💁♂️ 学生が語る知的情報空間研究室 | 修士学生①
修士2年 Y・Tさん 💁♂️
📕 進学の決め手
私は学問分野と就職先を考慮し、東京電機大学の情報システム工学科を選びました。入学前は機械科と情報科のどちらに進学するのかを悩んでいましたが、電大のオープンキャンパスでの学科説明会に参加し、AIやIoTがこれからの社会にどのような影響を与えるかについての講演を聞いたことで、情報科への入学を決意しました。その講演後、各研究室で行われているセキュリティ、インターネット通信、AIなどの情報分野における多様な研究内容に魅力を感じ、入学後も自分の興味のある専門分野を選択できると思い、進学の決め手となりました。また、パンフレットに記載されている就職実績や、研究室に配属されている方々の就職先といった情報を聞くことで、さらに大学に入りたい意思が固まりました。
📕 研修室選びの決め手
私はIoTセンサーを活用して健康に関する研究を行いたいと考えていました。これは、私自身が皮膚病に悩まされ、生活の質が低下していたためです。
研究室紹介の際に、熱中症予防のために使用されているALPSセンサーというデバイスが紹介されました。私はこのデバイスを活用し、日射量といった肌の状態に影響するデータをうまく活用できるのではないかと思い、松井研究室に興味を持ちました。また、私は社会に役立つシステムを開発できる人材になりたいという思いもありました。しかし、これまで学んだ知識を実際に活用した経験が少なく、システム開発に対する不安がありました。このことから、技術力が高い先輩方や事前に取り組むべきことについて松井先生に相談し、成長のための環境が整っていると感じたことが、松井研究室の知的情報空間研究室を選ぶ決め手となりました。
📕 配属後の変化
配属前後で大きく感じるのは、技術力の向上や実践の回数増加です。配属前はプログラムを記述することがやっとでしたが、配属後はプログラムだけでなく、システムの設計や開発までできるように成長しました。
配属後の研究では、健康の根本的な部分に触れたいと考えました。これは、日射量といった間接的なデータだけでは十分な解決策にならないと感じたからです。そのため、人の身体データを収集できる消費者向けのウェアラブルデバイスを活用し、人の健康増進を目指す取り組みを始めました。
📕 研究紹介
現在、日本では運動不足や食生活の乱れといった生活の質の低下により、生活習慣病が増加していることが課題となっています。そのため、ユーザーが抱える健康課題に対して個別化された情報提供を行い、ユーザーが健康課題を解決するための行動を変容させたいと考えています。この実現のために、消費者向けのウェアラブルデバイスやモバイル端末といったデジタル技術を導入し、取得されるデータを基に個々の健康増進と維持に寄与する枠組みを設計、開発しています。そして、生成された情報をユーザーに提示し、フィードバックを得ながら改善を重ねています。
📕 将来像
私は、日々考え、成長できる人材になりたいと考えています。そのなかで、多くの方が健康的な生活を送れる社会を目指しています。
生活の質を向上させることで、生産性の向上やストレスの解消につながります。そのため、研究で得た健康増進の知識や技術を基に、より住みやすい日本社会の実現に貢献したいと考えています。また、相手の考えを尊重しつつ、主体的に業務を遂行し、自身が開発したシステムの稼働にやりがいを感じながら成長していきたいです。