こども主導のクラスがあってもいいじゃない|6月26日(金)みんなのオンライン教室レポ
「みんなのオンライン教室」運営メンバーの松井(トモさん)です。
6/26(金)は、午後枠「トモさんクラス」を担当しました。
トモさんとこども1名による「何も課されず何も求められない時間」。
「あ、お昼ごはん食べていない!」と言うので、サンドイッチを食べながら会話することに(食べながらもOK)。
トモさん:なんのサンドイッチが好きなん?
○○○:はちみつサンド、いちごジャムサンド、ブルーベリージャムサンド。ブルーベリーはおばあちゃんがつくっている。山奥で。ジャムづくりも上手。今日、届くよ。
人って、スキを伝えるときは、自然と言葉が湧いてきます。
食べ物の「スキ紹介」もよさそう。続けていこう。
○○○:今日のテーマ、何やったっけ?
トモさん:トモさんクラスはいつも変わらへんで。
○○○:そっか、テーマないんやった。今日、参加者ひとり?
トモさん:そやねん。参加者が増えると、できることも増えるんやけどな。
○○○:参加できる曜日、アンケートとってみたら?
こんな感じで、時折、こどもから提案してくれることがあります。
「お!」と思う瞬間です。
その後、その子の好きなYouTube動画を観ることに。
あつ森(あつまれどうぶつの森)の中で宝探しを企画し、そこに複数名が参加して遊ぶという実況動画。
あつ森の中でかくれんぼして遊ぶ実況動画もありました。
ゲーム内での遊び方を自分たちで企画するのが、最近のオンラインゲームの特徴のようです。
舞台がオンラインゲームというだけで、公園に集まって遊んでいるのと、基本は同じですね。
何をするか決め、小さい子やスキルが足りない子がいれば特別ルールをつくり、飽きたら別の遊びに移るか面白くなるようにルール変更。
今のこどもたちは、それをオンラインで実行しています。
遊ぶことは、もともと、とても主体的で創造的な行為。
別の子が、マイクラのことを「筋書きのないゲーム」と言っていましたが、オンラインゲームは、まさに主体性と創造性が試される場になっていますね。
おとながここに入ると、何していいか分からないかもしれません。
他に、夏休みの自由研究についても話しました。
その子は、「〜〜やってみた」系のYouTube動画をつくりたいと言っていたので、テーマを探っていたところ、ふいにスライムの話へ。
そこからは、せきを切ったように言葉が出てくる出てくる。
自分のスライムを持ってきて(これオンラインのいいところ)、スライムの知識、スライムづくり経験を楽しそうに話してくれました。
こどもたちがわたしにイキイキと話してくれるのは、やっぱり、その子主導のテーマのとき。
自分の好きなことや、興味あること、したいと思っていることを自ら話したいとき。
自分の話したいことを堂々と語り、人の話を聞くことが面白いと感じたとき、自然とそこにディスカッションできる土壌ができあがるのでは?
そんなことを考えています。
時間はかかると思いますが、じっくり見守っていきたいと思います。
その子が、スライムで「ねずこ(鬼滅の刃)」と「トモさん」の似顔絵をつくってくれたところで、今日の「トモさんクラス」は終了です。