子どもたちと音楽
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キッズバイオリンアンサンブルの初めての自主企画での演奏会を終えて
終わった、やりきったの充実感と
一抹の寂しさ
27年振りの聴衆の前での指揮
ただ自分を信じて、できる全部を出し切る
こんなに覚悟決めた事、今まであったか?
小さい頃に夢見た「指揮者にもなりたい」
って欲張りだよな、バイオリン始めたのだって遅いのに今頃遅いよねって蓋してた
仕事を始めて音楽活動もほぼなく
でもキッズバイオリンアンサンブルの参加するステージに
アンサンブルを教えてる同級生が呼んでくれて
毎年演奏で参加させてもらえて
昔の仲間にも会えて
15年も燻ってた音楽が少しずつ息を吹き返して
そのおかげで活動の幅が広がって
気がつけばまた音楽に夢中になってて
そしたら「今回は指揮者やってほしい」って
昔の夢が向こうからやってきた
ひとつ自分の中で違ったのは、もはや憧れだけでの指揮ではなくなっていたこと
ただただ、やるからには共に演奏する仲間たちと音楽づくりをしたい
だから話をもらってたじろいだ
「オレさん、できんの?」
って頭の中の声がしたけど
やっぱりやってみたい
やってみると決めた
27年もすぎて、もはや学んだ指揮テクニックなんてものはすっかり忘れてて
練習では皆んなをまとめようって力むほど
音楽が鳴らなくなって
どうアプローチするか迷うほど
音楽が迷子になる
まるで自分を写す鏡みたいだった
でも本番までの間に自分の音楽と向き合っていけば行くほど、少しずつ皆んなとひとつになれる感覚を見つけることができて
力みが抜けて音楽が鳴り出した
幸せすぎて震えてた
もちろんテクニックがなさすぎて伝わらないこともある
でもそれでいい
それが今の最高だから
力むのやめた
楽しもう
残り少ない時間も全力で取り組んで
あとは思い切り楽しもう
ステージで履く真っ白なシューズ(衣装はTシャツにジーンズなので)に、皆んなの「私のお気に入り」の絵や言葉、好きなもの描いてもらおうと思ったのはそんな時で
皆んなの好きなものを一つに集めたシューズ
音楽で皆んなとやりたいことを靴でもやってみた
ひとつひとつの個性が創るものがひとつになること
アンサンブルしたかった
未熟なタクトだけに伝えきれなかった想いもある
でも今はほんとそれでいい
プログラムの最後に
サポートメンバーの演奏に合わせて
みずからの声で歌った子供たち
なんて楽しそうで伸びやかで
皆んな一番いい顔してた
翼を広げて飛びたがってた子供たちの音楽が
会場を飛び回ってた
誰も「強弱つけて歌いなさい」なんて
言ってない
子供たち自らが感じ取ったものを
声にのせていた
最高!
これだよ!
僕はきっと
この今を感じるように
ここに呼んでもらえたんだな
君たちはきっと
産まれた時から翼は持ってる
飛びかたがわかれば
自由に飛べる
飛びたいって望むなら
飛びかたは教えてあげようと思う
きっと「悲しみのない自由なそら」へ
飛んで行けるようになる
もっともっと子供たちにものびのびと
音楽を楽しんでもらえるように
まだまだ出来ることがある
これからの未来を生きるみんなに
本当の意味で「音」を「楽」しんで欲しい
気づきと学びと喜びと
愛しさと切なさと心強さと🙂
そんな想いを抱きつつ
今回かかわってくださった全ての方々に
心より感謝申し上げます
お疲れ様でした!
ありがとうございました!
#祐介の備忘録
#キッズバイオリンアンサンブル
#子供だからって手は抜かない
#子供にこそ本物を
#まずは自分を満たせ
#ってなげーよ
#ポエムかよ
#でもそれもいい
#これが僕の愉快なヒューマンライフ