「マッコイ」物語 page.1
幼いころのお話です。
普通の家庭で生まれ、普通にスプーンなどで食事もして、ダディと一緒にビデオをみたり、保育所に行ったりする男の子マッコイ。
今でもよく覚えています。名前におんなじ発音の子がいるとすぐに親友だ!って騒いだあの頃を。「ま」が入ったお友達はたくさんいたし、逆に被らない字なんて無かった。泥団子を作り昼寝をして普通に生活してました。
だが、ある日自分が普通ではないことに気づいた。。
いつものようにお友達とおしゃべりしている時に「1.2.3」の書かれた白い板を見て、思わず、
「ワン、ツー、スリー」と良い放った。周りの子も同じく反復してくれて、今度はその板に犬の絵が描かれました。そこでも思わず、
「アーソ」と言った。お友達は「???」、「犬」だよ!?と笑われた。おかしいなと家に帰ったらそこにマミーがいたので全て話した。
納得がいっていなかったマミーが衝撃の事実を放つ。「そりゃ、そーよ、あなたフィリピン人だから、」今おもえばすごくカタコトだった
「アーソ」はフィリピンでは犬と言うそうです
幼い頃に外人と知るマッコイ、というお話でした。笑
いかがだっでしょう。普通じゃないと知るまで当たり前だったことが全て偶然噛み合っていたんです。そりゃ分からないよ、保育所では字もわからないし、マッコイなんて普通と思ってたよ!
以上。