ネットとリアルの近未来
つい10年くらいまでは、「ネット」と「リアル」の結びつきってそれほど強いものではありませんでした。しかし、東日本大震災を境に、この流れが大きく変わったのです。あの時に最も情報の伝達が速く、今その瞬間にどこで何が起きているかをリアルタイムで伝えてくれたのが、その後爆発的な普及を遂げたTwitterでした。
あの大震災からもう9年が経ちます。そしてその間に、ネットとリアルを結びつけるサービスが次々と立ち上がりました。例えばInstagramは今年でちょうど10年ですし、スマホのイヤホンを挿す穴にクレジットカードの読み取り機を挿すことでクレジットカードによる決済を手軽にしたスクエアが普及したのも2010年のことです。アメリカではこれ以降、コンサート会場やその辺の喫茶店などでも、普通にクレジットカードが使えるようになりました。なお、こちらは2019年4月に書いたアメリカのキャッシュレス事情についての記事です。無料記事ですので是非どうぞ。こうして考えてみると、やっぱりスマホのインパクトって絶対だったな、と思います。
その後もネットとリアルの融合はどんどん進みました。ウーバーのようなライドシェアサービス登場してスマホ一つで移動できるようになったり、はたまたAirbrbが登場し、スマホ一つで宿泊場所が確保できるようになったのです。そして最近では、日本でもウーバーイーツがすっかり定着しました。これもまた、スマホを介在したネットとリアルの融合です。地図から時刻表からスケジュール管理に至るまで、ネットと結びついていないものが最早ないくらいです。
LINEの普及なども、考えてみたら凄まじいものがあります。僕は日本に住んでいませんが、日本人の友達や親族とのやりとりは全てLINEで完結しています。LINE 以前はいったいどうやって話をしていたのか思い出せないくらいです。
そんなタイミングで起きたのが今回のコロナ危機です。これをきっかけに、おそらくネットとリアルは、今までとか違ったレベルでの融合を果たし、分けて考えるのが完全に不可能な関係になるでしょう。そんなわけで今日は、近未来のネットとリアルの融合について考えてみたいと思います。
※この文章は単品で100円ですが、1000円でこのマガジンを購入すると、1ヶ月20本くらい読めるので1本50円です。このマガジンでは教育のこと、テクノロジーのこと、あるいは経営に関するなどなど、僕がシリコンバレー、フィリピン、日本の3拠点でビジネスをする中で得た気づきを書き綴っています。
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