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幸福とは「現実 ー 期待値」です

※この記事は有料マガジンの土日版です。というわけで本日は無料です。

僕は日本、アメリカ、フィリピンお3カ国を頻繁に行ったり来たりして暮らしていますが、なぜか日本は不幸に感じている人の割合がとっても高いように感じられます。

そして残念なことに、データはそれをハッキリと裏付けています。下は表この3つの国の自殺率は比べたものですが、日本はぶっちぎりで1位です。

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興味深いのは、圧倒的に貧しいフィリピンの自殺率がダントツで低いことです。

これは一体どうしてなのでしょうか?

人間をどんな時に幸せに感じ、どんな時に不幸を感じるのでしょうか?

どうすれば幸せに感じる時間を増やすことができるのでしょうか?
ちょっと考えてみました。

幸福度をどう測るか?

まず、幸福度というのはどうやって決まるかを考えてみました。僕が考えた幸福度の算出方法はとてもシンプルで、

幸福度 = 現実 ー 期待値

です。

例をあげましょう。

例えば現実の年収が300万円なのに、自分は1000万円の価値があると信じていたとします。

すると 300万円-1000万円で、幸福度は -700万円とマイナスになってしまいます。仮に年収が倍の600万円になっても、幸福度はまだ -400万円です。ところが期待値が300万円ならば、そもそも最初から不幸ではありませんし、500万円稼げたらかなりハッピーに感じられます。

つまり、幸せに感じるには、「現実>期待値」になる時間をなるべく増やしていけばいけばいいのです。

よく「幸せは心の問題だから、期待値を下げておけばそれで大丈夫」などと言う人もいますが、それほど簡単ではありません。年収の期待値を100万円に抑えておけば110万円稼ぐだけで幸福度は+10万円と思うかも知れませんが、実際問題、年収110万円では生活ができません。ですから、現実の値をあげる努力もやっぱり必要なのです。

また、時には「損切り」、つまり諦めも必要です。それでは一体どうすればこの期待値を平らに保ちつつ、現実の値を上げていけるのでしょうか考えてみましょう。

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1. 色々な世界を知る

まずとても有効なのは視野を広げることです。世の中には色々な人が住んでいて、どこにいてもそれなりに幸せに生きている人がいると知るだけでも、気持ちの持ちようが随分変わります。

僕自身、フィリピンでビジネスをやるようになってからかなり感覚が変わりました。フィリピンではたくさんの人が貧困に喘いており、ストリートチルドレンも少なくありません。しかしその一方で、月4〜5万円の収入で親や兄弟まで養っている若者が案外幸せそうに暮らしていたりするのです。

こんな状況を日常的に目にすれば、どうしたって基準値が変わらざるを得なくなります。

別にフィリピンだけに限りませんが、色々な土地に行ってみることで、自分が案外幸せな状態で暮らしていることに気がつくこともありますし、具体的にすぐに現実をよくする方法を思いつくこともあります。

例えば、僕がかつてまだ日本に住んでいた頃、出張のついでにアメリカ人の友達のうちに遊びに行ったことがあります。彼は会社から10分足らずのところに暮らしていて、朝食も夕飯も毎日必ず家族揃って食べていたんですね。これはなかな衝撃でした。日本では同僚がみんな満員電車に1時間くらい揺られて通勤していたので、それがすっかり当たり前になっていて、15分以内のところに住むなんて現実のオプションとして考えたことさえなかったです。すぐさま引っ越して通勤時間を大幅に短縮しましたが、現実をよくするヒントというのも、案外思いがけないところに転がっています。そして、それは日常にあまりにもドップリとハマっていると、なかなか気が付けないものなのです。

2. ソーシャルメディアはほどほどに

インターネット以前は、他人と自分を比較すると言っても、現実に比較できる範囲は極めて限られていました。ですからちょっと運動神経が良かったり可愛かったりすれば、クラスでモテモテでしたし、自尊心も高く保ちやすかったのです。

ところが今や、1万人に1人くらいの美人とか、Youtubeで年収3億円の稼いでる人の情報などが、どんどんソーシャルメディアで流れてきます。すると、どうしても自分と比較してしまい、現実に満足できなくなってしまうのです。

しかも、インスタもフェイスブックも一番幸せそうに写っている写真とか、加工しまくった写真しか載っていません。また、わざわざ失敗談を書く人もいませんから、基本的にハッピーなストーリーしか流れてこないのです。そんなのと自分の現実を比べても仕方がありません。

というわけで、ソーシャルメディア程々にしておくのが正解です。僕はあれ、情報発信のツールと考えて割り切って使っています。インスタはやっていません。そんなにたくさん情報を入れても意味ないからです。

3. 身の丈を知る

身の丈を知る、というのも大事な体験ではないかと思います。僕は40代の半ばまでキックボクシングをやってたんですが、顔面を思い切り殴られた日などはどうにも胸糞悪くてうまく寝付けなかったものです。

でも、おかげで身の程を知ることできました。自分が凡庸な人間であることを知っておけば、余計な勘違いをする余地がありません。別に格闘技じゃなくてもいいのですが、身の丈を思い知らされるような体験を定期的にするのは、とってもいいことじゃないかと思います。

4. 失敗に慣れる

失敗に慣れるの、とても大事です。普段から失敗を極端に避けていると現実が見えなくなりますし、いざ失敗した時にダメージからなかなか立ち直れず、不幸感が高くなります。また、「失敗」ほどいい先生はないんです。結局は失敗を繰り返す人が一番学びが多く、結果的に「現実」の実力を上げられるのです。

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5. 自分を磨く

自分の「現実」の値を上げようと思ったら、勉強が何より一番効果的です。自分の専門以外でレベレージ効果が高いのは、英語、IT、金融知識の3つです。時間を突っ込めば必ず身につく上、一生役に立ちます。僕の周囲を見回しても、「英語 x IT」か、「英語 x 金融」で稼いでいる人たちは、軒並み20代のうちから1000万円以上稼いでいます。

以上、「幸せに感じる瞬間を増やす5つの方法」でした。

そうそう、英語を磨きたい方はBrighture English Academy までどうぞ。オンラインクラスも開設しています。利用者の中には、ガシガシ稼いでいるもたくさんいます。

それでは良い週末をお過ごしください!


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