶏で作ったつくねをはさんだ、素材そのものの美味しさが感じられるハンバーガー。大人も子どもも皆笑顔でランチタイムを過ごしました。

画像17

画像17

また、10月10日(土)のホームゲームでは、試合前のスタジアムでマルシェ出店をしていただきました。
今後はホームゲームでの販売だけでなく、スマイル山雅農業プロジェクトのイベント等で地元産野菜を長野県外に提供する際にもあさひ堂さんにご協力いただく予定です。

域内に向けた「松本山雅ジャーニー」で生まれた地域のつながり

23日(水)のFC琉球戦では、22日に収穫した枝豆をスタジアムで販売。前日にジャーニーに参加してくださったサポーターの方が何名かブースを見つけて買いに来てくださり、「昨日は楽しかったです」「また地域の人たち向けのイベントを企画してほしい」と嬉しいお言葉をかけていただきました。

画像18

今回、昨年度の松本山雅ジャーニーとは違った内容になりましたが、地域の方々に向けた企画にすることで、参加者の皆さまが地元の食材を楽しんだり、山雅のスタッフと共に談笑したり、参加者同士の新しいつながりが生まれたりといった新たな時間をつくることができました。
こうした「山雅を通じてできるつながり」を生めるような場を、今後もつくっていきたいと思います。

松本山雅FC公式YouTubeチャンネルでは、今回の松本山雅ジャーニー2020の様子をまとめたムービーを公開しています。こちらもぜひご覧ください。


来年度は地域の方々と域外の方々、それぞれに向けた松本山雅ジャーニーを開催するべく企画構想中です。
ぜひご期待ください。

【SNSでは、チームの情報を日々お届けしています】
Facebook / Twitter / Instagram / LINE@ / YouTube

編集:quod,LLC 柴田菜々
ライティング:quod,LLC 宮本倫瑠

いいなと思ったら応援しよう!