アニメ「ウマ娘 プリティーダービー」に見る ズラしのコンテンツ作りに脱帽
最近ハマってしまったアニメ。
それがみんな大好き
『ウマ娘 プリティーダービー』
なんか話題になってるな。
ファミマがコラボ商品出したりしてるなあ(2022年2月時点)
・・・って気になっていました。
ということで、
先日、アマプラでみたところ・・・
すっかりハマってしまいました。
実在の競走馬がカワイイ女の子になる
ナリタブライアン
シンボリルドルフ
トウカイテイオー
オグリキャップ
ライスシャワー
ウォッカ
競馬好きってワケじゃないですけど、
このぐらいは知ってます。
ターフを駆け抜けた
名だたる競走馬たちを “ただ美少女にした”
最初はそんな風に思っていました。
しかしそれは間違いでした。
ただ美少女にしたワケじゃなかったのです。
一番好きなエピソード ライスシャワー編
ライスシャワーという競走馬がいます。
こんな馬です。
1992年の菊花賞を制覇!
1993年の天皇賞・春を制覇!
どちらも競馬界ではめっちゃ大きなレース。
しかし、この2つのレース、
競馬ファンが期待したのは・・・
菊花賞でミホノブルボンのクラシック三冠!
天皇賞・春でメジロマックイーンの天皇賞三連覇!
この2頭の競走馬の晴れ姿でした。
競馬ファンの夢をことごく阻止したのが
ライスシャワーだったのです。
勝負は勝ったものが賞賛されるべきです。
しかしこの時、
ライスシャワーに騎乗した的場騎手は後にこう語りました。
「拍手もなくて、ブーイングのような雰囲気」
・・・おいおい空気読めよ
・・・競馬ファンの夢をこわしやがって
そんな風に思ったファンが多かったんですね。
このことから
ライスシャワーについた異名が「黒い刺客」
勝者にも関わらず「ヒール」になってしまいます・・・。
結婚式、祝福の象徴
「ライスシャワー」という名前だけに
馬主もトレーナーもきっと悲しかったことでしょう。
アニメで見事に再現
実在のライスシャワーは馬ですから
人間たちの気持ちや思惑は分かっていないかもしれません。
・・・でも、もしそれが一人の少女だったなら
心ないブーイングに悲しみ、
「わたしが走るとみんな不幸になる」
そんな風に考えたのではないでしょうか。
アニメではそれを見事に再現しています。
ライスシャワーという少女の苦しみと葛藤を
これでもかとばかりに描いたのです。
めっちゃ上手いなと思いました。
そもそも競馬って
一時、若者の間でも流行ったことがありましたけど
基本、おっさんが好きな世界です。
競馬にロマンを感じるのは
ごく一部の人たちなのです。
それをアニメにしてズラすことで
あらゆる年代の人たちが楽しめるコンテンツに
生まれ変わらせました。
ウマ娘がきっかけで競馬場に足を運ぶ人もいるでしょう。
創造力が豊かな人は
自分が好きな馬に、脳内でストーリーをつけるでしょう。
一部のおっさんの趣味を
うまくズラしたコンテンツの見本、
「ウマ娘 プリティーダービー」は素晴らしいアニメだと
ぼくは思うんです。
ちなみぼくは、トウカイテイオーが好きです!
・・・あ、どうでもいい情報ですね。
では!