医者どころか医療者の不養生

こんにちわ、Matsuki Blogのマツキです。

医業とブログ、コンテンツ作成といいう独特なライフスタイルを送っています。

最近、医療者相手に健康診断をしたのですが、非-医療者にする時と少し違和感を感じたのでその話をします。

違和感の正体

簡単にいうと『医療者の方が自身の健康状態の悪化を看過しやすいこと』です。

医療者は最も病気に近い職種の一つのはずです。

それなのになぜ、自身の健康状態について大めに見てしまう方がいらっしゃるのでしょうか?
これは若い人だろうが熟年の人だろうがあまり関係ない気がしました。

こんな理由だろうか

実際に医療の場に身を置くものとして、そうなってしまう原因や背景を考えてみました。

これで共感を得られないなら、「コイツ、わかっていないなぁ」と言われることになります。

1身近に医者がいる安心感
2病院で働いていることの安心感
3夜勤・当直などの勤務の不規則さゆえの諦め
4皆不規則に過ごしていることの安心感
5持病の治療方法・経過をみてきたから
6多忙で受診・生活改善する余裕がない

結局健康でないと仕事はできない

自身の健康状態を看過してしまう後押し要素をいくつか挙げてみました。

こう書くと「どうあれ仕事には問題ない」「仕事をしていれば仕方がない部分もある」と思う方もいるでしょう。

けど、体が健康を保てていないのに長期的に仕事ができるとは思えませんし、仕事のパフォーマンスは確実に落ちるでしょう。

またもう一個、医療は聖職という側面があって、良くも悪くも自己犠牲さを美徳とされることがあります。

なので、「仕事に没頭する=組織・患者への献身」と考えるのかもしれません。

ただ、「自分の健康への配慮=組織への配慮=患者への配慮」であることも忘れてしまっているかもしれませんね。

一人の仕事のパフォーマンスが下がると・・・。

「仕事のパフォーマンスが下がる」ということは、個人として見ても組織として見てもあらゆるデメリットです。

仕事の所要時間が必要以上に長くなります。
結果、休憩時間が短くなり、不満やストレスが溜まりがちになります。
結果、また新たな問題につながります。
なにより、仕事の楽しさが半減します。

本当はそうなる前に早めに手を打つべきでしょう。

仕事に必死になれば、体のことが一見どうでもよく感じてしまうときは僕も多々あって、それは痛いほどわかります。仕事が軌道に乗っていないような時期は特に、です。

しかし、生じている自身の健康問題に対して、何もせず看過というのはなんというか、本当に仕事のことを考えているのかなと思わされます。

最後に

仕事を煮詰めて考えている身としてこう考えてみますけど、実際どうなんでしょうかね。
現実はどうもならないのでしょうか。

そんなことを考えさせられた、健診の日でした。

今回は以上になります。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。

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