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マーケティング観察 #002 音声配信サービス「Voicy」
こんにちは。matsumotoo(@matsumotoo988)です。
今回は音声配信サービス「Voicy」について、観察していきたいと思います。
まずは事業内容と競合についてです。
■事業内容
1.ボイスメディア「Voicy」の開発・運営
2.音声配信インフラの開発・提供
3.音声体験のデザイン・コンサルティング
■競合
直接的な競合はpodcastやネットラジオだと思われる。
ただ可処分時間の奪い合いという意味だと、SNS・音楽サービス・ゲームなども含まれそう。
STP分析
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こちらの記事にて代表の緒方さんが話されているとおり、ネット時代の新しい音声放送のインフラとしてVoicyは作られたので、イノベーター/アーリーアダプターを狙いにいったのでは?と推測しました。
流通面的には、家入一真さんが使ったのがきっかけとなり、その後はあちゅうさん、イケダハヤトさん、本島彩帆里さん、塩谷舞さんのようなインフルエンサーに広がっていったようです(参照記事)
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こちらはリスナーのターゲティングですが、自分や周辺にユーザーがいたので、逆算して考えてみました(サンプル3人ですが、ご参考までに)
ちなみに自分の場合は、こんな感じでtwitter経由で知る→アプリをインストールしました。
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ざっくりとしたポジショニングですが、現存の中ではVoicyがとてもSNS・ブログと同じくらいpersonalな位置にいると思われます。同じ聴覚だと、ネットラジオやpodcastもありますが、Voicyの方がpersonalな印象を受けてます(主観も入っているので、もう少し整理する余地がありそうですが...)
4P分析
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個人的に気になったのはユーザーのところで、「月間で35万人、1人あたりの1日平均リスニング時間は約40分」と思っていた以上に1日あたりの接触時間でした。また、通勤時間などに聴くことが習慣化してしまいやすい性質がありそうなので、Webサイトの滞在時間とか比べてしまうと驚異的な数字だと思います。
※参考にした記事(チャンネル数・ユーザー数について)
サービスの展開の仕方からの考察
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(1)ユーザー誘致のため、高い確率でニーズが存在する英語学習者向けコンテンツを早い段階からVoicy内で流通できるようにした。ビジネス/ニュース系のコンテンツも初期に優先的に充実させようとしていた可能性がある
(2)既存の別媒体の企業とも積極的に提携を進め、 Voicyでのコンテンツ配信を進めている(文化放送/毎日新聞/スポニチ)
(3)スマートスピーカーの発売当初よりコンテンツ配信枠を所有しており、ノウハウ/知見を「音声体験のデザイン・コンサルティング事業」に生かせそう
まとめ:観察して感じたこと
今回の観察では、プラットフォームの難しさを感じました。
Voicyの難しいところではあるのですが、リスナーの獲得のためには、プロダクトの磨き込みだけでなく、コンテンツの充実が必要になってきます。
ただそのときにVoicyが直接関われない部分が多い(ex.チャンネル内のコンテンツなど)ため、プラットフォーム運営が難しく感じられました。
仮説ですが、Voicy内で人気のあるチャンネルは優先的に露出することで、現在はコンテンツ品質の担保をしていそうでした。
(現在はVoicy公式チャンネルも存在はしていますが、それでも全チャンネルからみると少数と思われます)
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また個人的にですが、以下のようにプラットフォーム改善の様子なども公開されているので、1ユーザーとしてとても好感をもちました。
また他にも気になる部分がありますが、今回はここまでとさせてください。
今回のマーケティング観察はいかがでしたでしょうか...?
自分なりに解説して見ましたが、もし何かの参考になりましたら、幸いです!
お読みいただき、ありがとうございました。
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