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ひとが持つ、鎧という名のフィルター

結局人の心奥底をたどっていくと、ここに帰着する。
ひとって弱い。


何だかんだ孤独が嫌で、誰かに頼りたいが、それがうまくできる人とできない人に大きく分かれる。

全くそんな素振りを見せない人も結局はそう。
木々ですら根元で繋がっているように、ひとも完全孤独では生きていけないのだろう。


かっこよくて頼れる人の内側は、弱かったりしがち。

リーダーは孤独、と言われるが、本当にそう感じる。
リーダーたちの言動を観察してみると、それが垣間見えたり見えなかったり。隠そうとしても、誰も自分の弱さを100%閉じ込めることはできない。

強く、かっこいい人たちは、失敗や挫折を経験している。
弱く、脆いから、そこから学び、今の強さを形成しているのだろう。


競争社会へのトランジションによって、ひとは弱さをさらけ出しづらくなった。

守りたいものを守るためにひとは鎧を着る。
しかし、鎧を着た状態の人も中身はただの弱いひとだ。

人は、相手の発した情報を、五感でしか得ることができない。
しかし、その情報は「鎧」というフィルターがかかっている。


それを理解して、人と接することで、心は晴れるのではないだろうか。


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