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【声劇台本/2人用】ライトに照らされた頬には
内容
水族館帰りの車内には、少しこそばゆい甘い雰囲気が漂っていた。
登場人物
・いつき:女性
・海人(かいと):男性
ご使用にあたって
・ご使用の際には作者名(松風しあ)の記載をいただけるとうれしいです
・ご使用報告は任意ですが、いただいた場合は拡散等お手伝いいたします
・台本の改変はお話が大幅に変わらない程度であればご自由にどうぞ
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デート帰りの車の中。
海人が運転し、いつきが助手席でスマホを見ている。
いつき
「いつも運転してくれてありがとう!」
海人
「運転するの好きだから問題ないよ。逆にいつも音楽かけたりしてくれてありがとうね。」
いつき
「それくらい全然だよ!冬だと寒いから、車の中あったかくて助かる。」
海人
「それは確かに。」
いつき
「水族館って久々に行ったけど、楽しかったね! 真っ暗な中でライティングされてたクラゲがめちゃくちゃ綺麗で見とれちゃったよ。」
海人
「確かに、あのエリアすっごく素敵だった。いつき、たくさん写真撮ってたね。」
いつき
「だってなんかこの瞬間をおさめなきゃ!って思ったからさ。いっぱい写真撮っちゃった。」
海人
「思い出になるし、いいと思うよ。LINEで送ってくれたら嬉しいな。」
いつき
「送る!アルバム作るよー!いまやっちゃおうかな。あ、でも次の曲も選ばなきゃ。」
海人
「ゆっくりでいいよ、後でもいいし。」
いつき、窓から外を見て、自宅付近であることに気付く。
いつき
「……もう、着いちゃうね。」
海人
「そうだね、そろそろ着くよ。……あ、赤信号。」
海人、赤信号を確認し、ブレーキをかける。
いつき、海人の方を向いて呟く。
いつき
「ねぇ。」
海人
「……?」
いつき
「帰りたく、ないな。」
海人
「そんなあざとい言い方、ずるいな。」
いつき
「分かってやってる、って言ったら?」
海人
「……本気に、するよ?」
いつき
「いいよ。」
海人
「じゃあ、行先変更して、僕の家にしても、いい?」
いつき
「……うん。お願い。」
海人、いつきの返事を聞いて、無言でナビを自宅に変更する。
海人
「いつきには勝てないな。」
いつき
「えへへ、海人くんがいつも甘やかしてくれるからだよ。だいすき!」
海人
「ありがとう、僕もだいすきだよ。」
アフレコ練習用動画
声優やVtuberの方が声劇の練習をしたいときや、レコーディング前のレッスン用にご利用ください。
配信などにてご自由にお使いいただいて構いません。