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リベラル化は、なぜ世界中で進み続けるのだろうか?

僕が初めてアメリカに住み始めた1982年当時、アメリカはかなり保守的な土地でした。LGBTQなんて言葉もありませんでしたし、もしもゲイをカミングアウトしたら、偏見に晒されるのは間違いなしでした。有色人種への差別や偏見もまだ色濃く残っており、僕自身、何度も体験しました。

しかし、僕が家族を連れてアメリカに移住した2002年には、人種差別はずいぶん薄らいでいました。さらに大きな変化を感じたのは、2009年のオバマ大統領の勝利と、同じ年に始まったGleeというテレビドラマです。これ、メインキャストにゲイやバイセクシャルの人やアジア人がいたり、はたまた車椅子の身体障害者がいたりと、すごくリベラルな方向に振ったキャストだったのです。そしてこのドラマは一大センセーションを巻き起こしました。

しかしここ4〜5年は世界各地で保守寄りの強権的なリーダーが選出され、世界のリベラル化に歯止めがかかりそうな勢いです。世界のリベラル化は、今後どのような方向に向かうのでしょうか?

※このマガジンでは、読者の皆さまの役に立つ視点の提供を心掛け、シリコンバレー、フィリピン、日本の3拠点でビジネスをする中で得た気づきを書き綴っています。この文章は単品で300円ですが、月1000円で定期購読すると、1ヶ月20本くらい読めます。なぜ2000年以降に急速なリベラル化が進んだのか?

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