EMのいないmentoがEMConfにスポンサーする理由とその思い
2025年2月27日に開催されるEMConfに、mentoはゴールドスポンサーとして参加することを決めました。日々管理職を支援するためのプロダクト開発をしている身として、せっかくなのでスポンサー実施に込めた思いをnoteにしたためてみます。
「この国の総労働熱量を上げる」
mentoは2024年11月にリブランディングを行い、「この国の総労働熱量を上げる」というサービスブランドにアップデートしました。日本のビジネス環境には、生産性向上や新規事業創出、国際競争力の強化など、さまざまな課題がありますが、それらを解決していくうえでそもそもの「働く人のエネルギー」を高めることは欠かせないと考えています。
その中でも会社の屋台骨である管理職の方々の熱量を上げることがその組織、会社、ひいては社会全体の熱量を上げるための近道だと思っており、「管理職支援」をテーマに企業の管理職をターゲットとした1on1コーチングのデジタルプロダクトを開発しています。
EMConfにスポンサーする理由ー管理職の葛藤と横のつながり
mentoは今まで大小さまざまな企業の管理職の方々を支援してきました。管理職は組織運営の要であり、戦略立案や意思決定、人材育成、組織文化の形成など、多岐にわたる責任を担っています。しかし、それゆえ抱える葛藤も大きく、気軽に共有しづらい事象も多いので孤独感を抱えやすい側面もあります。
私自身も管理職、CTOとして約5年間、会社経営をしてきています。採用など外の方と話すことも多い立場なので、外向きにはいつも平気な顔をしていますがいつだって多くの葛藤や悩みがあります。弊社が提供しているようなコーチングも大変有用なソリューションですが、それと同時に同じ環境で同じ課題を共有できる仲間と相談したい、話したいと思うことはたくさんあります。
EMConfのようなカンファレンスやEMのコミュニティはそのような理解し合える仲間という「横のつながり」を作ってくれる仕組みとして機能してくれるものだと認識しています。
「管理職支援」を目的とするmentoにとって、mentoのサービスだけでは実現できない「横のつながり」を作ることができるEMConfを応援したい、それがスポンサーを意思決定しようと思ったキッカケでした。
EM特有の課題や悩みープレイヤー・マネージャー問題
更にEMは通常の管理職の葛藤に加え、専門職であるがゆえの悩みも絶えないと思っています。
自分自身も最初の数年は経営・マネジメント業務と、自分が元々得意としていた技術分野とのバランスには悩んでいました。組織をスケールさせるためにマネジメントに注力しなければならない一方、テクノロジーの進化を横目でみながら「技術者としての腕がなまってしまうのでは？」「その状態でマネジメントできるのだろうか？」という不安は拭えませんでした。会社にとって必要なことは全部やるというスタンスはありつつ、自分の専門性を維持できているかは、エンジニア出身の管理職にとって気になるポイントだと思っています。
ただ、様々な人と対話を経て「別にプレイヤーとマネージャーはトレードオフではない」という自分なりの答えを得ることができました。プレイヤーとしての視点が組織設計やチーム運営に役立つことは多々あるし、その逆も然りです。プログラミングの設計思想や問題解決手法は、人材配置やチーム文化の醸成といった組織論にも通じるものがあります。
また、マネジメント経験を積んでから再び技術領域に戻り、より広い視野で開発を進めるエンジニアも自分の観測上増えてきており、プレイヤーとマネージャーは決して一方通行なキャリアパスではなく、行き来しながら能力を相互強化できる関係だと今では考えています。
これもまさに自分のコーチや、先輩CTOやEMの方々との対話によって気づけたことです。コミュニティはまさにこういった「対話による内省」を促進する起爆剤になると思っています。
コミュニティへの期待―より多様な層へ
今までもEMコミュニティには多数参加させてもらっていますが、まだまだ参加する層はスタートアップやメガベンチャーといった企業の方が多いと感じています。
しかし、それ以外にも葛藤を感じている管理職のたくさんいるはずです。例えばSIerの業界でもたくさんのエンジニアリングマネージャーがおり、その業界ならではの葛藤が多く存在すると思っています。人が増えれば組織の問題も多様化し、課題も根深くなるものです。
mentoはスポンサーとして、その「裾野を広げる」取り組みにも寄与したいと考えています。今後より多様な組織のEMたちが集い、知見を融合させることで、結果的に管理職が直面する課題への解決策がより豊かになっていくと思っています。
この国の総労働熱量を高めるために
管理職やマネージャーをエンパワメントするという大きな目的が合致し、今回スポンサーさせていただくことになりました。
mentoは「この国の総労働熱量を上げる」を達成するために、これからもコーチングをはじめ、「管理職支援」の目的に沿ったプロダクト開発を続けていきます。
更に2025年はもう一段ギアをあげ、EMConfにスポンサーする理由ぜひ、この世の中に熱を灯すチャレンジに興味がある方は一度お話しましょう。
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