人生初の宝塚体験 死ぬまでに一度は観ておくべき!至高のステージ
宝塚歌劇団、
行っちゃいました、見ちゃいました。
結論はすでにタイトルに書いてます。
『死ぬまでに一度は観ておくべき』
これは男女関係ありません。
日本人なら米食えよ
日本に住んでるなら宝塚見とけよ
・・・ってレベルで、摂取した方がイイ栄養です。
今回見たのは『桜嵐記(おうらんき)』
月組トップ 珠城(たまき)りょうさんの退団公演です。
舞台は南北朝の動乱期。
南朝につかえる武将・楠木 正行(くすのき まさつら)の
物語です。
いわゆる歴史の教科書でも勉強した、
『武家の北朝』 VS 『公家の南朝』です。
まず驚くのは演者さんの『声』
有楽町にある『東京宝塚劇場』って
まーーーデカいんですよ。
1階席は24列(僕は16列)
2階席も16列まであります。
後ろの席の方は、オペラグラス必須です。
そんな広い舞台、複雑なセリフも多い中、ハッキリと一語一語聞き取れます。
しかも皆さんいい声!
男役の人は『堂々と凛々しく』
娘役の人は『可憐に可愛らしく』
聞いているだけでウットリです。
立ち姿の美しさ
遠目に見ても分かる
『たたずまいの美しさ』
『凛としてそこに居る』とでも言えばいいのでしょうか。
ただ歩く姿1つとっても、見ているだけで居住まいを正される
・・・と言いますか。
しなやかな中に感じる『体幹の強さ』
そういう肉体にこそ宿る『意志の強さ』
それら全てが合わさって『凛々しい美しさ』につながっている。
これは女性ファンを虜にするわけです。
改めてすさまじい『全員女性』という事実
当たり前ですが、
これは物語なので、男女の役柄があります。
男性が女性に、女性が男性に
愛をささやくシーンもあるわけです。
それを宝塚では全員女性がやる!
改めて考えてみると、スゲーことだなと思うワケです。
いわゆる、男装の麗人ではなく
本物の男、雄々しい武将を演じるわけですから。
そしてそれが下手な男性が演じるより
力強く雄々しく見えるのですから、
もう解析不能な素晴らしさです。
知らなかった二部構成
今回僕は以前に一緒に仕事をさせて頂いた
とある方に連れて行って頂きました。
公演が始まるまでに聞いたことをいくつかご紹介。
まず『二部構成』です。
宝塚の1回の公演時間は、幕間(休憩)を含めて
およそ3時間です。
3時間まるまる演劇というワケではなく、
『前半 ミュージカル』『幕間』『後半 レビュー』
・・・というパターンが多いそうです。
レビューって分かりづらいですよね。
要するに、華麗でカワイイ衣装で繰り広げられる歌と踊りの世界。
アーティストのLiveに近い感覚です。
例えば今回ですと、
『前半 桜嵐記』 1時間35分
『幕間』 35分
『後半 Dream Chaser』 55分
なので、13時30分 開演だと終演は16時30分になります。
後半の『Dream Chaser(チェイサー)』も
まあ素晴らしいです。
キラキラ輝くセット、
何回お色直しすんねん!・・・って突っ込みたくなるほど。
『めくるめく』ってこういう感覚なんだと初めて知りましたね。
みんな退団するわけじゃない
天海祐希さん
七海ひろきさん
真矢ミキさん
黒木瞳さん
壇れいさん
みなさん元々は宝塚出身、
宝塚を退団されて、多くは女優さんとして
芸能活動をしてらっしゃいます。
でもそうした道は選ばず、
宝塚に骨をうずめる方もいるそうです。
まあ当たり前ですよね。
ある80歳の方には今でも根強いファンがいるそうです。
他にも宝塚本体の幹部になる人もいるそうな。
こんな時代にこそ必要
強く感じましたね。
まだまだ収まらないコロナ禍。
ちょっとテレビを点ければ、
東京では感染者〇〇〇〇人!
オリンピックなんてやってる場合か!
ワクチン反対!ワクチン反対!
もうイヤになりますよね。
そんな人たちの救いのひと時を提供してくれる。
それも極上のひと時・・・
日本に宝塚があって良かった。
そう思いながら通う人は多いんでしょうね。
反省点を一つ
実は今回、徹夜明けという無謀な状態で
行ってしまったので
素晴らしい劇、ステージにも関わらず
途中 何度か意識が飛びました。
連れて行っていただいた方には
タイヘン申し訳なく・・・
次回は万全のコンディションで観たいと思っております!
みなさんも
「機会があったら・・・」なんて常套句はいいません、
「死ぬまでに必ず1回は観て下さい!」