趣味/推しの意義
何を持っている、している人は、
中身が詰まっている、濃い人になるのか。
情熱的な趣味があればいいのか。
沢山経験を積んでいればいいのか。
自分の考えを常に持っていればいいのか。
知識が沢山あればいいのか。
あるいは、人生が充実していればいいのか、、。
自分はつくづく薄い人だと思う。
何かにすぐ感情的になるわけではないし、
語れる趣味や特技もないし、
家族以外の人を、心の底から愛した経験もない。
映画やアニメを観ていても、音楽を聴くのが好きでも、
俗に言う「推し」はいない。
感情が湧きづらいのかと問うても、
人並みに、あるいは人以上に、日々喜怒哀楽を感じている。
経験が少ないのかと問うても、
それなりに色々なことは経験している方だと思っている。
意見を持っていないのかと問うても、
自分の意見は常にはっきりしていて、周りにもよく伝えている。
では、知識が少ないのか問うても、
得意な分野の知識はそこまで少なくないはずである。
はて。
やはり、ひとをユニークにし、濃くするのは、
趣味や推しなど、ひとの価値観がよく表れるものごとに限るのではないか。
自分が薄い人間だと感じるのは、やはり自分に趣味や推しがいないからなのだろうか。