ラグビーワールドカップ2023 現地観戦記
はじめに
こんにちは!MATSUの留学日記です。
9月に日本に一時帰国して大学を休学してラグビーに集中するためにワーホリ申請をして10月下旬にアイルランドに戻りました!
アイルランドに向かう道中、フランスのパリを経由してついに念願のラグビーワールドカップを観に行くことが出来ました!今回は人生初のW杯観戦ということで観戦レポートを書いていこうと思います!
いざパリへ
ワーホリ許可証を無事に取得しいざアイルランドへ、その前にご縁あって知り合いの方からなんとラグビーワールドカップ準決勝のチケットを譲っていただける機会があり手に入れることが出来ました。そのため今回は直接ダブリンへは向かわず、パリに3日間滞在してから行くことに決めました。
試合は準決勝第二試合10月21日土曜日現地時間21時開始、日本出発は前日の夜22時発の飛行機に乗って行きました。途中、ドーハで乗り換えでしたが遅延も特になく約24時間のフライトでパリへ着きました。
シャルル・ド・ゴール空港到着
丸一日のフライトで疲れもある中、定刻通りにパリの玄関口シャルルドゴール空港に着きました。入国審査は緊張しましたが、まさかの日本人は自動化ゲートを通ることになっていて、特に何も書類を見せることなく30秒で入国完了しました。その後、待ち時間もなくスムーズにスーツケースも受け取れました。
時間が午後2時、試合は9時に始まるため時間に余裕があるもののホステルにチェックインしたかったのですぐに中心街に行けて安く行ける電車で行こうと空港駅へ向かいました。
しかし、駅に着いたとたん事件が...
改札前に警察官が何人もいて周りの人を誘導しており、自分もすぐに外に出ろと言われ何もわからぬ言われるがまま駅の外に出されました。隣にいる人に聞くと何か事件が起こったとのことで電車は使えないと言われました。その後、たまたま偶然一緒になった日本人の旅行者と一緒に中心街行きのバスを見つけ無事に空港を後にしました。
ホステル着
途中、パリ東駅で下車してスーツケースをレンタルロッカーに預けに行きました。ホステルということもあり、個室ではないので何かあったときに盗まれるリスクがあるので安全に旅行を楽しむために借りました。
ロッカールームをあとにして4時にホステルに到着。部屋に着くとフライトの疲れがどっと体に来ました。しばらくベッドで横になってると気づいたら夜7時。試合まであと2時間、こうしちゃいられないのですぐに準備してスタジアムへ向かいました。
ついに準決勝の舞台サン・ドニへ
ホステルからスタジアムまでは電車で片道約30分、地下鉄でパリ東駅まで行った後、数分歩いて隣のパリ北駅でRERという私鉄に乗り換え。駅が大きすぎて乗り換えにとまどいましたがボランティアがスタジアムへの誘導をしていたためその後はスムーズに乗り換えられました。
電車で5分、スタッド・ドゥ・フランス駅に着きました。駅へ出ると大勢の人がスタジアムへ向かって歩いていました。
数100m歩くと、スタジアムまであと少し! しかし、突然前に歩いていた人が立ち止まり立往生なんと前では荷物検査があって大渋滞していました。
荷物検査を抜けて道路の高架下をくぐると目の前には巨大な白い建造物が…
ついに着きました!スタッド・ドゥ・フランス!
ものすごい迫力、収容人数約8万は伊達じゃない。
今まで見た中でトップクラスに大きなスタジアムでした。
入場ゲートが少し離れていたのでスタジアムの脇を回ると、多くの人だかりがあって近づくと、多くのファンがすでに試合前からパブでお酒と食事を楽しんでいました。試合前というのにすごい飲みっぷり…
それを遠巻きに見た後、ゲートをくぐり無事に入場。その後、チケットを譲っていただいた知り合いの方と合流。席のある3階へ長い階段を上ってスタジアム内へ
スタジアム内にはアサヒの売店が、ここで知り合いの方からスーパードライをいただきました。
ビールを受け取り、スタンドへ行くと驚きの光景が
すごい…
圧巻でした。YouTubeでしかみたことのなかった光景が目の前に広がっており、その姿にしばらく声が出ませんでした。グラウンドでは両チームがすでにウォーミングアップを行っており、両チームのファンも続々と集まってきていよいよ準決勝が始まる、やっと待ちに待ったW杯の試合が観れることにワクワクとドキドキが止まりませんでした。
アップが終わり、両チームがロッカールームへと引き上げた後、スタンドは8割埋まっていました。選手入場までの10分弱、選手紹介が始まりました。どちらも注目選手が出るとものすごい歓声が沸き上がりましたが、なかでも南アフリカ側の方はイングランドよりも大きかったです。
そして、ついに選手が入場。国歌斉唱では念願のイングランドと南アフリカ国歌を全力で歌うことが出来ました!
そして国歌を歌い終わるとすぐに雰囲気は一気に試合モードへ
観客のボルテージがどんどん上がり、カウントダウン開始
ついにキックオフの笛が鳴りました。
試合前半
試合開始、僕はイングランドが勝つとおもしろいなと考えイングランドを応援することにしました。
試合がはじまってすぐ、南アが反則。それをすかさずイングランドがキックで得点、幸先の良いスタートでした。その後、南アが得意のフィジカルを生かしたアタックで攻め続けるもイングランドがそれを粘り強く受け止める。
そして南アフリカの反則を見逃さずすかさずキックで得点を重ねる。前半は終始イングランドペースでの試合となりました。
ハーフタイム
試合はイングランドがリードの中、12-6で折り返し
15分ほど空いたので今のうちにトイレへ、すると…
なんだこれ!?
めちゃくちゃ並んでますやん
試しに並んでも全く進まない列、あきらめて席に戻りました。
後半
後半は南アフリカペースの試合でした。
南アフリカがそうそうにメンバーを交代したのが効いたのか後半疲れてきたイングランドはどんどんおされている状態でした。そして、後半35分南アフリカが自陣からスクラムを押し切りペナルティ成功。スコアは15-16となり逆転、その後イングランドは攻め続けましたが雨の日の試合ということもあり、ノックオン。ノーサイドの笛がなり、場内の南アファンは大盛り上がり。ものすごい試合でした。僕がこれまで観てきた試合の中で一番と言える内容でしばらく余韻と感嘆で呆然としていました。
試合後
試合後は一緒に観戦した知り合いの方と別れ、一人でスタジアム内を周りました。
一階席はピッチとの距離がかなり近く、見るときの迫力は断然ちがう感じでした。
一階席からスタジアムを出ようとすると、コンコースで歌が聞こえてきてなにやら大きな人だかりができていました。
近づくと、なんと大勢の南アファンが大声で歌を歌って大盛り上がり、せっかくだからと僕もその輪に入って一緒に南アの勝利を祝いました。
しばらくすると、警備員からスタジアムから移動してくれと注意を受け解散、時間も夜の11時。電車の終電があるので僕も帰ろうと駅に向かっていると、なんとまた大勢の南アファンたちが大声で歌っていました笑!
これはもう参加するっきゃないと思って再び僕も輪にはいることに、最後は全員で南ア国歌を歌って終わりました。
パリ観光
パリについて2日目、アイルランドへ向かう飛行機は3日目の夜でしたのでこの2日間はパリ観光をしました。
試合メインだったので、観光地への予約は特にしなかったのですがそれでも色々見ることはできました。
3日目はパブリックビューイング会場のあるラグビービレッジにも行きました。ここではオフィシャルショップが開いていたので入ってみることに、するとなんと多くのW杯グッズがところせましと並べられていて圧巻でした。
特にジャージコーナーはユニフォーム好きの自分にとってはまさに天国でした。
残念ながら全出場国はありませんでしたが、ウルグアイやナミビアなど日本のラグビーショップでは見ないようなジャージを見れて興奮しました。
その後は、パリ郊外のラ・デファンス地区へいってパリの高層ビル群を観に行きました。昔からの建物も多いフランスですが、このような近代的なビルも多くあるのはとても興味深かったです!
そしてなんと近くにTOP14の名門ラシン92のホームスタジアムUアリーナもありました。
その後、電車で空港へ向かい。無事にアイルランド行の飛行機へのってダブリンに戻りました。
2泊3日弾丸旅でしたが途中事件に巻き込まれるとか無く無事に終えられることが出来、何から何までラグビー尽くしのパリ旅行でした。
おわりに
いかがだったでしょうか?今回は待ちに待った念願の人生初ラグビーワールドカップ試合観戦。正直お金はかかりましたが貴重な経験でした。W杯は普通のテストマッチにはない魅力が詰まっており、4年後のW杯も本当に楽しみです。次は是非オーストラリアの地でアイルランド代表のベスト8突破をこの目で見たいですね。ではまた!