地域課題解決型データ流通プラットフォームプロジェクトについて
地域課題解決型データ流通プラットフォームとは?
本プロジェクトでは、地域が抱える課題をIT基盤を用いて解決することを促すためのアプリケーション、サービス、サービスをデザイン、実装、研究することを目的としています。
抱える問題は地域特性によって異なります。そのため、地域課題を解決するためには、地域に関わる様々なステークホルダーが、「何が問題なのか(課題抽出)」、「どのように解決するのか(課題解決方法の選定)」、「解決の担い手は誰か(運用)」を明らかにし、持続可能な課題解決プロセスを設計していく必要があります。
超高齢社会が到来しつつある現在、これらのプロセスをまわしていくための人手は、十分と言えません。そのため本プロジェクトでは、IoTといった技術によってリアルタイム性の高いデータを収集、蓄積、解析、利活用することで、人の代わりにデータを集め、情報として再配布することで、課題解決のサポートをデータ流通プラットフォームにて行うことを、目的としています。
おたりスマートソンプロジェクト 2019
このプラットフォームデザインには、2019年度に研究室で取り組んだ「おたりスマートソンプロジェクト」が基礎となっています。
本プロジェクトは2019年度卒業生河西さん、西垣さんが参加した、京セラコミュニケーションステム株式会社(KCCS)主催の「Sigfoxで生活を楽しくするIoTアイデアコンテスト」におけるプロトタイプ部門における「格安スマート水田でIoT導入を手軽に実現」の受賞から生まれた、学生始動型プロジェクトです。このアイデアおよびプロトタイプは、兼業農家の方々が抱える水田の水管理を省力化することを目的とした、格安水田水位計測デバイスと、その見える化アプリケーションで構成されているものです。
本noteでは、このプロジェクトの2019年の活動について時系列ごとに紹介していく予定です。
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本プロジェクトのきっかけになった「おたりスマートソンプロジェクト2019」をまとめたマガジンです。お読みいただければ嬉しく思います。
研究に関わる全てのご協力者さま方、何より研究に取り組んでいる学生、研究者の方々に♡をいただければ嬉しいです。