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差別がない社会の行き先は、かなり残酷なデストピアです

無能な上司って、各種メディアやTwitterでしばしばこき下ろされています。

この気持ち、わからなくもありません。僕もまだ20代だった頃、なんでこんな奴がマネージャーなれたのかと、よく憤慨したものです。

世の中は能力主義にシフトし続けている

ただそうは言いつつも、僕が社会人になった頃に比べると、能力主義がずいぶん浸透しました。肌の色や性別や年齢などといった、能力とはなんの関係もない属性で差別されることも減りましたし、年功序列もかなり崩壊しました。また、より良い待遇やチャンスを求めての転職も、一般化しました。一方、無能な人はすぐにネットに晒しあげされるご時世です。正義が勝つ正しい社会。そう言っても良さそうです。

ところで自分は本当に有能なのか?

年功や性別なんかではなく、「能力だけ」で評価される社会。確かになんか良さげですよね。

ただ、問題が一つあります。それは、「自分は自分が思うほど優秀なのか?」です。

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