![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126171538/rectangle_large_type_2_50e5b5722fef2a819050ba117c4e98a3.png?width=1200)
『デイドリーム・ポップ』の作り方
2023年1月
2022年にkurayamisakaのkimi wo omotte iruを聴き衝撃を受け、凄くやる気があったため、「今年はCDを作るぞ!」と意気込む
意気込みだけは人一倍あった
周りがみんな申し込んでるし、ノープランだがとりあえず春季例大祭の申し込みをギリギリで完了させる
本当に意気込みだけは人一倍あった
2023年2月
記憶なし
睡眠外来に行き色々と検査をしたが、「記録データ上だとしっかり寝られている」とだけ伝えられ、終わり
データを出されたら流石に勝てない
2023年3月
とりあえず春例に間に合わせる気はさらさら無かったので、秋例に向けたスケジュールをざっくり考える
先んじて、以下の3つをどうするかだけ検討
どんなアレンジのCDを作るか
ジャケットとかデザインとかを誰に依頼するか
原作は何にするか
どんなアレンジのCDを作るか
まずは以下の3つの観点を洗い出し
観点1 できること(CAN)
観点2 やりたいこと(WILL)
観点3 周りの状況
#### 観点1 できること
iTiの時からやってるバンドアレンジ
(自分自身がずっとシューゲイザーバンドをやっていたのもあり、)音がでかい系の音楽
👇逆にできないこともついでにピックアップした👇
すごいギターフレーズ弾くやつ
ギターが下手なため
仮歌で作りにくいやつ
僕が仮歌を歌いたくないため
すごいコード進行のやつ
よくわからんため
#### 観点2 やりたいこと
iTiでやってこなかったこと・やらないであろうことを自分のサークルでできたらいいな、という思いがあった。それが以下。
女性ボーカルのやつ
そんなに速くないやつ
シンセ入ったやつ
結局それらを全部入れることにしました
#### 観点3 周りの状況
8686mとかアリスミア・アリスメアとかと近い音楽になりそうだが、全く同じようなことはしたくはないかも、と思い当該2サークルの曲を聴きつつその辺を整理し、言語化した。
手書きのメモが部屋のどこかにあるが失くした
また、キメキメの曲はモジャン棒がやってるし、ストレートで格好いいのは少年ヴィヴィッドがやってるし…と色々と試行錯誤した結果、「女性ボーカルでギターの音がデカい曲」を中心としたアルバムを作ろう、という結論に至った。
ジャケットとかデザインとかを誰に依頼するか
色々ざっくり決まったので、「じゃあジャケットを誰に頼むか」って話になったが、過去に以下のエピソードがあったのを思い出し、即決でまちどりさんにお願いすることにしました。
昨日のMVP話、まちどりさんの「女性ベーシストがいるバンドといえば、まずYuck」って話してたやつだな
— マツケン/入力欄 (@matsuken_iTi) May 7, 2022
原作は何にするか
「原作は何にするか」という点に関しては以下の理由で花映塚をチョイス。
初めて作るちゃんとしたCDなので、それなりに有名な原曲が揃っているもの
名刺がわりにできたらなおGOOD
(大体どの原作もそうだが、)コンセプチュアルなもの
百鬼コンピ3のparoleiseの曲(Tr.6 咩々)のベースを録った
1000テイク超えたところから記憶なし
頑張ったベースラインは以下のXFDでちょっとだけ聴けます。
全部聴きたい場合はCDを買ってください。他の参加サークルのどの曲もすごかった!
2023年4月
paroleiseのお二人と百鬼コンピ3の慰労会として築地に行き右手でふぐ、左で蟹を同時に食べた
ふぐちり🐡
かにちり🦀
えびちり🍤
PsychoPhysicsの方のデモは大体できたからあとは細かいところを詰めるぞ!でちまちま進めていった。
入稿準備中、色々と作業が雑すぎてまちどり先生に怒られた。すみませんでした。
面白いことがしたいと言う理由のみで音源をARで聴けるようにした。変なの!
2023年5月
春例に参加
ポイズンボディのアレンジの入ったデモカードを持って行きました。
以下は春例終わった後に取ったメモをそのまま転載したやつです。
1. 感想・反省
1. 他のサークルよりもはけてなかった気がする
2. ジャンル的にウケが悪いのかも
3. CDにしてくださいって言ってくれる人もいて嬉しかった
4. ジャケの絵は描いてくれた人よりも先にアップロードしない
5. 歌詞カードの誤字・脱字チェックは必ずする
6. ダウンロードカードの場合、ドライブにあげる音源にはメタデータを付与する(タイトルやアーティスト情報を付与する)
2. 秋に向けた戦略
1. ボーカルメインにする
2. 女声の方がウケる
3. 頒布当日は頒布内容がよくわかるようなPOPを作る
4. コンセプチュアルなCDにする
5. 価格設定は高めで良いと思う(5,6曲で1000円くらい)
とりあえずスケジュールと依頼票を作って、ボーカル依頼
👇こんな感じのスケジュール(初めてmarkdownでガントチャート作った)
![](https://assets.st-note.com/img/1703927106632-8vZ7Ubensx.png?width=1200)
2023年6月
流行病に負け、ほとんど何も作業できなかった
ちょっとだけ転職活動をしたが、流行病の後遺症かやる気が全く出ないためすぐ断念
とりあえず新譜の参考のため(元から観たかったのもあったが、)いくつかライブを観に行く
音が大きくてすごい良かった
自分の勤めている会社の新卒採用向けページで自分が喋っている動画が公開された
あまりにも面白すぎる
2023年7月
仕事がめちゃくちゃ忙しい
AWSについて詳しくなった
恵比寿に行きPsychederhythmの工房に行った足でそのままTaNaBaTaのライブをみた。カッコよかった。
田中さんがずっと出続けるライブを観た。終日クロックワークスで締めるモジャン棒が観れて非常に良かった。
スケジュール通りデモを3曲完成させた。
ポップスとラングラー(原題: pop)
soda float(原題: mirage)
あたらしい世界(原題: image)
2023年8月
スケジュール通りデモを3曲完成させた
夜は制裁を下す(原題: victimize)
60日前のこと(原題: dawn)
じゃない(原題: 忘れた)
曲を作るよりも歌詞を書く方が圧倒的に辛かった。曲に関して何も考えてないし、何も考えてないのに文章で起こすのがまず難しい。
とりあえず客観的な意見を聞きたかったため、何人かにデモを聞いてもらった。あの時はありがとうございました。
その際のコメントをいくつか反映(soda floatのハイハット16分の刻みに遊びを入れたら面白いよ、など)
ぼざろ舞台を見にいった
山田リョウ役の人の縦横比がすごくて感動した
ある程度デモが完成してきたところでCDのコンセプトも文章化して固めた。
以下は、原文そのまま。
アルバム名「デイドリーム・ポップ」
テーマは「花」「夏」「白昼夢」
炭酸飲料のことをアメリカだと「pop」って言ったりするんですって。サントリーからもそういう炭酸飲料が出ている。
炭酸って泡ができたと思ったら上にあがって消えていくじゃないですか。そういう感じでシューゲイザーとかドリームポップ とかエモとかインディーを内混ぜにして、オルタナ風味にしたアルバムを作りたいなと前々からずっと思っててやっと今回作りました。
グッドエンドにするのは少々腹立たしいのでバッドエンドで終わらせる予定。
アルバムの全体情景観としては、
梅雨が終わってようやく「夏がはじまるな~~」ってところから、晩夏少しだけ寂し気で物憂げな感じに移り変わっていく一連の流れを想定しています。
2023年9月
予定通り7曲分のデモを完成させ、ボーカル本依頼を投げた。
とりあえずボーカルの人にデモを投げ、スケジューリングしてもらった
また様々な理由で何曲が没になった
コンセプトに合わない(お宇佐さまの素い幡)
オープンチューニング+どれかの弦を半音上げというチューニングのアレンジを作ったが、チューニングを忘れた(オリエンタルダークフライト)
イントロを作って満足した(彼岸帰航)
また仮歌状態のものを色んな人に聴いてもらって客観的に確認してもらって、さらにブラッシュアップを図る。あの時はありがとうございました。
その際のコメントをいくつか反映(ポップスとラングラーのAメロの歌い方を暗くしたらどう?、など)
今振り返れば、8月と9月の客観的な意見が今回の制作ですごいありがたかった。一人で作っていると麻痺してしまうため。
Water Color Melody.さん主催の『普通のライブ』を観に行った
全サークル凄く良かったが、4人体制の鉄腕トカゲ探知機が本当に良かった。僕が考えたのか?と思うようなセトリだった。
眉毛脱毛をした
2023年10月
10月頭に謎の高熱で3・4日寝込む。辛かった。
紅楼夢の翌日くらいにボーカル音源が届く。
ほとんどミックスもマスタリングもやったことがなかったため、2週間くらい夜なべして、唸りながらStudioOneと睨めっこをしていた。凄く目つきが悪くなった。
以下が、この期間で習得したミックス・マスタリングの気付き
- ギターをバスチャンネルでまとめてコンプをかけ、そのコンプにサイドチェインでボーカルをつっこみ、歌がないところのギターのみをデカくする
- キックも↑と同じ感じで組み、ベースと調整する
- ドラムフレーズはヒューマナイズしてそれっぽくする
- ギターはエフェクトをかけずに取り込み、DAW内で調整した方が色々と取り返しがつく
入稿準備中、色々と雑すぎてまちどり先生に怒られた。すみませんでした。
そして、
👇👇👇👇👇👇👇👇👇色々あった結果、できたのがこれ!👇👇👇👇👇👇👇👇👇
👆👆👆👆👆👆👆👆ご協力いただいた皆様、本当に感謝です👆👆👆👆👆👆👆👆
2023年11月
少年ヴィヴィッドのワンマンを観に行った。
来年ここのサポートするのか〜っと思ってたけど、ワンマンライブが凄く良かったから何とかなった。imaginary dayは直前のMCからの流れもあり、ちょっと泣いちゃった。
秋季例大祭、行ったらめちゃくちゃ楽しかった。
思ったより新譜がたくさんはけてどんどん楽しくなっちゃった。
新譜制作から解放されたから生大喜利会に初めて参加した。
凄く楽しかった。
終わりに
今年も皆様のおかげでとっても楽しい1年になりました。本当にありがとうございます。
来年はもっと楽しくなるよね、ハム太郎。