ねずこ
2019年12月
翌年がねずみ年、職場の年賀状をハリネズミデザインにしよう
という流れから、ハリネズミの画像を見ていたら
可愛いー!欲しー!とそのままペットショップへ
正直な話、衝動買いとも言える勢いなことから
店員さんたちもドン引き(そらそうだ、オモチャじゃないぞ、生き物だぞ)
最初、何も考えておらず、店員さんの話も割と適当に聞いていて
勢いのまま手付金を支払った瞬間、生き物を飼うことを私は自覚したのか
急に怖くなり、やっぱり飼うのをやめたいと半泣きな状態で言うと
それまで、厳しい事を言っていた店員さんたちが
「案外簡単ですよ!すっごく癒されますよ!大丈夫!」と手のひらを返してきたw
そんな店員さんたちにちょっと笑えて和み
とはいえ、こんなオモチャ買いに来たみたいに来てしまったことを
とても反省した
そもそも、ハリネズミは環境を整えてからじゃないとお迎えできないことから
ショップで1週間預かってもらい
店員さんが「本当は、手付金お返しできない決まりなんですけど
どうしても飼うことが難しかったら、なんとかしますので言ってください」
と考える猶予をもらった
その日は“ハリネズミと暮らす本”という本を購入して帰宅した
(この本飼う人いないですよって言ってたな、こちらは大真面目w)
その本を読みながら
もし飼うならと想像しながら、ネットでも色々調べて
すぐに、飼うために必要なものを買い物かごに入れてる自分がいた
迷いはすぐに決心と変わり
飼うからには!と一気に装備を準備し
ゲージはオーダーメイドまでした(素敵なゲージがなかなか無くて)
オーダーメイドのゲージの納期が、お迎え日までに間に合わないことから
数日用に仮のゲージを(ハムスター用)
数日はちょっと狭いお部屋だけど許してね、という気持ちで購入
そんなこんなで
前置きが長くなりましたが飼い始めた
ハリネズミ
命名「ねずこ」
当時、鬼滅の影響を受けていなかったとは言い切れない名前だけど
ハリネズミだから、ハリ ねずこ!🦔
ネットの画像を見て、ショップに行く前は
ソルトにしようと思っていたんだけど(ソルト&ペッパーという種類だから)
顔を見たら、なんかしっくりこなくて
おはぎとか、どちらかというと和顔なイメージで
でもすでにおはぎちゃんは、ハリスタグラム界に有名な子がいたりで却下し
ねずことなりました。
購入時、性別は不明で
のちにねずこはオスと分かりましたが
名前はねずおに改名はせず、ねずこのまま、ねずこはねずこ!
お迎えした当初
我が家に早く安心して欲しい気持ちから
こちらから触れ合いはせず、そっと見守り
(私の匂いに慣れさせるために靴下入れておいた、靴下だった理由は生地問題)
毎日手にご飯を乗せて、食べにくるのをじっとまったりして
ねずこの警戒心をゆるゆると和らげたかいあり
1週間くらいで触れ合えるようになりました。
私の毎日のルーティン
朝起きたら、ねずこのうんちを撤去し
お水を変え、餌を置き
時間がある時はゲージ全体を掃除(朝に時間がない時は夜)
ハリネズミはトイレを覚えない生き物なので
ゲージ中にうんちやおしっこをしていて
ゲージ全体掃除はほぼ毎日
ねずこは、割と砂場にしてくれてる日も多くて
いい子だなーって思ってたら
グッチャグチャな日もやっぱりあって
夜中、どうやって遊んだわけ?w な状況は多々ありました。
掃除が大変だから
すぐに全面ペットシーツ化しましたが
今度はペットシーツがボロボロのビリビリのグッチャグッチャw
ハリネズミはねずみの仲間ではなく
モグラの仲間だから、掘りたい生き物!納得!
朝起きたら
脱走していることも何度かあり(すぐに鍵を取り付けました)
ヒヤヒヤさせられたけど
ご満悦なねずこの顔を見たら
もう!って怒る気持ちより
すぐに、まぁ生きてるし、“大冒険、楽しかったんだね”って気持ちに
(出れちゃって、危険な目に合わせてしまった私が悪かったと反省)
ゲージの中はだいたい25°〜28°くらいを保っていて
ハリネズミは寒いも暑いも苦手なすごく繊細な生き物
ねずこは割とタフなのか、脱走を機に
部屋んぽさせることも増え、広い世界を知ったからか
出たがるようになり
夜中に出たい出たいってうるさくて
(後ろ足で2足立ちして、前足で扉をカリカリカタカタ)
これが結構うるさくてこちらも寝れないので
部屋に放しっぱなしにして、私は眠る日もありました。
(ちょっと心配だったけど、自由を優先させてみた)
←これ、翌朝部屋中至る所にうんちあります。。大掃除です。
2020年11月頃
いつもみたいに、部屋んぽさせていたら
何やら歩き方がおかしくて
フラフラ、ポテっと横たわるねずこ
飼う前に買った本“はりねずみと暮らす本”に載っていた
ふらつき症候群を思い出しました。
(この病気になって欲しくないなと思ったから、よく覚えていた)
ねずこの様子がおかしいことに気づく1、2ヶ月前頃
プライベートがとても、本当にとても色々あったもんだから
あまり遊んであげてなくて、お世話が雑だった気がして
すぐに異変に気づいてあげられず、罪悪感でいっぱいになりました。
病院で診てもらったものの
ふらつき症候群かどうかは
そもそも生きている時に病気の断定ができない
治療法はないみたいで
違う病気の可能性を探る→全身麻酔で検査
を提案されましたが
症状からして、きっとふらつき症候群だろうし
大きな病気をしたときは小さな生き物だから
寿命として捉えようと決めていたので
治療はせず、過ごしやすいよう見守ることにしました。
ふらつき症候群をネットで調べると
発症から半年〜1年以内に死んじゃうみたいで
異変に気づいて、2日で死んじゃったというケースもあったりで
明日にも死んでしまう可能性があることが恐ろしくなり
弱った姿が痛々しくて写真も撮らなくなり
Instagramの更新も滞り
一緒に年越せるかな、年明けには引っ越すから
一緒に次のお家行けるかな
飼う時、お嫁に行く時一緒だって、ねずこと嫁入りするぞって
思ってたのになって
しょんぼりした気持ちでした。
無事に一緒に引っ越せて
新しいお家で、今度は2人暮らしと一匹
この頃
発症から3ヶ月くらいで
みるみる身体が固くなり
ねずこはほぼ寝たきり状態になりました。
四つん這いになれないから
お水もご飯も自力では食べられない様子で
この頃あたりから毎日の介護が始まりました。
食事をさせる
排泄物で汚れたお腹を洗う
時々運動させる
可哀想なねずこ
という気持ちでいっぱいだった私を他所に
ねずこの生命力に驚かされる毎日でした。
とにかくよく食べる
身体は動かないのに、首から上は割と動き
しっかりよく噛むし(柔らかい餌より、歯ごたえあるものが好きで)
しっかり排泄をする
視力がまだあるのかどうかも不明だけど
こちらを見ているような可愛い瞳に癒され
彼と二人でのねずこの介護は、とても楽しい時間でした。
介護の様子の動画など、ねずこのハリスタグラム(Instagram @hari_nezuko)
に掲載しています。
発症から11ヶ月くらいが経過
徐々に食べる量が減ってきて
身体は痩せて、骨が浮き出ていて
床擦れもあり
元気とは言えないけれど
毎日しっかり食べて、ちゃんと排泄もしている
2021.10.30 sat
ねずこ
2歳1ヶ月で生涯を終えました。
一人暮らしが寂しくて飼い始めたねずこ
二人暮らしになり、二人で介護をさせてくれたねずこ
一緒に嫁入りは叶わなかったけど、まぁほぼ叶ったみたいな感じかな?
(彼のご両親にもいっぱいお世話になったねずこ)
本当に、たくさんの癒しを貰いました。
私のもとに来てくれてありがとう
かけがえの無い時間だった
本当に本当に、大好き!
お空でいっぱい遊んでね!