ブルームーンに願いを
一緒に遊びたいわけじゃない
一緒に過ごしたい
ふと、思った
婚活をしていた時期
“バランス”を取ることに一生懸命で
相手に期待はせず、欲張らず
でもそれを我慢とは思わず
成長と捉えていて
学生の恋愛じゃないんだしって
自分に言い聞かせていた
自分の好きなことすら忘れ
一人でいることが好きだと
気楽、自由、頑張らなくていい
大丈夫
私は私を、自分で愛せるから
自分のご機嫌は自分で取る
それがいつしか
鎧と化し
素直になることを忘れていた
いや、その時その時の感情と
向き合った結果だった
細かいことを気にしてもしょうがないから
なるようになる
今思えば、目を背けてたとも言えるが
それが大人かと思ってた
今の彼と過ごしていて感じたのは
忘れていた感情だった
楽しいと感じる瞬間、嬉しいと感じる瞬間
こちらが仕掛けなくても
自然と湧いてでるそれぞれの感情たちと再会して
成長と捉えて受け入れたつもりだったものは
我慢だったと分かった
比較できる過去があるから
今の喜びにつながる
当時は神様のいじわるって思ったことも
迷子だった過去は今につながり
全てのことに意味があって
それは良くも悪くも
経験そのものが人格を形成していると感じる
婚活後遺症なのか
「期待しない=希望がない」わけで
初めてデートした時
行きたいところ、やりたいこと
を聞かれても
何も答えられなかった
そしてその時思ったのは
私がやりたいことは
私がやりたい時にひとりでやる
だった
今となって冷静に思うことは
完全に拗らせている、笑
彼と一緒にいる時間によって
硬く絡まった紐はゆっくりと解れて
ある日ふと思った
私は彼と遊びたいわけじゃなくて
ただ、一緒に過ごしていたい
歩く歩幅が同じなこと
知ってることへの共感
知らないことへの発見
何を食べるかではなく
誰と食べるかだと話す彼は
いつも美味しそうに食事をする
そんな彼との心地よい時間が愛おしく思う
この幸せがどうか続いて欲しいと
ブルームーンに願って
今日は眠ります。
おやすみなさい