テレビの放送作家をオススメしない理由
はじめて、25年ぐらい放送作家で飯を食っているミツと申します。
もし将来、放送作家になろうと思っている人が持つであろう疑問。
「いま放送作家って仕事はどうなんだろう?」
こんな疑問に答えていこうと思います。
☆僕の答えは「あまり未来はない仕事」です。
いまに始まったことではありませんが、
テレビ・ラジオの製作費はどんどん削られています。
スポンサーになる企業が、広告うつ媒体「テレビ」⇒「ネット」に
なっているからです。製作費が削られた時、真っ先に切られるのが作家。
僕はラジオの仕事もやっていますが、特に製作費が少ないFM局では作家が
いない番組の方が多いです。
そして定年がない仕事、というのも若手作家が入っていきづらい環境を作っています。
放送作家は頭脳労働です。頭さえしっかりしていれば、いつまでも続けられます。
事実、YouTubeのカジサックチャンネルで、売れっ子作家の高須光聖さんが出演していた時、高須さんはこういっていました。
「こんな面白い仕事、まだまだ人に譲る気はない」(高須さん57歳)
一般視聴者は「高須さんスゴイな~」と感心したかもしれませんが
僕は心底ゾッとしました。
まだまだベテラン作家は健在で、一部のギャラが美味しい仕事のほとんどは彼らによって占められています。
放送作家の仕事の発注は、ほとんどが人間関係、これまで築いてきた信頼によって成り立っています。例え、誰かが一人いなくなったとしても、次の世代のベテランに変わっておしまい、これが現実です。若手が入る隙間はありません。
だからテレビ・ラジオの放送作家を目指すことをオススメはしません。
それなら、ユーチューバーのブレーンを狙う方が良いと思います。
今はSNSで、誰でも著名人とアクセスできる環境です。
「これから伸びそう!」というユーチューバーに目を付けてコンタクトし
その人物のブレーンとして入り込むのは、ありなんじゃないかと思います。
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![🎈ミツ@変な本を書く作家](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/99802382/profile_9962c73cb5418c317c1ab039d00bd991.png?width=600&crop=1:1,smart)