本日、「HUB INN」開業します。
2年前の9月に見た光景。
偉大な先輩方のライブ。
ポルノグラフィティの二人が全国の皆さんに伝えてくださった「故郷因島の美しさ」
自分も、自分の故郷の美しさを胸を張って伝えれる人になりたい。
そう思い、2年という時を経て、ようやく自分の想いが形になった宿泊施設が、本日完成しました。
また、今日はそんな因島の先輩方、ポルノグラフィティの配信ライブ〜REUNION〜が開催されます。
因島の先輩たちが新しい挑戦、新しいスタートを切る同じ日に、こちら因島でもこうして新たなスタートが切れることを、心より嬉しく思います。
15年前、冬が近づくこの季節に開催された、島の子供達だけを招いたポルノグラフィティの因島凱旋ライブ。
「この島で生まれ育ったことが、将来、どこへ行っても君らの自信になって、辛い時苦しい時、君らの背中を押してくれる。因島がみんなの心の中に素晴らしいもんを残してくれとる。わしが保証する!」
今でも僕の記憶の中には、その時の誇らしい気持ちがくっきりと残り、背中を押してくれています。
2年間の準備期間の中で、本当にたくさんの全国の皆様に支えられました。小さい施設とはいえ、初めてのことばかりで、不安なこと、心が折れそうになる瞬間もありました。
また、準備期間中に新型コロナウイルスの世界的な流行もあり、自分は今このような状況の中で、本当に因島に宿泊施設をオープンしても良いものかという葛藤もありました。
しかし、皆さん一人一人のお言葉で前向きに進むことができました。ポルノグラフィティがきっかけで出会ったたくさんの、僕にとっては本当に宝物のようなご縁です。
まずは皆様、このような素敵な経験をさせてくださり、ここまで連れてきてくださり、HUB INNという場所を一緒に因島に作ってくださり、本当にありがとうございました。
これからHUB INNでの活動を通して、皆様に恩返しできるよう、ひたむきに事業を進めていきます。
因島に来てくださる方に素敵な思い出を作ってほしい。
この島の美しさを伝えたい。
そんな想いで作ったのがHUB INNです。
僕にとって因島は、ただ一つの大切な故郷であり、新しく自分がお店を出店するということは、街の雰囲気や人の流れを変えると思っています。
と同時に、流行らないからといって簡単に辞めてしまえば、それ以上に島にとって、地域の皆さんの心の中に寂しさを残します。
だからこそ、覚悟を持って、しんどい時期があろうと何としても続けていくという気持ちでプロジェクトをスタートさせました。
2年前、会社員を辞め、客室清掃のアルバイトからはじまり、宿泊施設での経験を積みました。
宿泊業は簡単に始めれて、そして続けれるほど甘いものではないことを自覚しました。
また、限られた少ない資金の中で、自分たち自身で施工した部分が多かったのですが、皆さんに喜んでほしいという一途な想いで出来あがった空間です。
いつか、ぜひお越しいただけると嬉しいです。
この2年間で一貫してずっと大切にしてきた、そしてこれからも大切にしたいこと。
誠実であること、
謙虚であること、
前向きであること、
大らかで温かいこと。
すべて、ポルノグラフィティの姿を見て学んだことです。
僕1人では、このプロジェクトを進めることはできなかったと言い切れます。
SNSで応援してくださる皆様、HUB INN BOXを買ってくださる方、建築士さん、大工さん、水道屋さん、電気屋さん、建具屋さん、左官さん、土生商店街の皆様、尾道市役所の皆様、因島総合支所の皆様、因島商工会議所の皆様、近所の方々、瀬戸内で繋がった大好きなお店や人たち、因島のみなさん、友達、前職のみんな、クラウドファンディングで支援してくださった方々、そして、ポルノグラフィティのお二人の存在。
関わる皆さん一人一人のおかげでHUB INNが成り立っていること、今日こうしてHUB INNをオープンできることに、心より感謝しております。
本当に、ありがとうございました。
ここからがスタートです。
これから色々なことが起きると思いますが、いつも周りの皆さんに支えられていることを忘れずに、そしてそんな皆さんに支えられていることに自信を持って、胸を張って、これから一歩ずつ進んでいきたいと思います。
いつの日か、
因島でお会いできれば嬉しいです。
皆さまにお会いできる日を、
心より楽しみにしています。
HUB INN 松本恭平
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