アップルの発表、なかなかのインパクトでした
昨日、アップルが、アップル・インテリジェンス(Apple Intelligence)を発表しました。これにより、アップル製品にAIが組み込まれます。
僕はこれ、AIの普及にとって、キラーアプリ的な役割を果たすと思うんですね。なぜなら、アップルが実装したAIの統合があまりにもシームレス過ぎだからです。
というわけで、僕はこのアップル・インテリジェンスが、かつてiPhoneがもたらしたのと同レベルのインパクトをもたらすと思うんですね。
iPhoneの前にもスマホ的な機能を持ち合わせた電話は多数存在しました。NTTのiモード然り、カナダ発のブラックベリー然りです。
これらのケータイはiPhoneと同様、Webブラウジングやメール、カメラ、おサイフケータイなどの機能を実装していました。でも、さまざまな機能のインテグレーションの仕方が、今一歩だったんですよね。何をやるにも深い階層メニューを掘り下げる必要があったし、画面は小さいし、キーボードは押しにくいしで、あと一歩何かが足りなかったのです。
iPhoneがもたらしたのは、さまざまな機能をより直感的に使えるようにするシームレスなインテグレーションだったんですね。そしてこれにより、iPhoneはすべての電話を駆逐し、新しいビジネス・プラットフォームをサードパティーに与えることで、全てを塗り替えてしまいました。
今回のアップル・インテリジェンスは、それに近いインパクトを感じさせる完成度です。なんと言うか、「さすがアップル」としか言いようがありません。
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