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私の株式選別方法ー信越化学のPEG計算

トレーダーズWEBにて、信越化学が取り上げられていましたので、
紹介します。
以下記事より引用

拡張フェーズの到来間近、スケールメリットを評価し、ジェフリーズが新規「Buy」、目標株価24000円
ジェフリーズ証券が半導体ウエハセクターのカバレッジを開始。信越化学工業をレーティング「Buy」(目標株価24000円)、SUMCOを「Hold」(目標株価2000円)としてカバレッジを開始した。
半導体業界で現在進行中の減速は周知の事実。最終需要は昨年下期から減速しており、川上のウエハーメーカーにおいても2023年第1四半期に在庫調整の影響が顕在化し始めている。回復タイミングには疑問が残るものの、2月の台湾IC輸出に底打ち感(1月の前年比26%減に対し13%減と下げ幅縮小)が見られるなど、いい兆候も出てきている。ウエハ銘柄のバリュエーションは、依然として過去最低水準(信越化学の12ヵ月先PERは、過去10年の平均19倍に対し11倍、SUMCOは過去5年の平均15倍に対して9倍)で推移しており、投資の好機と当社では見ている。
5G、AI、IoT、モビリティなどの構造的な技術トレンドが加速する中、半導体メーカーはより多くの最新かつ最高のデバイスを生産するべく奮闘している。その結果、ウエハ需要は(2023年の減速を含めても)5年間で年率7%増加すると当社では予想する。半導体メーカーが発表する計画に基づけば、川下のファブの生産能力が年率10%で拡大する見込みであることを考えると、この前提には上振れリスクがある。重要なことは、こうした事態が既存能力およびブラウンフィールドの生産能力の両方を使い切った時に起こっているということだ。それが意味するところは明らかだ。建設中の新工場の需要をまかなうには、ウエハ供給が拡大する必要がある。そのためには、グリーンフィールドの投資拡大(当社推定で30%以上)を正当化できるような価格の実現が必要である。つまり、価格と数量の両輪からの新たな収益拡大局面が到来すると当社では考えており、時期としては、2023年下期~2024年上期から始まると見ている。
世界のシリコンウエハー市場では、信越化学工業が約29%、SUMCOが約22%のシェアを握っており、この日系2社はシリコンウエハー市場のトッププレイヤーである。参入障壁が高く、業界再編も終わろうとしていることから、こうした競争環境は今後も継続しよう。したがって、両社ともこうした構造的な機会の恩恵を受けると考えるが、当社では、より規模が大きく、マージンが高い信越化学が最大の恩恵を享受する銘柄として選好する。さらにSUMCOについては、2026年までの長期契約締結後に顕在化した新たなコストインフレに直面しているため、目先の環境はより厳しいと考える、と指摘。
信越化学工業の今2023年3月期連結営業利益を会社計画9950億円(EPS1738.8円)に対し1兆36億円(EPS1757.2円)と予想し、来2024年3月期連結営業利益を8839億円(EPS1540.7円)、2025年3月期9362億円(EPS1630.7円)と予想している。

トレーダーズWEBより

では、成長率を計算してみます。

成長率の計算

676322は、2022/3の営業利益です。936200は2025/3の予想です。
目標株価も24000円と、3/28の株価20765円より、15%上値余地があります。

PEGの計算です。ここでは、PERや信用倍率も表に入れています。(計算方法は、私の前の投稿を見ていただくか、WIKIを参照願います。)

PEGの計算

総合評価です。

総合評価

信越化学は2024/03に業績が落ち込むものの、その後は順調に回復しますね。
PEGも0.31とすばらしいです。但し、業績が上下するのはやはり嫌われますので、PERが低迷するのは、化学系の株の宿命ですね。
又、SUMCOよりポジなのも いい情報ですね。
(総合評価欄のカタリストでー1は、原油価格の影響が大きいためです。)

以下に週足チャートを載せておきます。

信越化学 週足

今回は、PEGの計算を取り上げてみました。PERとか日々変化していきますので、数値は2023/03/28時点のものです。
参考程度に留めて下さい。

以下に引用先を載せておきます。


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