小さいおっさん



わたしが小学生5年生の頃、小学校の校庭で放課後
一人でバスケのシュートの練習をしているとき

全身、深緑色のセットアップの服を着て帽子を被った10cmあるかないくらいの小さいおっさん(小人で顔だけがおっさん)が急にわたしの前にパッと姿を現して

私が驚いて、茫然としていたら。目が合った瞬間に
"なに見てんねん!!"と関西弁の喧嘩口調で言われた

ただただその場で立ち尽くしていたら

その間に小さいおっさんは尋常ないくらい早足で
私の前から立ち去った。

喧嘩腰、敵意むき出しだった関西弁の小さいおっさん

一瞬の出来事だった。

めちゃくちゃパニックだった。

小さい小人がおっさんの顔している
しかも、深緑色の服を着ている、帽子も被っている
服のセットアップも帽子も同じ色だった。

それ以降、わたしの前に二度と姿を現すことはなかった

あのおっさんは一体、何だったのでしょうか

なに見てんねん!は今でも理不尽なことおっさん
言うてたな〜と思う。

だって、そっちが急に勝手に姿を現わせといて
見ない方が変やん!

見るよ!

見るって!普通!!!見ない方がおかしくない?

普通じゃないけどな!深緑色の服の関西弁丸出しの
おっさんの顔をした小人は!!!

何やったんやろか。

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