社長note【RAZUSO(ラズーソ)】
クラブビジョンである「人々の郷土愛に支えられた地域発展」を実現するために、クラブの原点に今一度立ち戻り、松本山雅FC の前身である山雅サッカークラブを母体に信州からJリーグ入りを目指していた2003年当時の任意団体名「ラズーソ・J・プロジェクト」より名称を決め、2019年8月地域の子どもたちを支える仕組み作りをスタートさせました。
ラズーソは、信州の方言「そうずら」に由来します。
ロゴには、街のシンボルである松本城をデザインし、地元の地域愛と信州から世界へ羽ばたく子どもたちが街の象徴になることをイメージしました。
松本山雅FCと地域との繋がりをより深いものとし、共に歩み、さらに発展していく願いを込めています。
松本山雅FC「ドリームビジョン」に繋がる、一体感をもった「人づくり」の基盤を目指しています。
その上で、ソフト・ハード両面のさらなる拡充が必要であることを認識し、普及活動や幅広くスポーツに関わる機会を提供すること、教育(文武両道)を意識しスポーツを通した人格形成、更には国際交流への発展も目指しています。
今日までのクラブからの情報発信をまとめるとこのような形になりますが、まだ多くの方に届いていないことも実感しておりました。
なぜ今か・・・それは絶好の機会を頂いたからです。
松本山雅FC U-18に所属し、先日の天皇杯長野県予選決勝でゴールを決めた田中想来(そら)選手。長野県宮田村出身で、U-15から松本山雅FCに所属しています。
信州ダービーでのゴール、感動し、興奮しました!
このゴールには様々な意味が詰まっていますが、クラブにとっては道のりの途中であることに変わりはありません。全てをここで論じるのはおこがましいことであり、皆さんに感じてもらうことがこのクラブの歴史において、もっとも重要だと理解しています。
RAZUSO会員の皆様、大したお返しが出来ておりませんでしたが、ご支援ありがとうございます!皆さんにはこのゴール、ずっしり届きましたよね!?
クラブを代表した立場で言わせて頂くと、更に多くの方にRAZUSO会員としてご支援をお願い出来れば幸いです!
2012年山雅にとってのJリーグ元年より、社員は海外研修を始めました。ドイツを中心にビッククラブよりも地方クラブや成り立ちが似ていると感じたクラブを選択し、まちづくりから新スタジアム構想までを見据えての研修は、まさに百聞は一見に如かずという感覚でした。
そんな中、「フェライン」という仕組みに出会いました。簡単に言うと日本でのNPO法人のようなものですが、ドイツでは更に税制優遇があると聞いています。
FCバルセロナで有名な「ソシオ」という仕組みも会員に支えられる仕組みです。「クラブ以上の存在(Més que un club)」というスローガンも地域と共にある山雅として非常に魅力的です。
松本山雅は何を目指すのか、常に答えを探しています。
まず一つ目指したいことは、数によって支えられるクラブを追求することです。当然スポンサー営業も大切です。鎖骨スポンサーが明日にでも決まれば大きな収入です。
今回の信州ダービーは日本中が注目の一戦になりました。後発クラブであり、決してサッカー文化が進んでいた地域ではありませんが、信州でもこれだけのサッカー熱が出来上がりました。
「俺たちの山雅」であること、クラブをご支援頂く皆様とどのような形で繋がり、絆を深めることが出来るか、そんな仕組みの検討を進めました。クラブガンズ会員、後援会員、シーズンパスホルダー・・・様々なクラブへの支援を頂いている上で、2019年二度目のJ1へのチャレンジのシーズンに、新しいチャレンジをしたいと思っていました。アルウィンが満員でチケット完売試合も予想された中で、試合に行けないけど遠くからでも山雅を応援したいと思ってもらい、感じてもらえるような仕組みを作りたい・・・そんな想いでした。
スモールスタートでも今はじめよう・・・いつか必ず皆さんにこの想いが伝わるタイミングがあると信じて・・・。
今後はRAZUSOから支援を得て、どのような活動に繋がっているか、より鮮明に皆様にお伝え出来ればと思っています。
そして、更に多くのRAZUSO会員様に支えられながら、トップチームが躍動し、いつかの新スタジムでアカデミー出身選手がゴールを決める瞬間を信じて、クラブも活動していきます。
引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。