▪️動物警戒標識#06 イノシシ注意
定番パターンが分からないほど種類が多い「イノシシ注意」。
私好みの魅力的な面白いデザインがたくさん見れます。イノシシに限っては、ほどんどのデザインが一生懸命走っている姿で表現されています(逃げている?)。
目がテンバージョン
舞鶴若狭自動車道でよく出会えるのか「イノシシ注意」です。この子は綾部インターと福知山インターの間で発見。西紀サービスエリアの付近にもいます。この辺りだったら確かに遭遇してもおかしくないよな、と思うほど自然豊かな場所です。京都もいろいろですね。
なんとなくすっとぼけたような顔で突進している姿がちょっとかわいい。 シルエットとしても好きだし、すぐにイノシシだと判別できる良いデザインです。 高知自動車道や神戸淡路鳴門自動車道にもいるので、たぶん関西圏では定番なのだと思います。
リュウキュウイノシシバージョン
沖縄自動車道の金武ICから宜野座IC間の上下線に1対2本で出没します。 ちなみに那覇に向かう下りはでっかくて蛍光色です。
宜野座村の道にもあるようなのですが、このあたりも道がかなり新しくなったので、有力情報(SNS)をもとに探しましたが、どれだけ探しても国道の標識には出会えませんでした。老朽化で撤去されてしまったのかも。
シンプルなシルエットですが、目とキバが大きくデフォルメされて愛嬌のある顔がとても良いデザインだと思います。島固有種の「リュウキュウイノシシ」で、本州のイノシシよりも大きさがずいぶん小さいみたいですね。
白目バージョン
国道8号線が混雑するのを予測して、南砺市から福井市に抜ける県道27号線を走っている時に出会いました。上下線で2対4本設置されています。
昔の絵巻や屏風に描かれているような風合いのイノシシに見えます。
まじまじと見ると白目むいてますが、これがまた趣があります。そして走り去る背中にはなびく毛並が丁寧に描かれているのが最大の特徴です。デザイナーさんのこだわりでしょうか。
シルエットバージョン
パッと見、なにか分からないくらいあっさりしたシルエットイノシシ。国道364号線のとあるトンネルの入口と出口で待っていてくれます。
頭でっかちでキバのみ。少し毛並あり。標識はサイズ感が関係ないので、ちょっとハリネズミっぽくも見えます。
かなりバリエーションの多いイノシシ注意の世界ではレアキャラなのかもしれません。
徳之島リュウキュウイノシシバージョン
徳之島にもリュウキュウイノシシがいました。しかも、ここのリュウキュウイノシシたちは絶滅の危険性が大きい子たちなので、本気の注意です。
山地が少なく農業開発が進んでいるため生活する森が少なくなっているとはいえ、この子たちとうまく共存できる方法はないのでしょうか。
撮影に協力してくれたM氏によると、南部よりも森林が多い北部でたくさん遭遇したとのことです。出張中のフリー時間の合間にわざわざ撮ってきてくれて本当に感謝。
親子疾走バージョン
まるまるしている親子のイノシシがめっちゃ走っています。目と耳と毛並みが白線で描かれているので、よく見ないと目が判別できませんでした。どちらも実はつぶらな丸目でした。
千葉県の県道93号線で、イラストバージョンの「シカ注意」から少し西にいったところで出会いました。設置まもない感じ。
走らずバージョン
与謝天橋立ICから国道176号線を西に向かってしばらく走ると、上下線で2対設置されています。白線で目もキバも描くことなくシルエットだけでしっかりイノシシと分かります。しかも疾走しているデザインではなく、優雅に歩いていてどこか余裕があるようにも感じます。こういうシンプルで分かりやすいデザインが好き。