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喫茶店

空き時間が2時間あり、愛煙家の私は煙草が吸える場所を求めて、土地勘のない神谷町という街をフラついた。

いまはどこのお店も煙草が吸えなくて、喫煙可能店を見つけることは難しい。半ば諦めながらも諦めきれずにフラフラと見知らぬ土地を歩く私の眼前に、昭和のかおりただよう喫茶店の看板が飛び込んできた。お店の外には潔い太文字でデカデカと『全席喫煙OK』の文字。ここ2時間ほどずっと、煙草が吸いたくて仕方のなかった私は、まさに吸い込まれるようにその喫茶店に入っていった。

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1,083字

思ったことを記しておきたい。

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