海外でラグビーをプレーするにはどうすればいいの?プレイヤーズクリアランスって何?
こんにちはMATSUの留学日記です!
アイルランドに来て1年以上が経ち現在大学一年生が終わり夏休みを日本で過ごしています。
ラグビーの方は日本では体験できないようなことをすることができ改めてアイルランドでラグビーをやってて良かったなと感じました。
しかし、ラグビーを海外でプレーするにはいくつかのステップが必要です。これが分からず僕は海外でラグビー仕様にも1-2ヶ月ほど公式戦に出られない日々が続きました。今回は海外でスムーズにプレーするためにもそれらについて紹介していきたいと思います。
海外でプレーするために その1
海外でラグビーをするためには
その名も「プレイヤーズクリアランスフォーム」という書類が必要です。
プレイヤーズクリアランスフォームとは?
この書類は海外でラグビーをプレーするために一度日本協会の登録を消して新たに渡航先の協会に登録できるようにするためのものです。これを提出しないと海外で公式戦に出ることは不可能です。(日本のチームに所属していて海外遠征に行って試合する場合は提出不要です。) このシステムは全ての国で採用されており、例えばニュージーランドから日本でプレーする際も同様なことが必要です。
プロセス
手順はまず渡航先のプレー予定のチームに所属する旨を伝えることから始まります。その後、クリアランスに必要事項を記入し自分がプレーしていたチームの責任者に都道府県協会宛てに送ってもらいます。書類は都道府県協会、地方協会、日本協会を通じて最終的に渡航先の協会へと渡されます。その後は、現地協会の指示に従って登録作業を進めていく形になります。
書き方
ここからは実際の用紙と照らし合わせて必要事項の記入の仕方を見てみましょう。書類は日本協会のサイトからダウンロードでき、パソコンで打ち込みが可能です。
1ページ目は基本的には1ー6まで記入してください。7と8ですが、これはプロ選手に対してなのでスキップして大丈夫です。最後に「チーム責任者の署名」とありますのでそこに日本でのチームの責任者の方に署名を書いてもらいましょう!
住所は現地の滞在先で大丈夫です。
2ページ目は「プレーヤーの署名」とすぐ下の楷書のところだけです。
提出方法は?
提出はEメールで問題ありません。
日本で所属していたチームの責任者から都道府県協会に提出してもらう形になります。
申請期間は?
期間は特になく、いつでも提出可能です。ですが、渡航先のチームの了承がないと提出できないので現地についてから記入してて大丈夫です。提出してから大体数週間から1ヶ月程で申請完了となります。
申請完了後
日本協会から現地の協会へ書類が渡ります。その後はそちらの指示に従い登録作業を進めていくことになります。僕の場合はアイルランド協会からポータルサイトへログインするようにと言われそこから自身や所属予定クラブのチーム情報などを入力して完了させていました。
ちなみにこんな感じです
その2 外国人プレーヤー登録
さて、クリアランスフォームを提出してこれで終わりではありません。私たちは現地では外国人として扱われます。そのため、もう一つ特別な書類が必要です。それは、「Overseas Player Registration and Residency Form」といいい、アイルランド協会が外国籍の選手に対し記入を義務付けている書類です。これを記入してパスポートコピーとともにクラブの事務の方にメールで送り、その後地域協会を通して最終的にアイルランド協会に認可される形になります。
その3 所属チームの登録
最後に、チームへの登録です。僕の場合はClontarf RFC
のサイトがあったのでそこで必要事項の記入と年会費を支払って登録完了です。
最後に
いかがだったでしょうか?僕はこのシステム戸惑ってしまい、最初の1ヶ月公式戦に出れませんでした。今後、コロナが終息し多くのラグビー選手が海外へ行きプレーする機会が増えると思います。今回はそんな方々へ向けて僕のようなことにならないように海外でスムーズにプレーができるためにこの記事を残しました。これからも共に頑張っていきましょう!
なお、今回は僕のプレーしているアイルランドの例を参考にしました。そのため、他の国では選手登録に関してシステムが若干違う可能性がありますのでトランスファーを行う際には日本協会だけでなく、プレー予定のチームと渡航先の協会にメールで質問することを強くお勧めします。
今後も大学生活やアイルランドのラグビーについて書いていきますのでよろしくお願いします!
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