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大阪旅行 3日目

2025年1月8日。ホテルを8時半に出発。阪急梅田駅へ。まず阪急梅田駅を堪能する。京都線、宝塚線、神戸線が集まる広いターミナルはいつ見ても美しい。

今日の狙いは神戸電鉄。まずは特急で神戸に向かう。35分で新開地に到着。ここで神戸電鉄に乗り換える。車両は神戸電鉄だけど湊川までは神戸高速鉄道。なので湊川駅で下車して、神戸電鉄のフリー切符を購入する。去年の7月13日から1月13日まで「おもてなしきっぷ」という名前で発売されていて、お値段1200円。
鈴蘭台駅から粟生線に入る。次の駅が鈴蘭台西口、その次が西鈴蘭台。別の駅名候補はなかったのだろうか。やや紛らわしい。神戸市を出て三木市に入る。三木にはかつて加古川線の厄神から伸びる第3セクターの三木鉄道もあったけれど、2008年に廃止されてしまった。
粟生線は小野を過ぎ、葉多の先で加古川を渡り、終点の粟生に到着。粟生は神戸電鉄と加古川線、北条鉄道が集結するジャンクションだけれども、予想に反して無人駅。駅に併設された陶芸センターの他には喫茶店が1軒あるのみ。小野まで引き返してお昼を食べようかと思ったけれど、トイレに行っている間に折り返しの電車が行ってしまう。次の電車は1時間後。焙煎コーヒーの喫茶店のランチメニューはベーグルセットしかない。朝がパンだったこともあり、なんとなくお米が食べたかったけど、ぜいたくは言っていられない。こちらのお店で次の電車を待たせてもらう。
しかし、日中の粟生駅は加古川線の上りと下り、神戸電鉄、北条鉄道が1時間に1回集結する絶妙なダイヤで、乗り換えの高校生が一気に集い、乗り換えてそれぞれの方向に去っていく。下車する人はほとんどいない。

粟生線を鈴蘭台まで戻り、三田を目指す。なお、正式には湊川から有馬温泉までが有馬線。有馬口から先が三田線となる。有馬温泉までは一度行ったことがあるので、有馬温泉には寄らず、そのまま三田線へ。横山駅で公園都市線に乗り換えて、ウッディタウン中央駅へ。

駅は無人駅で駅前に閉鎖されたホテルがあったりと閑散とした雰囲気だけど、時刻表を見ると平日は始発が4時52分発、終電が0時34分発と充実している。今や三田駅は大阪駅から福知山線の快速で41分のベットタウン。80年代の福知山線を知る者としては、隔世の感がある。私が子どもの頃は福知山線の鈍行と言えば、まだ客車列車で大阪駅~福知山駅は3時間以上かかっていた。本数も1時間に1本程度。福知山線はあくまで大阪から山陰方面に向かう特急「まつかぜ」や急行「丹波」のための路線だった。福知山線の活性化はJR西日本が成し遂げた功績のひとつと言えるだろう。しかし、それが故に2005年の脱線事故が起きたとも考えると、本当に複雑な思いがする。

大阪駅に戻り、お好み焼き食べてホテルに戻る。


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