【サウナ話】初めて「ととのった」話。
偶然テレビで見たサウナ特集がきっかけ
タイトル通り、僕が初めて「ととのった」話。
現在、コロナ禍でサウナ通いは抑え気味だが、それでも週1ではサ活をしている。そんな僕が初めて「ととのった」のは今から2年前の初夏。ちょうど仕事も忙しくなり、長時間のデスクワークで腰痛に悩まされていた頃。
もともとお風呂は好きな方だったから、平日休みを利用して、スーパー銭湯にでも行こうと思い、ボーッとテレビを眺めていた。すると、何やらサウナ特集が。(どの番組だったかは覚えていない。。。)「健康になりたければサウナ!」的な紹介のされ方に「ホントか?」と疑問を抱きつつ、せっかくだからと、サウナの入り方を脳内記憶し、家を出た。
サウナ特集に半信半疑のまま入浴、苦しみ悶える
向かった場所は足立区東部にある『大谷田温泉 明神の湯』。当時は東京足立区に住んでいたため、本当に近いという理由だけでココに向かった。さすがは平日休み。しかも真昼間。地元のおじいちゃん達しかおらず、快適に入浴ができた。一通り湯船を楽しみ、体を洗って、いざサウナへ。「10分サウナで水風呂2分、そして休憩」脳内記憶した、あの手順を思い出しながら、ドアを開けた。
子どもの頃から汗っかきな僕は、開始3分くらいで汗ボタボタ。「汗はタオルで拭きながら」テレビで言っていたサウナマナーもしっかり遵守。
7分経過。「きついきついきつい!」平然を装いながらも、心の中では大絶叫。今でもそうですが、ゴールが見えないこのくらいの時間帯が一番キツいですよね。でも、あのテレビの特集を信じて、耐えるに耐えようやく10分!
水風呂さま、その存在意義が初めて分かった
死ぬ気で耐えて蒸され切った状態でサウナ室を後にし、フラフラのまま水風呂へ。テレビでやっていた通り、汗を流し、ゆっくりゆっくり水風呂へin!
今までほとんど入ってこなかった、むしろその存在意義すら否定していた水風呂。この日を境に、尊敬の念を抱く存在に!最初こそ「冷たっ!」と感じたものの、肩まで浸かって、体育座りをしていると、「ん?冷たくない。てか、浮いてる感覚だぞ」いわゆる、天使の羽衣を纏った状態に!「何これ。何この感覚!」これまた平然を装いながらも、心の中では快感でニンマリ。きっと、表情にもニヤニヤと出てたと思うが。頭の中でしっかり2分を数え切って立ち上がると、これまたフワフワな感覚。「なんかすごいぞ!」と思いながら、露天へ向かう。
「このまま死んでもいいや」と結構本気で思った
フワフワなまま、露天エリアへ。「体をよく拭いてから、座って休憩」と相変わらず脳内記憶を頼りに、整いイスに腰をかける。
「すごい体が軽いなぁ」「結構すごいなサウナって」なんてことを考えていると、来た。あの感覚が。なんとも言えない「ふわぁ〜」って感覚。「ととのい」が。ドラマ『サ道』の第一話のナカちゃんさんが初めてととのったシーンと全く同じ状態に。
「なにコレ、すごい気持ちいい。親父たちはこんな気持ちいことしてたのか?」
ホントこれ。空を見上げ全身で風を受ける。そして、これまで考えていた仕事のことや、人間関係までも「別にどうにかなるでしょ〜」「あの仕事、俺じゃなくてもいいしな〜」「こんな頑張らなくても、人間死んだらみんな一緒だよな〜」と悟りを開く。「このまま死んでしまっても、いいかな〜」と新教祖になるつもりにまでなってしまった。そんな休憩を取りながら、この日は2セットを回した。無論、帰り道では、青空の下、目はバッキバキ、体ウッキウキで足取りも軽かったなぁ。
『あの時のTV』と『平日休み』と『明神の湯』に感謝
今思えば、あの日、一発であんな大きな「ととのい」が出来たのは、正しいサウナ入浴法、スムーズなサウナ浴、リラックスできる雰囲気が揃っていたからであろう。その一つひとつのピースを揃えてくれたあの日の全てに感謝。
おかげで、今では、完全にサウナ中心の生活になってしまいました。
ちなみにあの日の帰宅後、早速サウナ情報を検索しまくり。「サウナイキタイ」なんて最高のものも見つけてしまった。今は引っ越してしまったが、近いうちにまた『明神の湯』行きたいな。
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