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▪️動物警戒標識#11 ウシ注意

北海道に大量に生息する「ウシ注意」。牧場が近くにある場所は「ウシ横断注意」という表示になっていることもあります。北海道の広大な土地があってこその「ウシ横断注意」です。もちろん、本州にもありますがまだ会いに行けていません。

シルエットバージョン


photo 大樹町(北海道)……2015年3月

 帯広-広尾自動車道が大樹町まで開通したのを機にドライブをしていると、道道622号線のカムイコタン公園に向かう道すがらにポツンと現れました。
 「ウシ注意」の標識は道東まで行かないと見られないかなと思っていたので出会えてラッキーです。この標識のすぐそばに畜舎があったので、この酪農家さんのための標識のようです。 かなり年季も入っている様子で、ところどころ黒い部分が削られています。
「ウシ注意」は個別の酪農家さん向けの標識が多いのかも。

リアルバージョン

photo 鶴居町(北海道)……2015年3月

 釧路から鶴居村に抜ける国道274号線を走っている時に交差点の向こう側で目にとまったのがこちらです。 青看板をみたところ国道と道道829号線の交差点付近です。
 この道道の先にJAくしろの幌呂育成牧場という酪農場があるのでそのために設置されたものと思われます。
 アオリが効いているリアルなイラストでこちらに迫ってきそうな勢いです。 同じデザインでちょっと年季の入ったものを標茶町の国道沿いでも見たことがあります。

ホルスタインバージョン

photo 上士幌町(北海道)……2015年3月

 上士幌町にある日本一広い牧場「ナイタイ高原牧場」の入口でお出迎えしてくれます。
シルエットではなく、あえて白を強調してホルスタインらしさを出したイラスト。これはデザイン性も高くていい感じ。
余談ですがこの牧場は入口ゲートから展望スポットのレストハウスまで行くのに5キロくらいあるので、牧草が映える時期にくると最高のドライブコースです。 こんな場所で育てられている牛たちが羨ましいです。冬季はゲートが閉まっています。

デフォルメバージョン

photo 清水町(北海道)……2015年3月

 絵本に出てきそうなくらいデフォルメされた「ウシ注意」です。こちらも牛舎に隣接するように立っていました。 上下線で1対2本ありました。
老朽化が進行していて、大樹町と同じく土台はちゃんとした標識ですがカッティングシートのようなもので イラストを貼り付けているようで、ところどころ剥がれている箇所が見られます。
支笏湖の道道16号線のキツネやタヌキのポップな標識も驚きましたが、こんなのもアリなの! と警戒標識の幅広さを感じた子です。

肉牛バージョン

photo 標茶町(北海道)……2015年3月

 標茶町あたりの集落の中に現れた青看板です。警戒標識とは言えず例外的ではありますが、ちゃんと黄色の背景に牛のシルエットをデザインしているのがいい感じです。
ホルスタインがそもそも白黒なのでデザインしやすく独自性に溢れているのが「ウシ注意」の警戒標識という気がしています。
それはそれで面白いのですが、私好みのシルエット系の標識が少ないのでおまけで入れました。大樹町のウシとはシルエットが違っていて、これは肉牛っぽいです。


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