▪️動物警戒標識#02 タヌキ注意
本州で頻繁に見られる「タヌキ注意」。探索している身としての感覚で「シカ注意」に続いて全国で2番目に多い(であろう)「タヌキ注意」。
各地でいろんな種類と出会えます。デザインが幅広くて制覇のゴールが見えない。
定番バージョン
本州に頻繁に見られるパターンなのでこれが定番でしょう。遠目で見ても非常に分かりやすいです。
山というよりは餌を探して街中に出没することもあるようで、えらい広い商業道路に出現したりもします。 この写真は尾張パークウェイに何か所か登場する子の一つです。
ちなみに北海道では「タヌキ注意」は少なく、圧倒的に「シカ注意」人口が多いです。私は下のデフォルメver以外は見たことがありません。
デフォルメバージョン
支笏湖に向かう道中、道道16号線で出会った極端にポップで可愛らしくデフォルメされた「キツネ注意」と並んで設置されているデフォルメ「タヌキ注意」。 ウインクまでしちゃっています。
子ども向けに作られたポップなデザインなのかもしれませんが、かなりのスピードで走っている車の車窓から「あ!タヌキが ウインクしてる!」と判別できる子どもがいるのでしょうか。というか、そもそも標識に興味がある子どもがいるのか…。
デフォルメバージョン(シマシマなし)
デフォルメverは北海道だけじゃありませんでした。支笏湖で出会ったポップなタヌキと滋賀でも遭遇。デザインは全く同じですが、しっぽがシマシマしていません。相変わらずウインクはしているけど。
デザインは全国で共有しているのでしょうかね。動物警戒標識の謎は深まるばかりです。
ちなみに国道161号線(湖西道路)は「タヌキ注意」の宝庫です。次の子達もみんな同じ国道で出会いました。
バンザイバージョン
湖西道路で出会った2つ目の「タヌキ注意」。今まで見てきた中では定番verの次に判別しやすい子です。リアル路線ではなく絵本に登場しそうなタヌキが画面いっぱいに描かれています。
タヌキはシルエットにしてしまうとほぼ判別ができないと思うので、いろんなパターンが生まれるのかな。
ガッツポーズバージョン
湖西道路で出会った3つ目の「タヌキ注意」。 これまた違うデフォルメ加減と色の薄さ、さらに、非常に申し訳なさそうな画面の取り方です。
上のバンザイタヌキと比較すると、もはや同じ動物を描いているとは思えません。
車が動いているのでどうしてもカメラのピントが合わせ辛く、この子はちょっとピンボケしてしまいました。撮り直しに行きたい。
親子バージョン
タヌキの親子連れ。写真の通り鳥取市内から県道43号線で福部町方面に向かう途中に上下線で1対2本あります。
シルエットではなく影を黒くしてあって、ちょっとリアルなタヌキです。しかも親子連れという構図。
これはかなり珍しい。そういえばタヌキの子どもを見たことがありません。標識もレアキャラだけど、タヌキの子もレアキャラです。ちょっと遭遇してみたい。
疾走バージョン
鳥取県西伯郡伯耆町(さいはくぐんほうきちょう)にある、とても美しい白亜の建物の植田正治写真美術館近くで出会いました。私は1本しか見つけられませんでしたので対になってるかは不明です。ポプラという山陰地方に多いコンビニの前の道を西に下ったところにあります。
脱兎のごとくジャンプしているタヌキで躍動感にあふれています。ぱっと見、キツネ!?と思いましたが本州に飛び出しちゃうほど元気なキツネはいなさそうです。
なんだかシュールで不思議な雰囲気を持つ標識です。
凛々しめバージョン
三重県の明和町にある美味しいベーグル屋さんに買い出しに行った帰り、いつもとは違う道を通った時に偶然出会いました。
県道24号線のJR名松線が並行して走っているあたりで突如お出迎えしてくれたこの子は、ちょっと目がキリリとしたイケメンタヌキです。オスかメスかは分かりませんが、アライグマの〇スカルみたいです。(アライグマ?)
のどかな田園地帯なのでタヌキが出てもおかしくない場所かも。
まさかここで出会うとは!と久々に見つけた動物警戒標識にテンションが上がりました。