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『ちゅらさん』えりぃの報告と真理亜さん

『ちゅらさん』クレイジーです


中学を卒業してから離れていた小浜島
久し振りに
えりぃは
真理亜さんに連れられて帰ってきました
…てか、
真理亜さんは都会人、
電車もない、暑い沖縄にゼィゼィ…

それでも何とか
パシャパシャと景色を写真に収めながら
あの我が家に帰ってきました

暫し思い出に耽る
えりぃ
沖縄の、穏やかな空気を感じる
真理亜さん


「真理亜さんは
  なぜ私を小浜に
  連れてきてくれたんですか?」
えりぃが問います

「まぁ、あれだ、
  センチメンタルジャーニー」
真理亜さんは
えりぃが心から息を吐く、泣ける場所に
連れてきてくれたんだねぇ
でも泣かない
えりぃに「泣かないんだ」と吐露します

メルヘン小説の材料探しの為に
来てみたかった様に言う
真理亜さんですが、
お姉さんですね、
えりぃが心配で何とかしたいのでした

浴衣に着替えてのんびりする二人
真理亜さんが言います
「わかる気がするわ…」
「何ですか?」
えりぃが問います
「こんな所で育つと
  あんたみたいになるんだなって」
これは悪態ではないですよ、
褒めてるんです

そうして、二人、花火をして楽しみました


翌日、そんなこんなで、
和也くん、
文也くんとの思い出の場所を巡ります

木々の中に入ると
大きな鳥居があり、
ガジュマルの木々が大きく茂っています
えりぃは、
キジムナーの話をした事を思い出し、
真理亜さんに話します

その話を聞いた直後、
真理亜さんの後ろをタタタタタと走る…
ん?振り返ると…
キジムナー?
真理亜さんも小浜の神様に会えたのかな


そうして二人は
あの思い出のガジュマルの樹に向かいます

小さな苗木を
文也くんと植えた
和也くんの樹


えりぃは涙を流します

「和也くん…
  ごめんね、約束を守れなかったさぁ」

写真を撮ろうとした
真理亜さんでしたが、
そっと手を下ろします

えりぃは
和也くんの樹に、
みんな報告しました
東京で
文也くんに会えた事
看護婦(師)として頑張っていて、
同じ病院で
文也くんも頑張っている事、

文也くんに心を打ち明けた事、
想いは叶わなかった事、全て

真理亜さんは黙って後ろを向き
しゃがんで様子を察していました


さよなら初恋
えりぃはきっとそう思っていたでしょう


でも!
ここでおばぁのナレーション!
明日はきっと、何かある!


お楽しみにしていてねぇ!



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