▪️動物警戒標識#05 キツネ注意
北海道で良く出会う「キツネ注意」。北海道内の地域によってもデザインが全く違っています。地域性が出ている代表格。めっちゃ面白い。SNSで探しているとまだまだ会ったことのない子たちがいるようです。次はいつ北海道に会いに行こうか。
スレンダーバージョン
道内全域の国道で比較的よく見る「キツネ注意」です。とってもスマート。ホンモノとの遭遇率も高く、キツネはシカの次によく出没します。シカは群れているので一度出会うと大家族ですがキツネはたいがい1匹ですね。
普通にかわいいのですが、キツネの持つエキノコックスが媒介する伝染病予防のために道民は近づきません。
真っ白な雪の中をもふもふのキツネが歩いている光景に出くわしたりしたら、もうそれだけで映画みたいで得した気分になるのでいつも遠くから見つめています。
親子バージョン
浦幌町にある留真温泉に向かう道道56号線の集落と山の境界あたりに突如現れる親子キツネ標識。
上下線で1対2本ありますが、片方はところどころひび割れていてかなり年季が入っているようです。
親子のキツネはシルエットではなくイラストとして描かれていますが、標識のサイズいっぱいに余すことなく使い切っている感じがします。 ここでしか見たことがありませんが、もしかすると浦幌町内にも何ヶ所かあるのかもしれません。
冬毛モコモコバージョン
アンヌプリからヒラフに向かう道道343号線の道沿いに何ヶ所か出没します。なんとなくスレンダータイプよりも丸っこくてモコモコしている感じがします。
全くの余談ですが、この標識の近くに個人的に好きなお茶屋さん「ルピシア」のレストランとデリがあります。こんなところに!とビックリしましたが、ニセコの豪州人の多さとオシャレ感にとっても合ってます。インターナショナルで洗練された雰囲気を味わいたいならニセコヒラフがおすすめです。
デフォルメバージョン
道道16号線を支笏湖方向に向かう道沿いで出会えます。 どういうわけか極端にポップで可愛らしくデフォルメされた「キツネ注意」です。そしてなぜか今にも消え入りそうなくら線が細い。
シルエットとは呼べないし、標識としても微妙ではなかろうかと思うのですが、どうやらこのエリアの道路管理者さんがこの感じが気に入ったようで、すぐ近くに同じスタイルで描かれた「タヌキ注意」もあります。標識になるまでの過程が知りたくなります。
たそがれバージョン
道央道千歳東インターあたりで何度か出会えます。めずらしく動きのないキツネで物思いにふけっているようにも見えます。
高速走行中に写真を撮るのは助手席であっても非常に神経を使うので、今回は意味なくインターで下車してみました。インター前は減速するのでピントも合わせやすいですが撮るのはやはり必死。連写機能大活躍です。
高速道路verなのでしょうか。でも数年前に出張に行ったときの記憶では、函館方面に高速道路で飛びはねてるキツネがいたと思う。探しに行きたい。