ARRI Look Libraryの適用方法 〜BaselightのLookオペレータを Resolveで行うには〜
BaselightのLookオペレータ画面
LookオペレータはLookのグループから希望のルックをその名称で選択することができる。
このときのColour Space Journeyを見ると、
すなわち、Input Colour SpaceはARRI: LogC4 / ARI Wide Gamut 4であり、同じカラースペースの中でグレーディングを行い、ARRI REVEAL DRTによりRec.1886: 2.4 Gamma / Rec.709に変換している。
この方法は、
ARRI Tech Talk: https://youtu.be/8o1C3diAmnU?si=WeKje1VA56_hGmwF&t=562
で説明されている
とまったく同じである。
このLog-to-Log Gradingを実現するためのResolveでのColour Managementの方法は、同様に上記ARRI Tek Talkで説明されている。
まず、BaselightのDRTに相当するものとして、Color Managementの中のLookup Tablesの設定で、
Output lookup tableにARRI_LogC4-to-Gamma24_Rec709-D65_v1-65を選択する。
このLookup TableはARRI LogC4_v1_LUT_Packageに含まれ、
https://www.arri.com/resource/blob/280728/7933fd1ce4de9165b906936661ab54eb/arri-logc4-lut-package-data.zip
よりダウンロードできる。
次に実際のColor Space & Transformsの設定であるが、次の画面に示すように
Color science: DaVinci YRGB
Timeline color space: ARRI LogC4
Output color space: Rec.709 Gamma 2.4
とする。
これで設定は終了である。Saveして、Colorページに戻る。
ARRI Look Libraryのファイル(Log-to-LogのLUT群)は
https://www.arri.com/resource/blob/283980/59bac3484aa9aaefb9c4c39dfee9fcf3/arri-look-library-logc4-log-to-log-3d-luts-data.zip
よりダウンロードできる。
素材がALEXA 35の素材の場合、このままで、ARRI Look LibraryのLUTを適用すれば、カメラ内と同じルックが適用される。
素材が他のカメラのRAW素材の場合、
このようにカラースペースを指定しないとARRI LogC4としてデコードされるようだ。
また、RAWではない場合、Color Space Transformをノードに適用して、
この場合HLGであるが、HLGからARRI LogC4に変換する必要がある。このノードにARRI Look LibraryのLUTを適用することで目的を果たすことができる。
ARRI LogC3用のARRI Look Libraryを使用する場合、ARRI Look Library LogC3 (3D-LUTs)は
https://www.arri.com/resource/blob/283984/763aadc4a2be5c301529704b1357513c/arri-look-library-logc3-log-to-log-3d-luts-data.zip
こちらからダウンロードできる。